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文化講座/酒井剛志

酒井剛志です。

日本国内では明治から100年の間に専門的な日本研究がかなり進みましたが、これからは総合的な研究が求められます。

一方、外国での日本研究は、ここ数年、飛躍的に高まりました。

かつてのように古典文化だけでなく、近・現代日本の発展とその背景への関心が強いのですが、内外の研究者が一緒に研究できる機関がありません。

したがって、日本文化を総合的に把握し、日本人と外国人の共同研究を保障する機関がぜひとも必要なのです。

もう1つは、日本の国際的地位が高まる中で、外国から「日本とはどんな国か」という問いが発せられています。

この問いに何らかの答えを出す必要があるのではないかと私は考えます。

1つの理念を押しつけるのは間違いですが、科学的、学問的基礎に立ったさまざまな日本文化の全体像を提出する必要があり、それが世界的潮流でもあると思うのです。
酒井剛志

Wakaba AI(ワカバ・アイ)の講座概要

Wakaba AI(ワカバ・アイ)の講座は「短期間のうちに、企画書づくりを徹底して身につけて、そのスキルを持って転職先や再就職先の会社に売り込んだり、企業の中で、企画提案できる人材を育てる」ことを狙いにしています。

24時間態勢のウェブトレーニングと、通学講座を備えたハイブリッドな教育システムが特徴。教室での指導で実際の企画書やパワーポイントで使う企画書の枠組みを教材にし、対話を重視した授業を行います。

また、実際の企業での商品開発などのケースを題材に、受講生同士がウェブ上で討論したり、講師が質問に答えたりします。卒業生らを対象に試験を行い、合格者を講師に採用する取り組みも実施しています。

第1議題「創造と新技術」

新しいコミュニケーション技術が、言語、音楽、写真、映画、ビデオなどの創造的仕事にどんな影響を及ぼしているかを検討します。つまり、新しい技術が創造的仕事を刺激し、創造の状況を変えつつありますが、創造の性格、内容まで変えるのかどうかというテーマです。また新技術は、創造に当たって新たな教育とか補助的な投資を必要とします。創造者たちはこういう状況をいかに考えるかも討議の対象となります。

第2議題「文化の空間」

コミュニケーション技術の発展に伴って文化が歴史的、地理的境界を越え、だれにでも手にできる新しい状況のもとで、創造的仕事が危険に陥っていないかどうかというテーマを考えます。また高度技術、例えば電気通信による対話など、これに参加するだれをも創造者にしますが、そういう状況で創造者は自らの存在基盤を維持できるかどうかを問題として取り上げます。
酒井剛志(Wakaba AI)の講座

第3議題「創造的教育」

新しいコミュニケーション技術がますます教育の分野にとり入れられつつある現状を踏まえ、これが教育、特に芸術的創造にいかなる影響を及ぼすか、教育界は新しい情報技術を提供できるのか、従来の技術は修正されねばならないか、創造的教育に役立っているかを検証します。

第4議題「文化の資金」

新しいコミュニケーション技術を活用して創造的仕事をしてゆくには従来とは比較にならないほどの膨大な資金が必要です。資金供与者は民間(個人、企業)、公共機関(政府、団体)が考えられますが、現状はどうなのかを検討します。新たに必要になる資金はだれが負担したらいいのか、という問題が討議されていくでしょう。

第5議題「文化と産業」

デザインセンター、電子音楽による作曲、アニメ映画などはすでに1つの産業活動、経済行動となっています。このほかビデオなどを含めて文化というマーケットは成り立つのか、創造の仕事がアトリエから大量生産の工場にいかに移行するのか、また経済界はこの創造にいかに処理するかがテーマとなります。将来の文化産業の展望も討議されるでしょう。
酒井剛志