コロナ禍における
薬剤師の転職活動

なぜ今年収800万円の提示を受けることができたのか
ポイント
  • 転職サイトを最低2つ以上利用する
  • 地方での就職も考える
  • 条件のデメリットを受け入れる
コロナによる派遣切り
私はおよそ4年、調剤薬局で派遣薬剤師として働いてきましたが、今回の新型コロナウイルスの影響により、2020年いっぱいで派遣契約を終了することになりました。

派遣薬剤師として働き始めるときに、派遣切りにあうことは覚悟していたのですが、今までお世話になっていた薬局を離れるのは、なかなか辛いものがあります。

しかも当初想定していなかった、今までに無いレベルの薬局業界全体の処方箋枚数の落ち込みです。当然どこの薬局でも良い条件での採用は難しいだろうということは容易に想像できます。
転職活動開始
落ち込んでいてもしょうがないので、派遣契約終了を言い渡されてすぐに転職活動をはじめました。

派遣薬剤師として働いていたので、派遣元(ファルマスタッフ)から求人の案内はいくつか頂いていたのですが、せっかくの機会なので別の紹介会社にも登録してお話を聞いてみることにしました。

今回利用した紹介会社は他のサイトでもよくおすすめされている”マイナビ薬剤師”と”リクナビ薬剤師”と、もともと派遣でお世話になっている”ファルマスタッフ”の3社です。
紹介会社の担当者の比較
ファルマスタッフ

すでにおよそ4年間お世話になっている会社です。派遣期間中、何度か担当変更があったので電話・メールでのやりとりをしたことはあるものの、今担当して頂いている方にお会いするの自体は初めてでした。印象としては電話のやり取りの時点でわかっていましたが、とても誠実で仕事熱心な方でした。口調は丁寧で電話・メールのレスポンスも早いです。ただ私がいる地区を担当してから日が浅いので求人や地元の薬局などの情報量に関しては、まだまだといった感じです。


マイナビ薬剤師

今回登録するの自体が初めてでした。登録するとすぐに電話がかかってきて、実際にお会いして面談することになりました。印象としては気さくで話しやすく、こちらの希望を上手く引き出してくれる方でした。もともとある程度の条件の希望は電話でお伝えしていたのですが、話しているうちに新しい条件が出てきたり、伝えた条件に対して上手く優先順位をつけてくれたりと面談を有意義な時間にしてくれました。求人などの情報量は豊富で、地元の状況に関しても詳しかったです。


リクナビ薬剤師

マイナビ薬剤師と同様、今回登録するの自体が初めてでした。流れは大体同じで電話がかかってきて、面談をすることになりました。印象として真面目で薬局業界にとても詳しい方でした。きちんとこちらの話を聞いてくれて、質問した内容にも的確に答えてくれ、とても信頼を置くことができました。求人情報に関しては豊富でキチンと調べていているようでした。


どの紹介会社の担当者も良い人だと感じました。
ただ人によって合う合わないはどうしても出てきてしまうので、紹介会社は2つ以上は登録しておくと無難かなと思いました。
求人の比較
求人を紹介頂くにあたって各社にお伝えしていた希望条件は、①雇用形態は正社員か派遣社員 ②年収600万円以上 ③就業時刻が18:30 の3点です。

持ってきて頂いた求人に関してはファルマスタッフ、マイナビ薬剤師、リクナビ薬剤師、どれも似通ったもので、そこまで各会社による特色は感じませんでしたが、多少異なる部分もありました。

紹介会社の方々は求人掲載を調剤薬局などから依頼されることも多いようなのですが、自分の足で薬局に出向き営業をして、新規求人を獲得することも多いようです。この点が各社の求人内容の差になってくるように感じました。

相場に関しては、正社員では年収は調剤薬局だと550万円前後のものが多く600万円を超えるものはありませんでした。一方でドラッグストアは600〜630万円程度の求人がありました。
しかし就業時刻に関しては調剤薬局が19:00くらいなのに対して、ドラッグストアは20:00くらいのものが多くその点に関しては難しく感じました。
ちなみに派遣社員はほぼ新規の求人が無いようで2500円程度が相場のようでした。結構な地方に行ってやっと3000円を超えてくる程度のようです。

この時点で満足できる求人はなかったので、少し時間をもらって考えることにしました。
就職先との出会い
その後もいくつか求人の紹介を頂きましたが、なかなか納得できるものはありませんでした。もう就業時刻が遅いのに目を瞑ってドラッグストアに就職を決めようとしていたところに、ファルマスタッフから好条件の求人の知らせが届きました。

年収は800万円以上で就業時刻は18:30とのことです。ただ自宅から離れた結構な田舎にあるので、通勤が車で片道90分くらいはかかりそうです。それと雇用形態は正社員ではなく1年毎で契約を更新していく契約社員でした。
最初に希望していた条件との違いはありましたが、高年収ということに惹かれてこの薬局に就職することに決めました。
まとめ
今回経験した就職活動を通して分かったことは以下の3点です。
  1. 紹介会社は最低でも2つ以上は利用した方が好条件の求人を紹介してもらえる可能性が高くなることです。各会社の求人の差は担当者の営業力によるものが大きい点と、担当者と合う合わないが発生してしまう可能性がある為です。今回担当頂いた方々は皆さん良い人で、仕事熱心でしたが、良い求人を出してくれる薬局に営業できるかは運による部分も大きいです。なので2つ3つと多めに紹介会社に登録しておくと良さそうでした。
  2. 地方での就職を考えることです。薬局業界では一般的な話かもしれませんが、市街地よりはやはり田舎に行った方が、年収の相場はよくなるようです。印象では同じ都道府県であったとしても50万円程度の差があるように感じました。
  3. 希望条件にとらわれすぎずに、デメリットがあっても受け入れることです。今回私は年収にこだわることにして、他の契約社員ということと、通勤距離が長いことのデメリットを受け入れることにしました。自分の条件に完全に当てはまるものがあれば良いのですが、希望が高いと自分自身で感じるようであれば、希望条件の中で優先順位をつけて考えていくといいかもしれません。