障害のある私たちの暮らしは,今,年々厳しさを増してきています。現在の医療費償還払いでは,翌月に医療費が戻ってくるものの立て替えるお金が手元にないと病院に行けません。だんだん病院行きを先延ばししているうちに重篤になった人もいます。軽いうちに病院に行っていたら入院することはなく,医療費の抑制にもつながったはずです。
また子どもさん連れの人は診察の支払いを済ます間,薬局に移動する間,とても一人で対応するのは厳しく,他にも付き添う人の協力を得ないと病院には行けない状況もみられます。申請手続き自体も重なり,障害児の場合も保護者の負担が増しています。
30都道府県が立て替え払いのない現物給付(窓口無料)を実施しています。ぜひ鹿児島県においても,現物給付(窓口無料)を実現していただきますよう心からお願いするものです。
当事者の声を伝えたいと願っていた塩田康一鹿児島県知事との面会を昨日かなえることができました。
お忙しい中を時間を割いてお会いしてくださるとのことで、面会時間10分間。
当会から3名の参加。「10分間の面会時間ではあるが知事も話されるので、5分間が持ち時間である」と伺いました。そうすると一人当たり1分40秒。何から話せばよいかと思案しましたが、やはり当会の立ち上げから昨年の9月県議会に陳情書を提出したことは話さなければならないだろうと駆け足で語り、そして障害のある私達のなかまが語ったリレートーク事例(このホームページにも掲載)を資料として持参し、知事に見て頂きながら語り、現物給付を願う気持ちを伝えました。川﨑さん(写真左から2番目)は申請手続きの大変さを、大山さん(写真1番右)は当事者の親としての立場での不安や願いを語りました。
知事からは、重心医療対象者は何名かという質問があり、所﨑(写真右から2番目)が記憶しているおおよその人数で応じると、同席頂いた県障害福祉課長から正確な数値を伝えて頂きました。
来年度は、他県の先行事例を調査するなど、制度の在り方について検討していきたいという発言もあり、さらに前向きになれ、嬉しく思いました。
面会の最後で、記念撮影をさせていただきましたので、掲載いたします。また、2月17日付け南日本新聞の朝刊に面会の様子等の記事が載りましたこともお知らせいたします。
この度の面会に際しては、安楽さん(写真一番左 鹿児島県議会議員)をはじめとして、色んな方々からのご配慮を賜ったことを最後に付記してお礼といたします。
誠に有難うございました。(令和3年2月17日記 文責 所﨑)
会派まわりと陳情書提出
「観測史上最大級」「特別警戒」と県民の皆さんが恐怖に感じた台風10号。それぞれの十分な対策もあり、想定よりも被害は少なかったのではないでしょうか?その台風が過ぎると朝はちょっぴり秋を感じるようになりました。
令和2年9月9日(水)の13時からY議員が鹿児島県議会 自民党議員控室で面会してくださることになり、6名と付添い5名の11名で嬉しく伺いました。私たちの現状と要望を話すと熱心に耳を傾けてくださり、「この問題は以前からあり、同じような答弁ではもういけないと思っている」とおっしゃってくださいました。
その後は、公明党議員控室、県民連合控室で共産党議員も同席して話を聞いていただき、有難い一日となりました。残念ながら無所属の議員と本日は会えませんでしたが、またお会い出来たらと思っています。
会派まわりの後に、議会事務局に14団体の要望として陳情書を提出いたしました。「いよいよこれで採択ですね」という声も飛び出し、明るい雰囲気の中での提出となりましたことを報告致します。
9月議会は14日から開始いたします。
24日と30日に傍聴に行きたいものです。
令和2年8月18日午前10時40分に鹿児島県庁にて現物給付に関する要望書を14団体の要望として、障害福祉課に提出してきました。
私どもは、知事選の時に知事立候補者へ公開質問状を送りましたが、7月に就任された塩田康一鹿児島県知事も応えてくださいましたので、お礼を込めて表敬訪問し、改めて要望したいと思ったのが始まりでしたが、残念ながら直接お渡しすることは叶いませんでした。担当部署である障害福祉課には直接私たちの要望をしっかりと伝えることができましたが、ただ、こちらの要望に対して「上司に伝える」という型通りの返答で、なんとも不満の残る状況でありましたが、本日同席していただいた柳誠子、安楽ひでみ両県議会議員から、これまでもこの問題については働きかけて来たにも関わらず、一向に進まない対応の不十分さをご指摘頂きました。
また、鹿児島市外からも実行委員として活動に参加している仲間も駆けつけてくれ、自分の言葉で今置かれている現状の大変さを意思伝達機器で一生懸命伝えてくれました。
今後も一日も早く医療費の現物給付が実現できるように協力団体と絆をより深め、継続した要望運動を行っていきたいと思います。
鹿児島県は,「自己負担無し」や「年齢制限無し」「所得制限無し」「精神障害者への助成」など制度改善の進展はありますが,障害者・家族から強い要望のある「給付方式」は未だに(いったん窓口で医療費を支払い,後日払い戻す)「償還払い」のままです。全国で30都道府県が実施しているなかで,私たちは一日も早い「現物給付」=「窓口無料化」を求めています。
私は、毎月リウマチ治療に5万円を越すお金が必要です。年金は消えていきます。現物給付があればと思います。
とりあえずお金がらみで言うと事前にお金をおろしておかなければならない。
支払いがギリギリになるまで幾らになるか分からない。
また急病になっても持ち金がないと病院に行けない。
金融機関と病院が離れすぎていて、体調が悪くなくても通うのは大変である。
しかも役場までが遠いし、申請手続き期限が決まっているため、その期間に書類が届かないと対象外にされるのでそれが大変であり、困ります。
普段の医療費は持病もあるので、ある程度しょうがないと思いますが、たとえば入院、手術、検査ということになった場合に、ものすごく高額な医療負担が来るので、払いきれない。
そこが一番困っています。
病院が遠すぎて足が無い。(日置市は友愛タクシー券、友愛パス券もありません。
医療費は、病院に行って治療した後で無いと分からない。しかもクレジットが作れない。
金融機関と病院が離れすぎていて、体調が悪くなくても通うのは大変である。
しかも役場までが遠いし、申請手続き期限が決まっているため、その期間に書類が届かないと対象外にされるのでそれが大変であり、困ります。
普段の医療費は持病もあるので、ある程度しょうがないと思いますが、たとえば入院、手術、検査ということになった場合に、ものすごく高額な医療負担が来るので、払いきれない。
そこが一番困っています。