今回は、日本防災士会スキルアップ研修会で企画された「被災地の女性たちが直面した困難とその対応-東日本大震災を振り返るー」のスライドを使用し、避難所で直面した女性たちの状況を説明しました。(特定非営利活動法人イコールネット仙台 常務理事宗片恵美子先生に了解をもらい、研修会でのスライドを使用)
その後に「災害時、こんな時どうする?」といった下記の4つのテーマのワークを、テーブルの2~3人の方々で話し合ってもらい、出た意見を発表してもらいました。
・避難所での情報収集と物資の配布
・在宅避難者支援
・避難所での安全対策
・避難所での要援護者の誘導
の4つの質問について皆さんに考えてもらいました。
避難所には、このようにいろんな多様の方々が来られます。困難を抱えるのは女性でもあり多様な人たちです。
・乳幼児、妊産婦
・肢体不自由な方、介護の必要な方
・独居の高齢者
・慢性疾患をお持ちの方(腎不全、糖尿病など)
・喘息、食物アレルギーをもつ方
・視覚障害のある方
・聴覚言語障害のある方
・認知症の方
・発達障害の方、精神疾患の方
・外国人
・性的マイノリティーの方
・その他・・・様々
この一つ一つの事例については、説明できませんでしたが、それぞれの事例に関して、今後皆さんと考えていきましょう!
600人以上いる避難所で、あなたは運営のお手伝い係。
女性用のものを含めて物資が、女性たちにうまくいきわたっていないことや、足腰の弱い高齢者や障害者が、物資をもらい損ねています。
Q:どのような体制を作れば、600人以上の被災者の細かい要望や状況が把握でき、必要な人に必要なものが渡るでしょうか?
避難所の中や、仮設トイレ・ゴミ捨て場の周辺などで、女性と子どもたちが盗撮や痴漢の被害に相次いで遭っているという噂・・・。また、倒壊家屋が残る街の中で、建物の陰に引きずりこまれそうになった女子校生がいたという噂も聞きました。
Q:あなたは、なんらかの対策をとるために防犯チームを立ち上げることにしました。どんな方に声をかけ、どのような対策をとりますか?