赤獅子
1番曳山 刀町 文政2年(1819)
でっぷりワイドな顔でたれ耳がかわいいと人気の赤獅子。
11月3日の御旅所神幸では赤獅子だけが頭上に御幣を掲げ神幸路を清めながら進みます。
青獅子と対照的になっているため、比較するといろいろな発見があります。
源義経の兜
4番曳山 呉服町 天保15年(1844)
兜の装飾で一際目をひくのは黄金の龍頭。黒地に金が鮮やかに映えます。
一般的な曳子(ひきこ)の掛け声は「エンヤ」ですが、この義経と14番曳山七宝丸だけが「ヨイサ」と声を掛け、女人禁制となっています。
鯛
5番曳山 魚屋町 弘化2年(1845)
まんまるおめめにふっくらボディの絶対的可愛さを誇る鯛曳山(たいやま)はファンも多く、知名度が高いです。
可動式の尾はアーケードをくぐるときに下がり、ヒレもパタパタ動きます。
金獅子
8番曳山 本町 弘化4年(1847)
本町の曳子達が着る肉襦袢の背にある「本」の字は、唐津藩最後の殿様・小笠原長生公の記したものです。
そのため日中どんなに暑くても肉襦袢を脱ぐことができないしきたりになっています。
酒呑童子(しゅてんどうじ)と源頼光の兜
11番曳山 米屋町 明治2年(1869)
頼光を曳く米屋町のお囃子は、頼光の怖さを表現するために低音で構成されていて他の町よりも低い音に聞こえます。
昼間に見てもかなりの迫力がある11番曳山の酒呑童子と源頼光の兜を、宵山で見ても泣かなくなったら子供は一人前といわれます。
七宝丸
14番曳山 江川町 明治9年(1876)
龍頭と火炎がモチーフの船曳山、七宝丸には珠玉や打ち出の小槌、勾玉など名前の通り7つのお宝が積まれていると言われています。
しかし実は7つといわずたくさんのお宝が隠されているということが最近わかってきました。
唐津くんち初日の朝、朝日も顔を出さない薄暗いうちから人々は動き出します。町によって多少異なりますが、男性たちが浜辺へ潮汲みに行き、神様から水を分けてもらうのが伝統です。汲んだ潮水を曳山にかけ、お清めをします。
曳山展示場から出た曳山はそれぞれお囃子を奏でながら自分の町へ帰り、宵曳山の始まりを待つことになります。
宵曳山の始まりである「点灯式」というものがあります。
日が落ちてあたりが暗くなった頃、お囃子と掛け声が聞こえてきます。観客の注目が集まると、暗闇の中で2番曳山の青獅子がぱっと明かりに照らされ、歓声が湧きおこります。その光景は「まるで曳山に1年ぶりに命が吹き込まれたようだ」と例えられ、多くの人を魅了します。
実はこの点灯式は正式な行事ではなく、一部の人たちでいつのまにか行われるようになったそうで、おおむね曳山展示場前で18時頃、中町北交差点で19時頃に行われています。
1年ぶりに曳山たちが「目覚める」時をごらんになってみてはいかがでしょう。
小野くん手作りの笛入れ
取材を受けてくれた小野くんが自分でパイプに色をつけて、お気に入りの鯛のステッカーを貼ったお手製の笛入れです。
大好きな鯛を曳く
何を曳くの?と聞くと、「タイ!」と威勢良く答えてくれました。「鯛山は可愛いからファンが多いんだよ」とニコニコ笑顔で語る小野くんは唐津くんちが大好きで、暇さえあれば笛の練習を行っています。
いかしゅうまい
呼子のイカを贅沢に使用した見た目もかわいらしいいかしゅうまい。口に入れた瞬間のふんわり感とプリプリの歯ごたえがたまりません。
海中レストラン 海中魚処 萬坊(本店)
〒847-0304 佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦
Tel:0955-82-5333
営業時間
平日 11:00~18:00
土日 10:30~20:00
松露饅頭(しょうろまんじゅう)
餡をカステラ生地で丸くつつんだ形が唐津市の名所虹の松原に生える高級キノコ「松露」に似ていることからこの名がつけられました。唐津市を代表するお菓子のひとつです。
大原松露饅頭(唐津本店)
〒847-0047 佐賀県唐津市本町1513-17
Tel:0955-73-3181
営業時間
8:30~19:00
呼子夢甘夏ゼリー
甘夏の皮を器にしたインパクトある見た目。さわやかな風味のするゼリーがつるりと喉を滑ります。これからの季節にピッタリのお土産です。
甘夏母ちゃん
〒847-0305 佐賀県唐津市呼子町加部島3748
Tel:0955-82-2920
営業時間
9:00~17:00
(日曜のみ)~16:30