今回のインターンでは、秋田にある国際教養大学の学生と東京・大阪から集まった大学生が、2019FISフリースタイルスキーワールドカップ秋田たざわ湖大会の業務として、世界各国から集まった選手たちのおもてなしをしました。
外国人選手の通訳業務のほか、運営に関わるさまざまな業務を秋田で体験してきました。
モーグルとは、ノルウェー語で雪上のコブを意味します。
モーグル競技とは、雪面に規則的なコブが配置された急斜面での滑走を、高いターン技術、エアー演技、ハイスピードの3要素で審査する競技です。採点配分はターンが全体の60%、エアー20%、スピード20%となっています。
華やかなエアーに注目が集まりますが、あくまで最重要要素は「ターン」となっています。柔らかなひざ使いで、滑らかに正確にコブを乗り越えることがモーグルの基本です。
またレース中には音楽が使用されます。ビートの効いたエネルギーあふれた音楽のおかげで、華やかなショー要素も高いです。
観光を希望する選手関係者の方々とともに「劇団わらび座」へ。
役者の方々3人から「殺陣(たて)」を教わりました。
皆さんノリノリで楽しんでいました♪
その他にも備品の準備など、裏方の作業もしました。
バスの送迎案内
公式練習に合わせて移動する選手のため、
スキー場とホテルを繋ぐシャトルバスの案内をしました。
写真はバスの停留所で!
地元の中学生から選手へプレゼントが送られたり、地域の踊りや餅つき体験など、秋田の文化に触れる機会となりました。
インターン生2名が開会式の同時通訳にも挑戦し、関係者の方々の熱い思いを伝えるお手伝いをました。
試合結果を記録し、配布や掲載も私たちの仕事です。
IDチェック
選手の通行を円滑にするため、関係者IDの確認をする業務も。
モーグル・デュアルモーグル共に優勝は、
男子はミカエル・キングズベリー選手、女子はペリーヌ・ラフォン選手
おめでとうございます!
表彰後、メダリストを記者会見会場まで案内する仕事も担当。
賞金授与
1から10位の選手に賞金をお渡ししました。
その時に選手ともパチリ!
サンクスパーティー
すべての試合が終了した後、
選手・スタッフ・関係者全員でサンクスパーティー。
選手や大会アンバサダーの上村愛子さんとお話しする機会もありました!
最初は海外選手への対応・大会運営ともに初めてで探り探りでしたが、毎年の気づきを次の大会に繋げて、改善を重ねてきました。
今回五回目を迎え、ますます良い大会になっていると思います。
たざわこスキー場は、天然雪のパウダースノーなので、海外のアスリートにも好まれます。
また、周辺には乳頭温泉やお酒など、秋田の自慢できるものがたくさんあります。
このような魅力をアピールし、田沢湖・角館エリア、さらには秋田県全体に流れるようなインバウンドの誘客につなげたいと考えています。
この大会がきっかけで、スキー人口が増え秋田県がにぎわってくれたら嬉しいです。
関係者の皆さんの力のおかげで、大変な大会運営も楽しく進められました。
秋田の自慢は、自然豊かな環境やここにしかない風景です。
例えば、去年11月にユネスコ文化遺産に登録されたなまはげ行事や、駒ケ岳近くに位置し湯の花が浮かぶ温泉など、秋田の美しさをより多くの人に感じてもらいたいです。
各国代表選手はスキーの技術だけでなく、素晴らしいスポーツマンシップの精神を持ち合わせてらっしゃいます。
挨拶や振る舞いから、海外の色々な国に訪れた経験や、彼らの強さが伝わってきました。
日本語がわからなくても自分の思いを伝えようという気持ちにも感心しました。
私自身、今大会を運営する一員になってよかったです。
ワールドカップなどのイベントを作る際のコンサルタントとして働いている河津さんです!
フリースタイルは河津さんにとってはもう家族みたいなもので、安心する存在とのことです。
その大きな理由は選手たちや関係者の仲の良さ!選手たちは試合の際はライバルでありますが、ホテルなどのオフの瞬間は国関係なく仲の良い様子でした。
現在は別の仕事もされていて、お話させていただいた中で心から仕事を楽しまれていることが伝わってきました。