人工芝と言っても種類は様々です。
価格が高ければ良いというものでもないので、どういった製品なら品質が高いのか、購入する際のポイントを紹介します。
人工芝の素材は合成樹脂です。
合成樹脂でも、「ポリプロピレン」「ナイロン」「ポリエチレン」の3種類が主に使用されています。
この3種類はそれぞれ特徴があり、素材によって手触りや耐久性、価格が異なります。
「ポリプロピレン」は少し硬い手触りですが、耐久性に優れるので長持ちする一方、価格が高いです。
「ナイロン」は手触りが柔らかく安いのですが、もろくカビやすいため耐久性はありません。
「ポリエチレン」は「ナイロン」よりも少し硬い手触りで、「ポリプロピレン」には及びませんが高い耐久性を持ちます。
価格も「ポリプロピレン」よりも安く「ナイロン」よりも高い、中間です。
よって、長持ちするものが欲しいなら「ポリプロピレン」、安いものが欲しいなら「ナイロン」、バランスが良いものが欲しいなら「ポリエチレン」がおすすめです。
パイル(芝)の長さ・形・密度によって耐久性が変わってきます。
芝高は短いものより長いものの方が、芝がへたりにくく長持ちします。
こだわりがないなら20mm以上のものがおすすめです。
芝の形はいろいろあるのですが、平型以外のものが良いです。
平型だと倒れた後に元に戻りにくいのですが、C型やV型などは弾力性があるのでふかふかな芝をキープできます。
C型やV型以外にも独自の形があるので、それぞれの商品で確認してください。
最後に、芝の密度も耐久性に関わってきます。
人工芝は使っているうちに、どうしても芝が抜けたり切れたりするものです。
また、クッション性がないと芝が倒れたままになって見た目も悪いです。
芝の密度が高いと、芝同士が支えあうのでふかふかで、芝が倒れることも少なくなるので耐久性が上がります。
まとめると、パイル(芝)の長さは20mm以上のもの、芝の形は平型以外で、密度が高いものがおすすめです。
品質とコスパに優れた人工芝TOP5をご紹介します。
どれもネットで購入できるので、気になった商品はリンクから商品を確認してください。
『ワイズターフU33』は人工芝施工会社の「ワイズウェルデ」で購入できる人工芝です。
施工会社ですが、人工芝単品の購入もできるのでDIYで施工する方にもおすすめです。
人工芝のプロが販売しているものですから、品質は高く、一方で価格も安いのでコスパに優れています。
芝高は33mmとボリュームがあり、芝型はU型なのでふかふかです。
実はV型の芝は耐久性に優れる一方でチクチクするデメリットがあります。
しかし『ワイズターフU33』はV型に近いU型なので、耐久性がある上に手触りがよく、寝転がったり裸足で過ごしたりするのにおすすめ。
1m×1m当たり21000と高密度なので長持ちする製品です。
価格 | ¥2,420 – ¥24,200 |
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素材 | パイル素材:ポリエチレンモノフィラメント 裏面素材:SBRラテックス 基布構造:ダブルポリプロピレン |
芝の高さ | 33mm |
芝の形 | U型 |
芝の高さ | 33mm |
「アイリスオーヤマ」の『リアル防草人工芝』は安心の国内生産の人工芝です。
防草機能付きなので、そのまま敷いても雑草が生えにくく、防草シート分のコストカットができます。
艶消し加工がされており、人工感が無く自然な仕上がりです。
退色1年間保証がついているので、劣化しても1年以内なら補償してもらえます。
それだけ劣化しにくいという自信があるということでもありますね。
価格 | ¥2,490 – ¥24,800 |
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素材 | PE、PP、SBR、PET |
芝の高さ | 約30mm |
芝の形 | ? |
芝の高さ | 約30mm |
「タンスのゲン」の人工芝は温かみのある春・秋色グリーンと緑が爽やかな夏色グリーンの2色タイプがあるので、庭のイメージによって使い分けることができます。
耐UV加工によって色褪せに強く、約7~8年もフレッシュな色を保てます。
パイルが編み込まれた基布の上をラテックスで覆う2層構造をしているため、芝が抜けにくく耐久性が高い製品です。
価格 | ¥7,980 |
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素材 | 芝:ポリエチレン、ポリプロピレン 土台:ポリプロピレン |
芝の高さ | 30mm |
芝の形 | 筋が入っている |
芝の高さ | 30mm |
「モダンデコ」の『リアル人工芝』は化学物質検査をしており、EUの機関REACHで有害認定されている205項目をすべてクリアしています。
ノンホルムアルデヒドで安全なので、小さなお子様がいる家庭ではもちろんのこと、ペットがいる家庭にもおすすめです。
芝高が長めでチクチクしないので、お子様が裸足で遊ぶのにピッタリ。
3層構造で芝が抜けにくいので、思いっきり駆け回って遊べます。
価格 | ¥5,999 – ¥17,999 |
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素材 | 表面:ポリエチレン樹脂 裏面:ポリプロピレン樹脂 |
芝の高さ | 35mm |
芝の形 | ? |
芝の高さ | 35mm |
「山善」の人工芝は、防草シート付きのためお得です。
2m×10mサイズ以外に限りますが、人工芝と防草シートが一緒にロールされているため、そのまま敷くだけで簡単に施工できます。
雑草が生えがちな人工芝同士の継ぎ目は、防草シートに10㎝のフチが付いているため、しっかり光を遮ることが可能です。
耐候試験の結果、最上位の5級を取得しているのでかなり耐久性が高い製品です。
価格 | ¥3,399 – ¥20,999円 |
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素材 | 芝:ポリエチレン、ポリプロピレン 土台:ポリプロピレン |
芝の高さ | 35mm |
芝の形 | ? |
芝の高さ | 35mm |
ネットで買えるおすすめの人工芝をご紹介しました。
紹介した人工芝はどれも高品質ですが、少しずつ特徴が違うので、この中から好みのものを選ぶと良いでしょう。
「目移りして選べない!」という方は、やはりプロが使用している『ワイズターフU33』がおすすめです。
完成度は施工によるので、プロの仕上がりには届かないにしろ、DIYでもプロが使っている人工芝なら納得できる庭になるのではないでしょうか。
もし施工に自信が無ければ、人工芝だけでなく施工を丸ごと依頼することも可能です。