「鳥獣人物戯画」とブリューゲル
ブリューゲルが描いた「農民の婚宴」と
「農民の踊り」は国宝「鳥獣人物戯画」
から構図を採る。画中に日本とNIHON
の絵文字が描かれる。両画を比較考察。
オランダの画家ブリューゲルが1568
年に描いた「農民の婚宴」と「農民の踊
り」は彼を代表する作品であり素朴な農
民の暮らしを描いた画である。同期に描
かれた此の二作は人物を前面に大きく描
き対をなす作品であると考えられる。
「鳥獣人物戯画」は平安時代後期に描か
れた四巻からなる国宝絵巻物であり京都
の高山寺が所蔵する。擬人化された猿や
兎等が滑稽に描かれた絵巻物である。
先にブリューゲル筆「農民の婚宴」と絵
巻物「鳥獣人物戯画」を比較考察。後半
に「農民の踊り」と絵巻物「鳥獣人物戯
画」を比較考察して行く。