公的年金はあくまで"防貧の手段"であり、一定量は自分自身で将来の準備をしなければならないという状況になってきています。
任期中や本帰国前に海外駐在員の方々よりご相談頂く運用額は大体50,000-100,000USドルの範囲が多いですが、中・長期で運用することができればしっかりとした”未来ファンド”となります。
ガチガチの契約で身動きがとれなくなる資金とはなりませんが、短期目線の投機のサポートしている訳ではありませんので、やはり「この部分はしばらくは触る必要がないだろうな」という部分の資金で運用を行います。
何が何でも長期で運用しなければならないということではなく、触らなくて良い状態が続くのであれば運用継続すれば良いでしょうし、5年や10年でやはり何かしらの出費に使用しなければならなければ、それはそれで運用を終了すれば良いと思います。
ポイントとなるのは、海外駐在員としての任期期間を終えても収入がある状態は継続される訳ですから、触らなくて良い資金の管理・運用によって将来に向けた準備を大きく強化できるという点です。
同時に日本円だけにリスクが集まることを防ぐ手段にもなることは昨今の世界経済を考えると非常に重要な観点ではないでしょうか?