2019年。
今年は平成が終わり、新年号となります。
「平成が終わる」ということには特別な意味があるということをご存知でしょうか?
年号というのは、その時代の象徴をしています。
例えば、「昭和」という漢字を分解すると、
「日+召+和」となります。
つまり、「日(=太陽)が召されて和する」です。
これは古事記において、太陽の神様であり、
最高神である天照大神(アマテラスオオミカミ)が
世界を治めるということです。
昭和は、戦争もありましたが、
そのあと、日本はどんどん発展し、
世界トップクラスの豊かな国にまりました。
世界最高の技術を持ち、
世界でもっとも美味しい食べ物があり、
世界で一番安全で、長寿の国、それが日本です。
更に時代を遡り、「明治」という年号は、
日(太陽)と月の両方が治める、という意味です。
江戸時代で続いた鎖国が終わり、
海外からどんどん人が入ってきて、
「和魂洋才」という言葉があるように、
両方の良いところを取り入れよう
という流れが生まれました。
(和魂洋才...日本の精神を大切にしつつ、
西洋の文化を取り入れ調和し発展させていくという意味)
それでは、「平成」という年号のもつ意味は?
というと「一」+「八」+「十」+「成」と分解できます。
つまり、「一八十(いわと~岩戸~)成る」です。
なんと、平成は古事記でいうところの、
「天の岩戸隠れ」を表しているのです。
太陽の神様である天照大神(アマテラスオオミカミ)は、
天の岩戸に御隠れになり、
世界から太陽が消え、暗い世界となります。
実際に、平成は様々な事件や天災などあり、
なんとなくどんよりとした空気が漂っていました。
しかし、その平成ももうすぐ終わりを迎えます。
そんな今、
まさに「天の岩戸開き」のタイミングでもあるのです。
このような貴重な瞬間に立ち会える私たち。
この時代に生まれてきた意味とは
一体どういうことなのでしょうか?