このビジネスの面白さは、何と言っても、提供している商品が「場所」。
どの時代でも、どんな人にも需要があるのです。
アイデア次第でバリーションは無限大。
あなたの趣味やセンスをとことん追求することで、どんどん面白く、
そして、どんどん稼げるようになっていきます。
一度覚えてしまえば、ネタに困ることがないのです。
例えばあなたが、母親だとします。
ママ友会のニーズがあることに気がつくでしょう。
ママは大人同士でおしゃべりを楽しみたい。本音は、子供は子供達同士で勝手に遊んで欲しい。
ママだって毎日子供の世話ばかりしているのではなく、息抜きしたいのです。
ところが、ここで困ったことがあります。
ママ友会レストランでランチ。
子供は泣いたり店内を走りまわったりしますから、
現実問題、子供を見張ったり叱ったりと、ママ同士のおしゃべりに集中できません。
他のお客さんに迷惑がかかってはいけませんし、店内の物を壊してしまう心配だってあります。
子供が店の外に出ていって迷子になる可能性もあるでしょう。
安心してママ友会を堪能できる場所がないのです。
貸し切りの部屋であれば、そういったことを一切気にせず、両手放しで楽しむことが出来ます。
あなたが、フリーランスの起業家だとします。
普段、自宅で仕事をしており、オフィスを持っていません。
スタッフは抱えていないし、自宅で十分。オフィスを構えると固定費もかかります。
でも、困ったことに、お客さんとの商談をする際……。自宅に来てもらうわけにもいきません。
そのため、喫茶店を利用します。
喫茶店ですが予約ができません。
当日、待ち合わせしたものの、満席で入れない……。困りました。
ようやく入れた喫茶店で、パソコンと資料を広げます。小さなテーブルなので置ききれません。
だいたい、混雑している店内なんて、うるさくて、真剣な会話のムードもブチ壊しです。
やはり、場所がないのです。
貸し切りの部屋であれば、そういったことを一切気にせず、仕事のパフォーマンスが上がります。
あなたが大学生であれば、宅飲みニーズに気づきます。
若い女の子であれば女子会ニーズに気づきます。
あなたがお年寄りであればシルバーの団(だん)欒(らん)会ニーズ、
youtuber(ユーチューバー)などであれば撮影をする場所、
カップルであれば昼間に二人っきりでデートをする場所、
会社員であればリモートワークの場所のニーズに気がつきます。
挙げるとキリがないのですが……。
多種多様なニーズが溢れているこの時代。
「自分だけで自由に使える場所」への需要が増えているのです。
それに加えて、今回の新型コロナウィルスの影響で、
「公共空間を避け、個別の空間を利用したい」という
需要が急増しているのです。
1億総勢「公共空間ではなく個別の空間」を好むようになってしまったのです。
コロナもまた、個別の空間を提供するこのビジネスにとって
追い風の一因となってしまったのです。
空間貸しビジネスの幕開けです。