多様な人材で農村の未来を創ろう!

人口減少・高齢化社会が迫る現在、確実な手法で「害」を軽減するとともに、地域を活性化していく新たな対策が必要です。「獣がい対策」実践塾では、魅力ある地域を守るために、被害を受ける当事者だけでなく地域内外の多様な関係者が協力して、獣害対策をきっかけに地域が元気になる方法を検討していきます。高校生や都市住民・住宅地住民など、これまで「獣害」問題とかかわりが少なかったの人材が、地域とかかわり地域の魅力を体感しながら、自分にできることを考えていく・・・新しい獣がい対策への多様なアプローチをみんなで創っていきませんか?


    • 獣害問題と農村の現状を知る
    • 野生動物の調査法を学ぶ
    • 確実に被害を軽減する方法を知る
    • 地域の魅力を知る・体感する
    • 地域活性化の方法を考える
    • 自分でできることを考える

地域を元気にする
「獣がい対策」の方法について考えていきます!

「獣がい対策実践塾」では、丹波篠山市での現場実習を通じて、野生動物による被害問題(獣害)について学びながら、野生動物の調査方法や、獣害を確実に軽減するための具体的な方法論や技術について学んでいきます。さらに、今後の人口減少・高齢化社会の進行を見据えて、外部人材が地域の獣害対策と地域活性を両立的に支援していく方法をみんなで考え、野生動物を「害」と感じず、地域にとってプラスの存在に変えていく対策(獣がい対策)の推進を目指します。獣害から守り伝えていきたい丹波篠山の魅力を発見・体験しながら、多様な人材で前向きに問題解決の方法を探っていく、そんなプログラム構成です。

例えば...こんなことを学び、考えていきます。

獣害対策の現状や、地域主体の獣害対策の基本
守り伝えていきたい丹波篠山の魅力の発見!
効果的な捕獲、防護柵の設置・維持管理方法
地域を元気にする!前向きな「獣がい対策」
センサーカメラを使った野生動物の行動把握
多様な人材で、美味しく・楽しく問題を解決する方法

2021年度実践塾のポイント

  • 丹波篠山市畑地区をフィールドとして、地域の獣害のリアルな現状や取り組みについて、具体的な実践を通じて学びます!
  • サルの位置測定方法や個体数調査の方法、夜間に行動するシカやイノシシの行動を把握する方法など、野生動物の調査方法についても実習を通じて学習します。
  • 初回に丹波篠山特産の黒大豆の苗植えを行います。この農地はサルやシカやイノシシが多く出没する農地です。実践塾で学ぶ獣害対策や調査の技術を通じて、この農地が野生動物から本当に守ることができるか? 検証します。
  • 昨年までに引き続き、柿の有効活用の検討など、地域を元気にする獣がい対策のアイデアについても考えていきます。
  • 丹波篠山市畑地区をフィールドとして、地域の獣害のリアルな現状や取り組みについて、具体的な実践を通じて学びます!

現場体験・実践を通して
地域を元気にする獣がい対策についてみんなで考えていきます。

サル用電気柵設置・追い払い体験実習

夜間の野生動物の行動調査実習

獣害柵(シカ・イノシシ)点検実習

放任柿の収穫と有効活用実習

スケジュール
(内容は予定です。状況によって変更となる場合があります)

第1回
6/20(日)
9:30~15:00 
サル追い払い・電気柵点検実習
丹波篠山特産の黒豆苗植え体験(第2回でサル用電気柵を設置します)
第2回
7/25(日)
9:30~15:00 
サル用電気柵の設置実習
※第1回で苗植えをした畑に実際にサル用電気柵を設置して、野生動物から作物を守ります。
第3回
8/21(土)
夕方プログラム
シカ・イノシシ調査実習
※センサーカメラ、ライトセンサスにより夜間行動する野生動物の調査方法を学びます。
第4回
9/26(日)
9:30~15:00 
獣害柵点検実習
※さく×はた合戦(畑地域のシカイノシシ対策のための獣害柵の点検イベント)に参加し、獣害柵点検マップを作成します。
第5回
10/24(日)
9:30~15:00
柿の有効活用実習
※放任柿の収穫と有効活用のためのジャムづくりを行います。
第6回
12/19(日)
9:30~15:00
狩猟、解体現場実習(予定)

※新型コロナウィルス感染状況等により、スケジュールや内容が変更になる可能性があります。

※新型コロナウィルス感染状況等により、スケジュールや内容が変更になる可能性があります。

協力:丹波篠山市畑地区(みたけの里づくり協議会)

丹波篠山市畑地区では、サル・シカ・イノシシなど獣害問題が深刻な地域です。高齢化も進行していて、獣害対策だけでなく地域を維持していくための担い手不足が課題となっています。それでも、畑地区では、地域で複数集落が連携してサルの追い払いを行う「みたけのサル追い隊」を結成したり、都市部人材を地域に呼びこみ放任柿の収穫(さる×はた合戦)や、獣害柵の点検(さく×はた合戦)を進めるイベントを実施するなど、前向きに地域を元気にする獣がい対策に取り組んでいる地域です。
2021年度の獣がい対策実践塾は、畑地域をフィールドにして、地域にご協力いただきながら、最前線の現場の取り組みや課題について学んでいきます。

集合場所(みたけ会館)

兵庫県丹波篠山市瀬利92

講師紹介

清野未恵子
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授
農山村地域における人と野生動物との共存に関する研究を軸としながら、持続的な自然共生社会の構築やそうした社会を担う人材育成に関する研究を展開している。丹波篠山でも学生、地域住民と共に地域の課題解決のため、精力的に連携研究や交流事業を進めている。
山端直人
兵庫県立大学自然・環境科学研究所 教授
地域や集落を対象に、獣害を減らす実証的研究にとりくむ。対象とした地域には、被害をほぼゼロにできた集落も多い。今後の課題は、高齢化し人口も減る農村で、どうやって獣害対策を維持するか?それが可能な地域の仕組みについて思索している。
鈴木克哉
前職の兵庫県立大学/兵庫県森林動物研究センターでは、地域主体の獣害対策や住民支援体制の整備に従事。2015年に兵庫県丹波篠山市でNPO法さともんを設立。「獣がい対策で地域を元気にする」を合言葉に、行政や関係団体と連携しながら、地域に根差して獣害対策と地域活性化を両立的に支援するソーシャル・ビジネスのモデル確立を目指している。

獣がい対策で地域を元気にする

日本の里地里山には、ゆたかな自然と調和した人の暮らしがあり、長年継承されてきた伝統・文化があります。ところが近年、このような豊かな里地里山の暮らしの継承が脅かされています。各地の農山村でサルやシカ・イノシシ等の野生動物による「獣害」が深刻な問題となっているからです。被害を効果的に防ぐ方法はありますが、農村では人口の減少、高齢化により獣害対策を行なうための意欲や労力が減退している状態です。

とくに山際に立地している地域は野生動物の被害にあいやすく、獣害対策を行うために大変な苦労を強いられています。さらに押し寄せる高齢化や人口減少、後継者不足の問題もあり、獣害対策を継続的に行っていくための気力や労力もままならない状態となっている地域も少なくありません。

そこで私たちは、支援が必要な地域と、これまで農村との関係が希薄だった人材と(都市住民・市街地住民・小・中・高校生・主婦・一般企業など)をGift-Giftの関係で結びつけ、多様な人材参画による共創(Co-Creation)を促進し、地域の課題解決や活性化の実現を目指します。

獣害対策をきっかけに、今までなかった新たな交流を生み出し、守り伝えたい地域の魅力をみんなで共有・発信していくことで、獣害を解決しながら地域の活性化までを支援していきたいと思います。

地域に与える負の影響から「獣害」と表記されることが一般的ですが、本来、野生動物は豊かな里地里山の構成員であり地域の魅力の一つです。

私たちは「獣害」を「獣がい」という言葉に変えたいと思っています。

確実な手法で「害」を軽減するだけでなく、獣の存在はそのままに、多様な人材の参画により、新たな交流や共感を生む前向きな「獣がい対策」を推進し、地域を元気にすることを目指します。

なお、2021年度の『獣がい対策実践塾』の成果については、『第4回 獣がいフォーラム』(2022年1月10日開催予定、丹波篠山市獣がいフォーラム実行委員会主催)にて発表される予定です!

ご関心・ご興味を持っていただいた方は、ぜひご参加ください!

お申込(参加費無料)

参加ご希望の方は、以下のフォームからご登録ください
※お申込多数の場合は参加予定回数が多い方を優先します。
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特定非営利活動法人 里地里山問題研究所(さともん)事務局

〒669-2214 兵庫県丹波篠山市味間新315
info@satomon.jp