琉 球 紅 型 の
魅 力 と は






昭和28年 中学3年の時、担任先生より


「 この戦争で沖縄が大切にしてきた紅型や織物、陶器、漆器の伝統工芸がすべて焼き尽くされた。

生き残ったもので力を合わせて復興させようと思う。

郷土の工芸のために一生の仕事として尽くす気のある者はいないか。


地味な仕事で、これから復興させるのだから一人前になるには10年以上はかかる。


しかし、将来性のある仕事だ。」



と問われ
紅型師になる事を決意した。


本土への復帰後

問屋からの注文が増えると

問屋の意向を無視できなくなり

自身の制作上のデザイン面などで

沖縄の精神が
本土の精神に浸透されてしまう事を恐れた。



紅型師としての意思を

はっきりと

作品上に

表現し続けたい

一生の仕事として
やり抜くのなら


貧しくとも

自分の道

自分の意思を
大切にしよう

と心に誓った


1.スケッチの重要性

沖縄の古典紅型は

本土の友禅の模様を模倣したのがたくさんある。

その模倣した模様でも 最初は、だれかが作らないとできてこない。 

だれかスケッチした人がいた。 

創作紅型を作るには
沖縄の自然をスケッチしないといけないと思った。


2.型彫りについて

紅型は、突き彫りが基本です。


引き彫りでもよろしいのですが
私は、突き彫りの方が自分の気持ちが入ります。

突き彫りと引き彫りの違いは
作品が完成した時に、はっきりと現れます。

突き彫りは
コ ツ コ ツ と
点と点のつみ重ねが線になるように彫り進むので
彫り上がった型紙をじっと見ると
なんだか温かみを感じます。


3.色づくりについて

天 然 の 顔 料 が 大 切


顔料を溶かすには
なるべく新しい
国産の豆腐豆で作った「豆汁」を用いる

豆汁に顔料を
水彩絵具みたいに
いろいろな色を混ぜ
好きな色を作る。

朱の色 一つとっても
黒ずんだ朱や
オレンジ色のような明るい朱がある。

自分がどんな色を表現したいかを考え
自分の納得のいく色ができるまで
工夫しながら、何度もチャレンジしながら作っていく 。

60年の集大成

琉球紅型の魅力を

作 品 で

お伝えできればと思います。
琉 球 紅 型 展 金 城 昌 太 郎

期  間:平成28年12月1日(木)〜11日(日)
     午前10時 ~ 午後7時(会期中無休)

会  場:青砂工藝館(那覇市久茂地3-17-5)

電話番号:098-868-9338

ファミリーマート久茂地美栄橋点すぐ隣

金城昌太郎 略歴

昭和14年生

○ 昭和29年
名渡山工芸館にて従事する。
名渡山愛順先生より「 画 家 と し て の 感 性 」を学ぶ。

○ 昭和30年 16才
城間びんがた工房にて従事する
城間栄喜先生より「 伝 統 の 紅 型 師 と し て の 生 き 方 」を学ぶ。

○ 昭和40年 26才
沖縄県立首里高等高校 染織デザイン科 助手

○ 昭和41年 27才
26歳の時に紅型師として那覇市首里( 現住所 )に独立。

○ 昭和55年 41才
新匠工芸会 新匠賞 受賞

○ 昭和63年 から 平成10年( 49才 ~ 60才 )
沖縄県立芸術大学 にて 非常勤講師 を務める。

○ 平成元年10月 ( 50才 )
新匠工芸会 稲垣賞 受賞

○ 平成9年4月8日 ( 59才 )
県指定無形文化技能保持者

現在は、那覇市首里の工房にて
マイペースに創作活動を行いながら
後輩の指導なども積極的に取り組んでいる。

金城昌太郎びんがた工房について

住   所:那覇市首里山川町1-60
電 話 番 号:098-886-7796
H    P:http://r.goope.jp/kinjo-bingata