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第8回富山県女性防災士の集い

令和3年11月28日、サンシップ富山にて第8回富山県女性防災士の集いを行いました。今回は、会場とオンラインをZOOMでつなぎ、ハイブリッド型研修を試みました。コロナで2年間集まることができなかったのですが、会場には38名の方に集まっていただき、短い時間でしたが皆さんと有意義な時間を過ごすことができました!子どもがいて会場にはいけないという方も、オンラインで参加することができてよかったというお言葉もありました。

飛騨市の赤ちゃん防災の取組み
       松原防災士さん

 大雨で41号線が通行止めになったり、大雪で通れなくなった場合など、赤ちゃんやママさんを守るために、飛騨市は岐阜県助産師会と連携協定を結びました。飛騨市では、助産師で防災士の資格がある方を「赤ちゃん防災リーダー」任命し、研修会など行い人材育成をしています。
 飛騨市産前産後サポート事業のママさんが集まる場にて防災の知識の普及を積極的に行っています。そこで使うテキスト「災害時赤ちゃんを守るために!防災ハンドブック」を作成し、配布しました。(飛騨市ホームページよりダウンロード可)飛騨市市長自ら防災士となり、行政の方にも積極的に防災士の資格をとるように啓発しています。 


 若いママさんが、声を出せず我慢する事もある。小さい子どもたちも助けてと言わなくても、普段どおりに生活できる事が必要!「非常時だから我慢するのではなく、こんな時だからこそ!女性防災士の女性ならでは視点で、普段と同じように育児できる環境、子どもたちが学び遊べる環境を作っていく」それは女性防災士の活躍が必要という話が印象的でした。

「災害対応力を強化する女性の視点
~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~」説明                       
                  大屋防災士

 過去の災害では、女性や子育て世代の要望が十分に対応できていなかったり、女性や子どもに対する暴力や性被害も起こっていた。避難所の運営は男性がほとんどなので、女性から要望が出しにくい、理解されないという問題があった。
 このガイドラインでは、平常時から地域で女性がリーダーシップを発揮しやすい体制作り(女性が3割以上)が重要であるということや、暴力を絶対許さない環境つくりが必要。また、乳幼児や妊婦が避難所でストレスなく過ごすためには、女性の視点が必須であると書かれてあります。
 男女共同参画の視点を入れるためには、単に避難訓練に参加するだけでなく、「参画」計画の段階から女性が加わることが必要である。まだまだ、男性中心の組織が多い中「女性の視点が重要!」いうことを、今後男性の方に啓発が必要ですね。

第2部 
グループトーク 「避難所で安心して過ごすためには?」

「大変なときだからころ、我慢ではなく、優しく見守れるような避難所運営」を考えてみました。高齢者の方、乳幼児、ママさん、妊婦さん、あらゆる障害を持った方々など、災害弱者の立場になって何が必要かグループで話しました。
 話合いの後、グループで出た話を会場の皆さんで共有しました。皆さんとても熱く離されていたのが印象的でした。


皆さん久しぶりにお話ができて、
各テーブルとっても話が盛り上がりました。

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参加された方のアンケートです。短い時間でしたが、「女性の視点」が大事ということが皆さんと共感できたかと思います。
アンケートの一部ですがご覧ください!

Q:避難所を運営する際、運営本部に女性の参画は必要だと思いますか?

・「必要である」「どちらかと言えば必要である」と答えになった方がほとんどでした。

Q:必要であるという理由を教えてください。

・女性、子供、老人、障害者、社会的にも弱者の方々の思いを受け止めて、支え、支援できるのは女性ならではの優しさ、気配り、など、男性にはできない支援が
 沢山ある。

・女性でないと言えないことがある。
・妊婦や乳幼児を連れた方を含めた女性の支援は、女性目線が必要だと思う。
・女性ならではの見方があると思う。
・女性ならではの身体の事(生理、妊娠中)など、男性には気付けない事に配慮できる。
・女性にしか拾えない気づけない声がある。
・女性も避難してくるので、女性の声が必要。
・女性の声を聞いて、女性としての立場を思っていただきたい。
・女性の避難者に寄り添えたいので。
・男性には言いづらいことや、ちょっとした気遣いが女性には出来る。
・男性のみだけでは限界がある。
・男性では分からない視点での進言が必要

・性差や家族状況などさまざまな視点を反映させた方が過ごしやすさにつながると思う。
・女性の積極的な活動なくして住民の避難生活のサポートなどあり得ない
・避難所には男性も女性も避難してくるため、女性の意見も取り入れる必要があるから。
・男女共お互いに気付く所が違うと思うのでプラスになると思います。
・避難される方が老若男女なので、運営本部にも同じように男女必要
・生理や、子育てのような女性目線での、避難所設備や運営の方法を考えなければいけないと思う。
・女性視点での対策の必要性
・女性目線でないと気付けないことが多々あると想定出来る。いろいろな視点や意見があったほうがいい
・皆が平等に、避難できるように
・避難者へのケア、決め細やかなフォロー、特に弱者と分類される方への対応は子育、介護を主に担ってきた女性の方が気付きが多いと思う。
・避難所運営に必要な配慮は女性の方が出来る。

・多様性を考えると男性だけとか女性だけというのは❌双方が半々が理想
・自治体も自治会も男性主体であり、社会的弱者配慮が行き届かないと感じている。
・現在避難所のリーダーとして活躍するのは、多くの場合、地域自主防災組織や自治会の役員の男性が中心です。女性防災士がリーダーとして運営に関わることで、プライバシーの保護や安心安全の確保等がより強化されます。避難所の開設時から参画することで、これまで届かなかった女性目線の声が、お困りごとなどより細かな配慮が出来、避難所生活を快適に過ごせるよう、本部組織に女性防災士(女性のリーダー)が不可欠であると考えます。
・今回の研修で、声を出せずに我慢してしまう女性が多い事がわかった



Q:あなたの居住地区では、防災活動の運営者として女性は参画しやすいですか?

 とても参画しにくい      12.5%
 どちらかと言えば参画しにくい 15.6%
 ど ちらとも言えない      25.0% 
 まあまあ参画しやすい     31.3%
 参画しやすい         12.5%        

Q:「女性が参画しにくい」と答えた方、その理由はなぜですか?   

・総会などの声掛けは有りますが他の事では無い。            
・富山市は災害に遭うことが少ない分、危機感がない。消防関係、地域の役員等も男性ばかりで、女性がかなり少ない。           
・組織自体へのアクセスができない          
・自分の地区で防災士が女性1人きりなので一顧だにされない
・役員はあらかた男性のため    
・会議に参加できる機会を知りにくい      
・防災メンバーや、そもそも町内会の集まりには、基本的に女性が入り込む余地がない。            
・そもそも防災活動が周知されていないから。          
・男性が上である     
・日頃から男性が運営している。
・男性を中心で連絡があるから 

Q:女性防災士は活躍していると思いますか?

Q:あまり活躍していない、どちらともいえない回答したい方に伺います。
女性防災士が活躍するためには、何が必要だと思いますか。

・振興会の女性防災士への理解、男性役員と同等の発言力が必要
・もっと女性防災士がPRする。みんなで一緒にアクションを!
・自ら自治会や自主防災会に参加していかなければならない。また、自治会役員に理解してもらわなければならない。
・他の男性防災士の理解
・現在コロナなので控えている点があると思うのでこれからからだと思う
・女性防災士の人数
・防災士資格取得後より、コロナが蔓延し活動の制限があり、自治体で思ったような活動が出来ていない。

防災士のスキルアップに必要だと思うことを選んでください。(複数回答可)29件の回答

Q:参加した感想を聞かせてもらいました!

・参考になる話がたくさん聞けました。

・同じ市内の仲間との顔がわかる関係が構築でき、今後情報交換が出来ることが楽しみです。

・私事ですが防災士資格を取得後、すぐコロナ禍に突入してしまい、集合研修などに参加する機会を失ってしまいました。初めてこのように皆さんが集まる会に参加させていただき、大変有意義な時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。ペーパー防災士ですが、これからどんどん集合研修に参加して行きたいと改めて感じました。

・初めて参加された方の意見が新鮮でした。

・今まで気付かなかったこともたくさん教えていただいて勉強になりました。リアル参加は少しでもお知り合いになれるので良かったです。

・初めての参加で、とても楽しみにしていました。

・飛騨市の事例は、できればもっと具体的にどんな内容で、どのようなメンバーで、他にはどのような防災ハンドブックがあるのか、などなど、実際のハンドブックも手に取って見させていただけるとありがたかったです。

・お世話してくださった方々、ありがとうございました。

・県内各地の防災士の皆さんと交流でき励みになりました。防災士になったけど何をしたらよいかわからないという意見がありました。災害がないからこそ、女性も地域防災への備えに知識を活用すべきだと感じました。

・行って良かったです。他の方と目を合わせて話す事が大切だと感じました。ありがとうございました。

・居住地域の近い方々と話が出来たのは良かったです。

・自分に何が出来るか、不安でしたが、小さなことでも、気がついた事を、進んでする、言うことが、大事なんだとおもいました。女性ならではの目線で色々な見方考え方があることをしりました。やり方はいろいろありますが発言する事により一歩踏み出せると思いました。

・なかなか日程が合わない中で参加できて有意義な経験が出来たと思います。ただ、マイクの前で話慣れていないとか、時間を気にして話すとかもっと練習が必要だと感じました。また機会があれば参加したいです。

・グループ討論はいろんな地域の皆さんが話をするといいと思いました。同じ地区のメリットもありますが、他の意見を聞くことが出きるので毎回企画していただきありがとうございます。学ぶことが多く勉強になります。

・スマートフォンからのzoom参加でしたが、とても有意義な研修でした。また次回も受講したいです。

・様々な経歴、立場、見方で防災に取り組む方々と出会えて、とてもいい刺激になりました。自分にはない視点を教えていただけることがありがたいです。

・子供がいるので会場での参加が難しいため、zoomでの参加はありがたいです。

・避難所で起こっている 避難者間での弱者に起こっている現実等、知らないで運営してしまうかもしれない恐ろしさに気がつきました。そして、4時間のセミナーでしたが課題沢山あったこと、実際に起こる前に想定と解決策を訓練や、今回のようなセミナーで認識していくことが大切だと痛感しました。

・貴重な勉強会の機会をいただき、ありがとうございました!

・私のレベルがみなさんについていけてないためご迷惑をおかけしましたが、熱い気持ちを感じてがんばろうと思いました。忙しさで余裕のない毎日ですが、勉強できてよかったです。

・大変勉強になりました。次回も楽しみにしています。

・オンラインやパソコン、スマホ等々デジタル系が苦手なのでリアルな会合の方なら是非是非  参加させてまらいたいです。これからも宜しくお願いします。 有り難うございました。

・参加して改めて女性防災士同士のコミュニティが大切だと感じました。このような会を設けていただき感謝します。

・今回初めて参加させて頂き、まだまだ身に着けるべきスキルが不十分であると実感。ウィズコロナからアフターコロナに向けて何が必要かなど、スキルアップ研修会を検討して頂ければと思います。 ありがとうございました。

・初めて参加させて頂きスキルアップできました。また、初めて知った事(災害弱者)が多かった。なので、私自身の勉強になった

・防災に関する意識が高まり、とても勉強になりました。ありがとうございました。

・貴重な機会を作っていただきありがとうございました。音声が繋がらなかったのは、スマホの設定の方でした。zoom 音声 で検索したら設定方法ありましたのでお知らせします。

・音声不具合の為、参加出来ませんでした。(主催者:次回は参加する注意点を詳細に記載します!)

・オンラインで参加しましたが、通信環境から途中で退出してしまいました。
  (主催者:すいません。ZOOMは通信環境が重要です。)