「どうしてあいつは○○をしないんだ！」

という想いは誰も救いません。

「正しいか間違っているかではなく
双方に心地良い解決策が無いかを
一緒に探して見つける喜びを共有しよう。」

との立ち位置にいると
自分が役に立つ絶好のチャンス到来となります。

動けない時とはそれ自体、またはその将来を
「不快」と認識していると
「動くこと＝リスク」と判断して
脳がストップをかけます。

脳の最大の使命は「明日も生きながらえること」。
しかし、どうしても「動く必要がある時」があります。

誰かのため、会社のため、世間のため、家族のため。

「より良い道を歩む」と覚悟を決めるだけで
本当に道が切り替わります。

今あなたが生きているということは、
そうやってちゃんと直向きに
必死に努力されて来て共に
“生きていく素晴らしさと難しさを楽しむ”
軌道に正しく美しく乗っておられる証です。

人間の脳はカンタンに騙されます。

騙されるというより脳での処理を

簡素にしようとするために事実よりも

【認知したいものに寄せて判断しがち】なのです。

「うちの社員はすぐにサボる癖があって…」

「うちの社長は凄くケチで…」

「うちのかみさんは手際が悪くて…」

「うちの主人は人の話を全然聞かなくて…」

その認識は事実でしょうか？

本当にそうなのでしょうか？

数回起こっただけのことを「特性」として認知して、
それを事実だと思っている可能性はありませんか？

仕事のような損得が絡むことだと、過去の経験や認知、
価値観、世間体が先にきてしまい、物事を「色眼鏡＝バイアス」を掛けて見てしまう傾向があります。

こういう時、第三者の【客観的な聞き手】が居ると
判断を誤らずに済みます。

認知している事実ではなく、真実に辿り着けます。

本人すら自覚していない本音に素直に辿り着けます。
 

認知ではなく真実が何か観えた時、あとは経験豊富な経営者の判断が正常に働き、ほぼ間違えません。

結果として、佳き方向に事態が向かうのです。

最近分かったことがあります。

【その人の輝きの総和がその企業の輝きの総和】
ということです。

一色に塗りつぶすでもなく、それぞれの虹色の輝きが
混ざり合って、高め合って燻銀のような強さとなって
顧客に伝わるのだと。

どんな輝きの物語を誰と作っていくか、
あなたの映画はまだ始まったばかりです。

どんな仕事も素晴らしいものです。

己を高め、磨き、不可能を可能にし、
出会い、学び、悩み、氣づき、協力し、超えて、
達成し、歓喜し、成長させてくれます。

最近は多様性の時代ゆえ、
「それもありだね」「人は人だから」で軽く
流されてしまう傾向があります。

でも、その根は「無関心」なのです。

寂しいことです。

だからあなたのために叱ってくれる人、

泣いてくれる人、一緒に笑ってくれる人がいることは

奇跡に近い喜び、すなわち
「僥倖（ぎょうこう）」です。

人は普段は【自分の位置・価値観】を最も重視します。

ついついその【色眼鏡】、バイアスから周りを見て知らぬうちにジャッジしています。

そうすると、相手の立場・価値観100％で聞けない
観られない、思えないのです。

とくに人は【近すぎると聞けない】のです。

神様はさすがで、一番修行の相手を
一番身近に置きました。

親、伴侶、子供。

そして一番手強い相手は【自分自身】です。

情報を頭で考え分析はするけど、
本音でどう感じているのかを二の次にしている。

だから【全くジャッジしないで自分以上に
自分の事を敬して、氣づかなかった深い想いに寄り
添い聞いてくれる存在】が必要です。