空気嚥下症、呑気症について
空気嚥下症とは、あまり耳にしない症状であると思いますが最近増えてきております。
主に食事の時に空気を過剰に吸い込むタイプの方になります。通常はげっぷをだして処理していくものの、それが日常的に習慣になってしまい追いつかず、腹部膨満、気持ち悪さになり、ひどくなれば頭痛や不眠まで出る方もいます。
また、さらに習慣化が進めば食事をしていない時でも空気を吸い込む癖ができる方もいます。その空気が胃腸にたまることが呑気症、空気嚥下症の原因ともなっています。
過呼吸の方と同じイメージで、緊張や不安などで吸い込む癖がつくのでしょう。気持ちが焦ってしまい吐くよりも吸うということが
その方のストレス解消にもなっています。
まずはストレス対策、自律神経バランスなどを意識した
生活習慣を作っていきたいところです。
またストレス以外で考えられるのが、早食いの方であったり口呼吸や食べ物が乱れている方、朝を食べない方やコーラなど炭酸をよく飲む方などです。夜中の食いしばりやいびきをかく方もなりやすいです。
また、学生さんがこの症状になると厄介なのが、げっぷや放屁をすることで症状が楽になってくるのにそれを強く我慢することでさらに症状が強くなることです。最終的には不登校になる子もいました。
ですのでこの症状は悩み深いものになります。
特に若い子であればさらに悩みは深くなります。
ですが、多くの場合はストレス解消、食事の習慣、
低血糖対策や、食いしばり緩和の方法など
実践していくことによりよくなってきています。
それに伴う鍼灸治療の方法などは下記にて書いていきます。
呑気症(空気嚥下症)による症状のほとんどはこれといった
はっきりしているものではありませんが1つの特徴としては
げっぷが頻繁にでるというものです。抑えようとしても出てしまいます。
げっぷは見た目的にも下品に思われることが多く特に女性の方が
この症状に悩んでいる方が多い印象です。薬を常用している方が多くて
飲んでいるからと言って抑え込めてる感じはしないですが
効いていなくても何かをしなければいけない感じになり飲んでいる方が多いです。
不安性強迫性障害のようにメンタルの症状も一緒にでることが多くて
胃腸系だけでなくメンタルの薬も常用している方が多いです。
常にお腹が張っている、膨れている感じがする(膨満感)、
ガスがたまっていておならがでれば楽になるなども一緒にあります。
呑気症(どんきしょう)は気にしない方が多いだけで、多くの方が
症状の強い弱いはありますが持っている症状です。
最近ではかみあわせや食いしばりなども関係しているのではといわれてますが、
確かに食いしばっている方は多く感じます。
交感神経過緊張を緩める治療や首肩こりや顎まわりのこりをとっておくこと、
そしてもちろん食道から胃の周りの穴を緩めていくことになります。
どこに行ってもよくならなかった胃の不調、とくに頻繁にげっぷが出て
困っている方で、少しでもげっぷが減るようになりたいと思われていますなら
ぜひ院長指名にて一度鍼灸治療を受けてみられることをおすすめしています。