第2回岐阜県版若者・ひきこもり協同実践交流会
(参加費無料)

2019年 9月22日(日)
10:00-12:30
全体シンポジウム
13:30-16:30 分科会
16:30-17:00
おわりの集い
終了後 希望者で交流会(予定)
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終了後 希望者で交流会(予定)
受付開始は午前9時30分を予定しております。
【シンポジウム】
ひきこもる人びとの実情を知る

【シンポジスト】
ぼそっと池井多(ひきポス・ぼそっとプロジェクト)
日花睦子(大阪虹の会/母親)
米山世紀(熱海市民)

【内容】

「ひきこもり」が異端視され、さらには「犯罪予備軍」扱いまでされてしまうような社会状況は、ひきこもり問題の解決に寄与することはなく、むしろいっそう問題を深刻にさせていく要因でもあります。

そもそも「ひきこもり問題」というのは、ひきこもっている状態にあることで生じうる直接的な困難(経済問題、経験疎外、対人関係など)という以上に、「社会からの(否定的な)まなざし」を指している側面も少なくありません。メディアにより形成されたイメージや偏見の威力は大きく、それらのまなざしがあるからこそ、いっそう社会参加を難しくさせているという実情があります。

そのことを裏返してみると、誰もが幻想としての「ふつうの生き方」に囲い込まれ、そこから外れてはならないというプレッシャーの下で追い立てられているという実態も見えてきます。「学校には通えているものの、意識状態はほぼ不登校状態に陥ってしまっている」という子どもたちを指して、不登校ならぬ「苦登校」と呼ばれたりすることもありますが、それと同様、「現にひきこもってはいないものの、ひきこもり状態にある人以上に苦しんでいる人たち」という人びともいて、「ひきこもり親和群」と呼ばれています。

こうした生きづらさを生み出している社会状況を超え出ていくために、本シンポジウムでは「多様な生き方」に焦点を当て、「ふつうの生き方」を相対化していく試みをしてみたいと思います。「ふつうじゃない」典型として扱われがちな「ひきこもり」を入口にして、その当事者・家族・地域住民それぞれの立場から、「生き方」の多様なあり方を模索し考え、社会的にも提起していければと思っています。

分科会・催し

  • 第一分科会
    生存戦略としてのひきこもり

    「自分の部屋に閉じこもり、ずっとネットやゲームをしている」など、勝手なイメージがひとり歩きしがちな「ひきこもり」ですが、その実態はきわめて多様です。近年では、「ひきポス」「ひきこもり新聞」「ひきこもりUX会議」など、当事者の方々自身による発信の活動も広がっており、徐々に周知も進められつつありますが、まだまだ世間の誤解や偏見は強いのが実情です。

    この分科会では、「VOSOTぼそっとプロジェクト」を立ち上げ、「ひきポス」のライターや「GHO(Global Hikikomori Organization)」など、さまざまな活動を展開されているぼそっと池井多さん(シンポジウム登壇者)をゲストに迎え、ひきこもり状態にある人びとのリアルな実態を明らかにしていきます。

    なお、本分科会は、「ぜひ参加したいけど、大勢の人が集まる場にいくのはつらい」という声にも対応できるよう、WEBでの参加も予定しています。YOUTUBEチャンネルでの配信を予定していますので、チャットを通じてコメントをすることもできますので、ぜひご参加ください。

  • 第二分科会
    こんな生き方アリ?ナリワイをつくる

    今の日本社会では、「働く」のは生きていくための手段であり、目的ではないはずなのに(生きるために働く)、なぜか「働くために生きる」と転倒してしまっているような実態が広がっていたりもします。それは、働けていない状態にある人びとへの支援を行なう若者・ひきこもり支援においていっそう顕著に表れることも多く、「雇われて働く」ということがまるで唯一の「ゴール」であるかのように捉えられていたりもします。

    しかし、「働く」というのは何も雇用労働だけにとどまりません。自分(たち)なりの強みを活かした仕事をつくってみたり、地域社会のなかにあるさまざまな「ニーズ」を寄せ集め、それを担っていったり、「働く」というのは多様なバリエーションがあります。既存の一般就労とはちょっと違った働き方に対し、「誰かとともに生きていく」という、暮らしの原点にあるものという意味合いを込めて「生業=ナリワイ」と読んでみたいと思います。

    この分科会では、「山奥ニート」としてメディアでも注目されていた、和歌山県田辺市の山村で共同生活を営んでいる「NPO法人共生舎」の葉梨はじめさんをお招きし、日々の取り組みを報告していただきます。また、参加者同士で「こんな取り組みもあるよ」ということを持ちより、「いろんな生き方」をみんなで検討・交流する機会にしたいと思っています。

  • 第三分科会
    多様性にひらかれた地域づくりとは
    昨今、「地域づくり」を目的とした様々な実践が各地で行われていますが、生きづらさを抱える若者を巻き込んだ環境や取り組みの広がりにはまだまだ課題が残されています。

    子ども・若者が生きている実感を得られるスモールステップをいかに地域で創出していけるか、その手段に不可欠な『多様性』『居場所』『ネットワーク』をキーワードとして
    これからの地域づくりの在り方を問い直していきたいと思います。

    この分科会では
     居場所づくりをきっかけとした分野横断型のネットワーク形成と実践を行う瑞穂市社会福祉協議会、
     児童養護施設退所後のアフターケア事業等、義務教育期間に留まらない、社会的養護が必要な子ども・若者に対する居住支援、生活支援を岐阜県下で先駆的に実践する羽島ボランティア協会、
     ニート、ひきこもりに対する社会的居場所『nest』 を社会福祉協議会として全国に先駆けて構築、実践している伊賀市社会福祉協議会 の三者の実践報告を通じた対談・交流を深めていきたいと思います。
  • 第四分科会
    「親の老後」を考える
    この間、メディアでも注目を集めるようになった「8050問題」ですが、これはひきこもりの高年齢化に伴うさまざまな生活課題を総称したフレーズで、「50代のひきこもり当事者と80代の親世代」という家族構成を指しています。「ひきこもり問題」と「高齢者介護の問題」とが重なり、生活上の困難が逼迫化してしまう状況で、親も子も視野に入れたトータルな生活支援課題が問われています。
    どちらかというと若年層に注目が集まってきた「ひきこもり支援」と、高齢者への支援に重点化されてきた「介護問題」、そして両者にまたがる「生活困窮支援」など、領域ごとの支援実践を横につなげ、総体として家族を支えていくという課題が出てきます。
    今年3月には、政府による「40歳以上のひきこもり」の実態調査が行なわれるとともに、川崎殺傷事件や練馬子殺し事件をめぐる報道により、「ひきこもりの高年齢化」問題への社会的関心も高まっていますが、それに対する実践をどのように進めていけばいいのか。この分科会では、国の各種施策が進められる以前より、総合的な支援体制を進めてきた菊川市社会福祉協議会の取り組みを題材にして、皆で考えてみたいと思います。
  • 第五分科会
    障がいと「ひきこもる」 
    「障がいがあっても、自由に出かけたい」
    「ひきこもり」と「障がい」とは、いろいろな面で重なりあっている部分が少なくありません。「周りと違う」ことで排除されたり、体調の波が大きくて思うように動けなかったり、さまざまな理由からひきこもり状態を余儀なくされてしまうことも多かったりします。また、外に出かける際に他者のサポートが必要な人の場合、なかなか思うように出かけられない状態に置かれてしまったり、施設に入所していると、「施設で暮らせているんだから充分でしょ」と言われ、自由に生活できないつらさを声に出せないままにされていたりもします。
    ひきこもるつもりはなくても…障害があるゆえにひきこもる生活が続き、家族の中で課題を抱え身動きができない生活が余儀なくされています。
    在宅で施設で…どうその人らしい生き方を選んでいけるのか?大切にされるのか?
    この分科会では、のぞみの丘ホスピタルの臼井潤一郎さんに日々の取り組みを報告して頂き、参加されたみなさんと交流しながら、「いろんな生きるのえらびかた」「これからの暮らし」について考えていきたいと思います。
  • 交流会①
    当事者たちの表現交流会
    この「表現交流会」では、ひきこもり状態で苦しんできた経験を持つ当事者の方が、表現活動を通して「当事者の実情・想い」を伝えます。他の分科会のように、特定のテーマを定めて議論するのではなく、あらかじめ設定されているのは「表現発表」のみで、それ以外の時間は自由な交流の場となります。その場に居合わせた他の方と交流するもよし、誰かの発表に触発されて、即興的な発表をその場で行なうのもよし、ご自由に場を使っていただければと思います。あらかじめ準備・設定した表現発表は、分科会の時間とはずらして設定していますので、発表部分のみ参加し、それ以外の時間は分科会に参加することも可能です。

    発表①(13:00~13:30) 鵜笑流亭
    発表②(14:30~15:00) (一社)SHINYの若者たち
  • 交流会②
    当事者家族の交流会
    ひきこもり状態にある人びとの「家族」という存在は、当事者の最も近くで接する存在であり、「支え手」としての振る舞いが求められる一方で、子どもがひきこもってしまったことにより、周囲からのまなざしに晒され、苦しめられる当事者でもあります。日本社会に根強い家族主義圧力の下で、ひきこもる当事者だけでなく、その家族自体も社会的孤立状態に追い込まれてしまうケースも少なくありません。
    そういった実情を踏まえつつ、どのように家族を支えていけるのかということが、この分科会の基調テーマになります。日々思い悩み、孤立しがちな家族同士が集まり、互いに支え合っていく「家族会」の取り組みは、全国各地で展開されていますが、ここ岐阜県でも、各地でその準備会設置の動きが進んでいます。この交流会では、そういった家族会の取り組みを土台にしつつ、家族が置かれた苦悩や葛藤を皆で共有していきたいと思っています。
    いずれにせよ、議論の前提として敷かれているのは、家族責任が過剰に要求されがちな社会状況を批判的に捉え、「家族をひらく/社会で支える」という方向での実践的探求です。ひきこもる当人だけでなく、家族自体も孤立に追い込まれてしまわないよう、地域で家族を支えていく活動を広げていければと思っています。
  • 基本講座
    そもそも「引きこもる」とは何か?
    川崎殺傷事件をめぐる報道もあり、にわかに注目を集めることとなった「ひきこもり」。メディアなどで耳にする機会は徐々に増えていて、親戚や友人、近隣にも「ちょっと気になる家庭」があったりするかもしれません。しかし、メディアで扱われる「ひきこもり像」は偏りが大きく、参考にならないばかりか偏見の母体になっていたりもします。そういった状況があるからこそ、当事者およびその家族は社会から孤立し、困難状況が深まっていったり、長期化を余儀なくされたりしてしまいます。
    そんな実情に対し、はたして周囲の大人はどういった対応をしていくことができるのか。午後の各分科会では、場面・テーマごとにさまざまな観点から実践を交流していきますが、この「講座」では、「ひきこもり問題」の基礎・基本を学ぶとともに、各自が抱く疑問や悩みを出し合い、「そもそも」をみんなで考えていく場にしたいと思います。
    ひきこもり問題についての基礎理解は、岐阜県ひきこもり地域支援センターで相談支援に従事されている若園優さんにお願いし、大まかな概要や現場で見えている実情をお話しいただきます。それを踏まえて後半では、参加者それぞれが抱いている疑問や悩みを出し合い、それをもとに全体で交流していきたいと思います。
  • いろんな実践団体が集合!
    おたのしみマルシェ
    県内で屋台出店や雑貨制作・販売など様々な実践を行い、そこにひきこもり経験者や生きづらさを抱える若者を巻き込むことで出番と役割を作っている団体が一堂に会し、軽食や雑貨などの販売を行います!

    【出店団体(予定】

    ①コミュニティサポートスクエア(コミュニティカフェわおん)
    上之保ゆず塩焼きそば(1食400円 先着200食)

    ②社会福祉協議会 豊住園
    お弁当(1食350円~500円 先着60~100食)
    お菓子・自主制作品 ほか

    ③社会福祉協議会 すみれの家
    パウンドケーキ(400円)ドーナツ・クッキー(100円~200円)
    かきりんグッズ(200円~350円)ポロシャツ・Tシャツ
    各 なくなり次第終了

    ④岐阜中西子ども劇場
    シフォンケーキ(150円 先着39個)
    混ぜご飯(150円 先着32食)

    ⑤NPO法人チュラサンガ
    産直野菜(何があるかは当日のお楽しみ なくなり次第終了)

    ⑥人と学ぶ場ふらっと
    ジュース(150円)アクセサリー(800円~)なくなり次第終了
    ワークショップ(1000円)

    ⑦SHINY 
    キーホルダー(250円~)ボールペン(350円~)
    各なくなり次第終了

    ⑧NPO法人仕事工房ポポロ
    ハンドドリップ・がん太コーヒー(1杯 300円)
    み~ちゃんの絵葉書(1枚 100円)
    その他、雑貨各種 なくなり次第終了

    ⑨Passo
    ペットボトルアクセサリー

    ⑩羽島ボランティア協会
    お菓子、各種グッズなど

    11.岐阜開成学院
    アクセサリー、ポーチ、ブックカバー

    12.つむぎの森
    野菜、アクセサリー、お菓子
  • 第三分科会
    多様性にひらかれた地域づくりとは
    昨今、「地域づくり」を目的とした様々な実践が各地で行われていますが、生きづらさを抱える若者を巻き込んだ環境や取り組みの広がりにはまだまだ課題が残されています。

    子ども・若者が生きている実感を得られるスモールステップをいかに地域で創出していけるか、その手段に不可欠な『多様性』『居場所』『ネットワーク』をキーワードとして
    これからの地域づくりの在り方を問い直していきたいと思います。

    この分科会では
     居場所づくりをきっかけとした分野横断型のネットワーク形成と実践を行う瑞穂市社会福祉協議会、
     児童養護施設退所後のアフターケア事業等、義務教育期間に留まらない、社会的養護が必要な子ども・若者に対する居住支援、生活支援を岐阜県下で先駆的に実践する羽島ボランティア協会、
     ニート、ひきこもりに対する社会的居場所『nest』 を社会福祉協議会として全国に先駆けて構築、実践している伊賀市社会福祉協議会 の三者の実践報告を通じた対談・交流を深めていきたいと思います。
  • 第四分科会
    「親の老後」を考える
    この間、メディアでも注目を集めるようになった「8050問題」ですが、これはひきこもりの高年齢化に伴うさまざまな生活課題を総称したフレーズで、「50代のひきこもり当事者と80代の親世代」という家族構成を指しています。「ひきこもり問題」と「高齢者介護の問題」とが重なり、生活上の困難が逼迫化してしまう状況で、親も子も視野に入れたトータルな生活支援課題が問われています。
    どちらかというと若年層に注目が集まってきた「ひきこもり支援」と、高齢者への支援に重点化されてきた「介護問題」、そして両者にまたがる「生活困窮支援」など、領域ごとの支援実践を横につなげ、総体として家族を支えていくという課題が出てきます。
    今年3月には、政府による「40歳以上のひきこもり」の実態調査が行なわれるとともに、川崎殺傷事件や練馬子殺し事件をめぐる報道により、「ひきこもりの高年齢化」問題への社会的関心も高まっていますが、それに対する実践をどのように進めていけばいいのか。この分科会では、国の各種施策が進められる以前より、総合的な支援体制を進めてきた菊川市社会福祉協議会の取り組みを題材にして、皆で考えてみたいと思います。

参加お申込みはこちらから

会場へのアクセス

日時 2019年9月22日(日曜日)
受付 午前9時30分~
場所
瑞穂市総合センター
岐阜県瑞穂市別府1283
受付 午前9時30分~
駐車場は収容台数に制限がございますので、できるだけ公共交通機関のご利用に協力お願い致します