携帯料金を滞納した際の携帯会社の対応は、大まかに以下のような流れになっています。
強制解約
そのまま滞納を続けていると利用停止から1~2か月後に契約解除を知らせる通知が届いた後に強制解約となります。
強制解約になると電話をかけた際にはこの場合、「お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません。」といった音声ガイダンスが流れます。
債権回収
強制解約されても当然携帯代の支払い義務は残っています。
携帯電話会社が委託した債権回収専門の会社によって、引き続き督促状や電話などで料金の督促が行われます。
それでも支払いをしないと悪質とみなされ、最悪の場合は裁判所から支払命令書が届いたり、さらにそれを放置すれば一定期間後には債務が確定して所有財産の差し押さえなどの強制執行に移ることもあります。
携帯料金を滞納すると、その日数に応じて延滞金(遅延損害金)が発生します。
延滞金の計算方法は以下のとおりです。
延滞金=滞納金×年利14.5%×延滞日数÷365
なお携帯端末本体の代金を分割で支払っている場合、本体代にかかる延滞金は6%とされています。
携帯料金滞納時の対応は携帯会社によってどのような違いがあるのでしょうか。
大手キャリア3社の公式サイト内に記載された情報をまとめると、以下のようになります。
処置がとられるまでの期間は各社で違いがあるものの、いずれも支払期日の延長は不可。
期日を過ぎると携帯電話は利用停止で使えなくなり、最終的に強制解約となります。
スマホ本体の料金を携帯代に上乗せして分割払いにしている場合、スマホ本体はクレジット払いで支払っていることになっています。
もし3カ月以上滞納してしまうと、携帯会社のみならずクレジットカード会社の支払いも滞納していることになります。
金融機関で共有される個人信用情報にもブラックリストとして事故情報の記録が残ることに。
ブラック入りすると携帯代を完済しても5年間はデータが残るため、クレジットカードやカードローンの新規契約や、住宅ローンや自動車ローンといったローン契約の審査通過が難しくなります。
無視や放置は絶対NG!
やむをえず携帯代の支払いができないときには、次のような方法を検討しましょう。
docomo | 電話:発信も着信もできない メール:送信も着信もできない(受信したメールはサーバーに保管される) |
---|---|
au | 電話:発信も着信もできない メール:送信も着信もできない(受信したメールはエラーメールで返却される) |
SoftBank | 電話:発信はできない・着信はできる メール:送信はできない・着信はできる |
SoftBank | 電話:発信はできない・着信はできる メール:送信はできない・着信はできる |
Wi-Fi接続で利用できる主な機能
やむをえず携帯代の支払いができないときには、次のような方法を検討しましょう。