「裁判」なんて、一生縁がないと思ってました。しかも彼が裁かれる姿なんて、絶対見たくなかった。
でも、ちゃんと自分の目で見届けないと分からないから。
裁判の日程は電話で確認
裁判の予定は裁判所にも掲示してあるのですが、事前に
裁判所の大代表に電話して問い合わせたら「8月某日某時から、X階XYZ号法廷です」と教えてくれました。
見学・傍聴案内
- 立ち見はできないので早めに行くこと
- メモ持参(撮影・録画・録音NG)
- 途中入退室可(傍聴人入口の小窓で中を確認)
- 裁判長が入ってきた時と終わる時に『起立、礼』
初めての法廷
開始15分前に法廷に入ると、席数は40位かな、既に結構人がいました。
彼の友人がいたので会釈して、三列あるうちの最前列左端に座りました。
検察官側だから、彼の顔が遠目だけどよく見えるかなーと思って。
夏休みだからか、母親と小学生位の子供が数組来ていました。
自由研究にでもするのかな。彼の姿はどんな風に映るんだろう。
“こわい人”? “悪い人”? “犯人”?そう、あたり。。
傍聴席から見る彼逮捕されてからずーっと接見禁止が続いていたので、顔を見るのは2ヶ月半以上ぶり、ドキドキしながら待っていると、
開始10分前、正面(裁判長)向かって右手・被告人席/弁護人席の後ろの扉から
彼が警察官(私服1名、制服1名)に連れられて入ってきました。
差し入れした長袖シャツに、2サイズダウンしたズボン、
そして
衝撃の手錠・腰縄姿!!これは正直凹む。。。
手錠はよくテレビで見るような銀色ではなくて黒色。
両手を前に揃えて手錠がされ、腰縄はウエストをぐるっと一周した後ろのところで不思議な結び方をされていて、その先は私服警官の左腰ベルト辺りに繋がっていました。
足元は裁判用サンダルだと書いてあるサイトが多くあったのですが、彼は普段の自分の靴を靴ひも無しで履いていました。
そして久しぶりに見る彼は、なんかね、びっくりするほど老けこんでいた。
玉手箱でも開けたの?ちょっと信じられない。人ってこんなに変わるもの??
落ち着いた様子で傍聴席を一通り見渡して、わたしと目が合ってるようで合ってなくて。
しばらくしてわたしに気づいて、にっこり笑って、「あ、いけない…」という感じで顔を歪ませていました。
初めての傍聴裁判はこれまたびっくりするような内容ばかりで、彼と知り合って4年9ヶ月、
初めて知る事実が次々と飛び出して、なんか笑ってしまった。
途中でもうこのまま退室しようかな、とも思ったけど、
感情に任せて出たところでどうにもならないし、深呼吸してとどまりました。
わたしは海外ドラマの法廷モノとか刑事モノとか大好きなんですけど。
彼のケースは一般の人にはつまらないかもしれないけど、わたしには生々しくもあり、当事者ですからね、なかなかのものでした。
DVDが出たら絶対欲しい。
裁判長が何か「判決がなんとか…」と告げて一旦休廷。
「え?今日判決が出るの?」
第1回、第2回、それから判決かと思っていたら、
即決裁判のようです。