トリマーさんの
お仕事を見てみよう

絆プロジェクト
夏休みキッズ企画

トリマーさんってどんなお仕事?

わんちゃん、ねこちゃんにさわれて、楽しそう!

子ども達にとってはトリミングサロンでのお仕事はどんなイメージでしょうか。
トリミングのお仕事を一緒にのぞいてみましょう!!

トリマーのお仕事とは、犬や猫の美容師さんです。
毛をきれいにするだけでなく、爪をきったり、耳のそうじをしたりして、
動物が健康に過ごすためのお手伝いをします。


トリミングでやっていることを知ろう


爪きり

専用の爪きりと、爪やすりを使用します。

犬や猫の爪の形は人間とは違って、丸く細長い形をしています。
中には血管が通っているので、血管の手前までを切ります。

爪を切った後は、爪やすりをしっかりかけて、とがった爪を丸くすることで、飼い主さんとふれ合った時に爪で引っかかれても痛くないようにします。

足うらカット

わんちゃんは肉球の間から毛が生えてきます。
毛が伸びたままだと、肉球をおおってしまい、フローリングなどですべりやすくなってしまいます。
すべりやすいと、足や腰に負担がかかったり、思わぬケガの原因になるので、毛をバリカンで短くカットしてあげます。

耳そうじ

お耳の表面の汚れをぬぐいます。
におい、耳の中の赤み、汚れの多さをチェックします。

肛門腺しぼり

犬や猫にはお尻に、肛門腺という、臭い袋があります。
分泌物が貯まるので、トリミングの時に定期的に絞ってあげます。

シャンプー

動物専用のシャンプー剤を使用します。
充分にお湯で全身をぬらし、しっかり泡立ててシャンプーをしていきます。
1回目に軽めに洗い、2回目にしっかり洗う2度洗いをすると、皮脂汚れを取り除くことができます。

シャンプー後の流しは、シャンプー剤が残らないように充分にお湯で流していきます。


ブロー

シャンプーが終わったら、タオルで水気をしっかり取ります。
ドライヤーで乾かしていきます。熱すぎないように、温度に気をつけます。
専用のブラシを使って、毛のもつれを取りながら、毛が1本1本パラパラになるまで、伸ばしながら乾かしていきます。

湿ったままにしておくと、皮膚病の原因になったり、毛玉の原因になったりします。

カット

毛が伸び続ける犬種(トリミング犬種)と、一定の長さになると止まる犬種(グルーミング犬種)があります。

その子にとってどんなカットにすると可愛らしく、生活がしやすいように、考えてカットしていきます。

歯みがき

わんちゃんだって歯みがきが大切です。
食べ物の汚れをそのままにしておくと、歯石がついていきます。



トリマーのやりがい

飼い主さんに喜んでもらえる
ペットがきれいになって帰っていくと、飼い主さんが喜んでくれます。笑顔でありがとうと言ってもらえると、とても嬉しい気持ちになります。
動物がトリミングに
慣れてくれる
トリミングが苦手だった子が、だんだん慣れてきて心を開いてくれるようなるとうれしいです。
思い通りのカットができるようになる
頭数をこなしていくと、カットが上手になっていきます。どんなカットにしたら、この子に似合うかなと考えて、仕上げていきます。
思い通りのカットができるようになる
頭数をこなしていくと、カットが上手になっていきます。どんなカットにしたら、この子に似合うかなと考えて、仕上げていきます。

お子さまの質問コーナー


あやっぺちゃん(8歳)

どうしてトリマーになろうと思ったのですか?
子どものころから動物が大好きでした。中学生の時に我が家にゴールデンレトリバーがやってきて、その子のしつけや訓練、シャンプーをしたり、一緒に過ごした時間がきっかけで、動物と関わるお仕事がしたいと思いました。
(トリマー円谷)

まさゆきくん(5歳)

なんで猫の毛を切るんですか?
ねこちゃんの毛は必ず切ったほうがいいというわけではありません。
中には、毛の長い種類の子で毛玉になってしまった子や、
自分で毛づくろいをしているうちに毛を飲み込んでしまい、おなかの中に毛が溜まってしまう病気になりやすい子は、毛を短くしてあげたほうがよい場合もあります。
なんでワンちゃんはシャンプーをするんですか?
お散歩に行ったら汚れをつけて帰ってきます。
わんちゃん体は毛に覆われているので、体の表面が汚れてくると人間より取れにくいです。
汚れたままにしておくと、皮膚がかゆくなったり、皮膚の病気になることがあります。
皮膚を健康に保つためには、3週間~1か月に1回のペースでシャンプーをしてあげると良いです。
また、一緒に暮らすご家族も、わんちゃんがきれいでいい匂いがすると、良い気持ちになりますね!
なんで爪を切るんですか?
動物の爪は、走る時に地面を蹴る役割や、獲物を捕る時に引っ掛ける役割があります。
野生の動物は地面にこすれて自然と削れていきますが、家庭で飼われている動物はお散歩だけでは削られず、伸びていきます。伸びすぎると、歩きづらくなったり、折れてケガをする危険があるので、定期的に切ってあげる必要があります。

まさゆきくん、たくさん質問ありがとう(#^.^#)

すみれちゃん(5歳)

トリマーのお仕事で大変なことはどんなことですか?
言葉が通じないワンちゃんや猫ちゃんが相手なので、動いてしまったら危ない時など、声を掛けても動いてしまったりすることがあります。この子とお話ができたらいいのになあと思うことはよくあります。

言葉は通じないけど、動物はとても頭が良くて、人間の表情や動きを読み取って、言うことも聞いてくれますし、今どうしなければならないということもちゃんとわかっていますよ。

お子さまからの質問ありがとうございました。

日々、多くの動物と触れ合い、ご家族様と接することができ、笑顔の絶えない楽しいお仕事をさせてもらっています。

幼少期の初めてのトリミングから、高齢になって体調を気遣ったトリミングまで、それぞれのご家庭によってさまざまです。

皆さまの大切な家族の一員が健康で美しく長生きしてもらうことのお手伝いができればと思っております。



日本動物医療センター
ウェルネスサロンcocoeスタッフ一同

日本動物医療センター
住所 〒151-0071
         東京都渋谷区本町6-22-3
 
電話番号 03-3378-3366

https://jamc.co.jp/