ANA全日空
E.A.さん
最終試験を終えてから2週間と数日。苦しくて心の痛む日々を過ごしてました。「受かっていたい。」という願いと、「落ちていたらどうしよう。」という思いが、交互に浮かんでいました。ずっと携帯をにぎりしめ、電話を待つのに疲れた頃、家の電話が鳴りました。それが私が待ち焦がれていた合格通知でした。一緒に働ける日を楽しみにしておりますとのこと。
その言葉を耳にした時、私の力がふっと抜けて涙がこぼれました。ずっとずっとあたためてきた夢が叶った瞬間でした。
私以上に喜んでくれたのは家族でした。私がCAになりたいと決めたその日から、全身全霊をかけて私を応援してくれました。時には励ましてくれ、時には厳しく𠮟ってくれました。
また多くの友人が支えてくれました。試験の前には必ず電話やメールをくれたり、緊張して食べられなくなる私のために、栄養補助食品を届けてくれました。
私は応援してくれた周りの人がいたからこそ、頑張れたし、夢を叶えることが出来たと思っています。私の力だけではどうすることも出来なかったと思います。
私はただ、人より少し身長が高いだけであとは他の子と同じ、もしくは劣っている点ばかりでした。ただただ目立たない普通の子です。そんな私が合格できたのは、私を見守ってくれた人たちの愛があったからだと思います。私は自分に自信を持つことが出来ませんでしたが、唯一、応援してくれている人々の期待に応えようという思いだけを胸に励んで過ごしてきました。
私は、幼い頃からクラッシックバレエをしていて人前にでることに慣れていました。度胸もあるつもりでした。しかし、CA受験の際には、クラッシックバレエと違って、人前で話すという事を求められます。私はあまり話が上手ではなく、また声が低かったので、とても不安でした。しかし、不安がっていても仕方がないので、他に何かでカバーしようと思いました。それは笑顔でした。
舞台で踊る時のように微笑み、相手に語りかけるようにすれば大丈夫だと自分に言い聞かせ、面接の時はこれだけを守ってきました。
そしてもうひとつ、面接に行く時に私が常に持っていたものがあります。それは親友がくれたお守りです。スーツのポケットにはいるもので、それを身につけていると、緊張せずにいられました。その親友は私がわたしらしくいられるようにと祈ってそれを私にくれました。だから、きっと面接官にも伝わったのだと思います。
私は、学校に来て、正直、もう嫌だなぁと思う時もありました。でも、今現在逃げていたら、この先、いい事はないと思い、自分を律しながら、約4ヶ月通いました。
ビデオでは欠点を指摘され、シュンとなったり、英語では自分の能力低さに情けなくなり一般常識では中学生に戻りたいと思ったり、学院長先生のレッスンでは自分のがさつさを恥じました。
でもそれらの等身大の自分を受け入れてそれでも頑張ってこられたのは、先生方の愛を感じたからだと思います。
自分の感情をあまり表さない。指導しにくい生徒だと思います。いろいろとご指導ありがとうございました。
学院で学んだことを胸に、自分らしさを忘れずに、経験を積んでいきたいと思います。