ただ、課題も浮き彫りになりました。
立派な建物と低年齢児の受入れで注目を集めたこばと幼稚園、
こばと夢ナーサリーですが、こばと幼稚園に所属する
職員の子どもを受入れることができなかったのです。

そこで、企業主導型保育施設の創設に挑戦することにしました。
これが実現すれば、椎名夢学園に所属するすべての保育需要に応えることが可能です。
結婚しても働きやすい、出産しても働きやすい、子育てしながらでも働きやすい職場！
へのチャレンジが私たちの第一のチャレンジだったのです。

“サスティナブル（持続可能）”は、
人口が減少していく日本社会の働き方支えるための大きな課題です。
椎名夢学園では、取り急ぎ今年から園庭の緑化を進めています。

庭の緑化は自然を手入れする事で、自然とともに生きていくことを意味します。
植物の声なき声に耳を傾け、栄養が欲しいのか、はたまた、水が欲しいのか？
常に“対話”をすることで、
植物の欲するところを理解しようとするところから始めます。

そして、将来的には園の周辺にある休耕農作地を使って
野菜や果物を育てたいと考えています。
子どもたちに食物を育てることの難しさを感じてもらうこと、
食べものをいただくことのありがたさを実感してもらうこと、
こんなに素晴らしい“食育”はないと思っています。

先生方も食品自給率の低い日本で仮に食糧難が起こったとしても
自分たちで賄う知恵と技術を身に着けてもらえたらいいな（笑）と思っています。