ブルース・モーエン氏(Bruce A. Moen 1948.4.2-2017.11.14 )は、アメリカの死後の人間意識の研究家で、彼は最初、不思議な「偶然」に導かれ米国モンロー研究所のワークショップに参加し、当研究所で開発された科学的聴覚技術・ヘミシンクの技術を使ってエクササイズを始めました。ヘミシンクとは故ロバート・モンロー氏が1970年代に開発した特定のサウンド・パターンを用いたメソッドです。ヘッドフォンでそのサウンドを聞くことにより人間の意識を変性意識に近い状態に導くもので日本でも一般にCDで販売され、またそのワークショップも開催されています。
モーエン氏は自分の体験からこのヘミシンクを使用しなくても同様にモンロー氏の言う「意識のフォーカス」を変え、非物質の世界を垣間見るテクニックを開発しました。それがこの「死後探索」のメソッドです。
モーエン氏は、私達がこのメソッドを使うことで、安全に「死後探索」の体験をし、それにより死に対しての恐怖や不安、近親者の死などの悲しみや疑問を減少させて、新しい「知覚」や「意識の領域」を知ることを望んでいます。
しかし、同時に彼の話、教えなどによって、私達の死後の世界に対する信念を強制的に変えることは、彼の意図するところではありません。
彼は、私達が「実際に体験する感覚を持つこと」を通して、私達の不必要な信念が取り除かれ、私達が自然に変わっていくことを大切にしていました。そして、そのような体験をより容易にできるよう、2007年から毎年来日し、死後の世界や、ガイドやハイヤーセルフとの交流、過去世などについて体験できる「死後探索」メソッドのワークショップを開催していました。
彼は2017年11月14日に69歳で肉体を離れましたが、私達に非物質世界が確かに存在すること、私達がそこを探索し魂の救済の手助けをするという方法で、自己の魂の成長と、何より大切な「愛」を教えてくれました。