■生き洗い（いきあらい)
仕立て上がりのまま、着物や帯などの汚れを、全体的に落とす作業です。→事例はこちらです。

■丸洗い
生き洗いの中に含まれますが、汚れを落とした後にドライ・クリーニングをします。全体的に濯ぐ（すすぐ）ためです。汚れの度合いにより、丸洗いをする場合があります。
基本的には全体に汚れが目立つ時に丸洗いをしますが、長期間、お着物をタンスなどへ仕舞う前に、カビを予防する意味で丸洗いをする場合もあります。着物を痛めないように最小時間で丸洗いします。 →事例はこちらです。

■部分洗い
衿や袖口、或いは他の部分的な汚れを落とします。

■洗い張り
着物の汚れ、シミがかなり目立つ場合、着物を全部ほどいて水洗いをします。必要に応じて糊入れを施し、生地に適度なコシを与えます。仕上げに｢湯のし｣を行います。(着物の一部分だけ、汚れやシミが目立つ場合、部分的にほどいて洗い張りをする方法もあります) →事例はこちらです。

■湯通し(水通し）
着物の反物を水に通し、生地を活き活きとさせ、糊入れを適度に施してコシを与え、自然乾燥の後に｢湯のし｣をして仕上げます。主に、仕立ての前にする作業です。 

■シミ抜き(染み抜き、しみ抜き）
汚れ落とし、生き洗い等では落ちない、様々なシミを抜きます。黄変、変質のシミも処置します。→事例はこちらです。

■地直し
生地の色抜け、変色した部分を、染料を使い、目立たぬように補修します。

■色はけ
日光など、光を浴びた事による生地の退色、変色(黄ばみなど)を、主に刷毛によって染料で補修します。場合によっては、その部分に柄足しをする事もあります。補正しやすい色、しづらい色があります。 

■柄直し、柄足し
着物や帯などの絵柄の一部、描き直しや、柄の描き足しなどをします。→事例はこちらです。

■ガード加工、撥水加工(はっすいかこう)
一般にガード加工などと呼ばれる、生地から水や汚れをはじくための加工です。汚れやシミをある程度防ぐ事が出来ますが、100％の防御を保証するものではありません。→事例はこちらです。

■裄直し（ゆきなおし）
肩巾と袖巾の寸法を直します。

■袖丈直し（そでたけなおし）
袖下の寸法を直します。

■仕立て直し
着物全体をほどいてのお直しとなります。→事例はこちらです。

■その他の寸法直し
さまざまな寸法直しについてもご相談ください。

Q.複数枚あって、お店には行けないのですが…宅配便でも受け付けてくれますか？

A.はい、宅配便での受付を始めさせていただきました。詳しくは、こちらをご覧ください。

Q.しみ抜きができるかどうか見ていただけますか？

A.拝見させていただきます。お着物、お品物をご来店にてお持ち込みか、宅配便にてご送付ください(送料はお客様のご負担となります）。お着物、お品物を職人が実際に拝見し、お客様にお手入れの内容についてご説明、ご相談させて頂きます。（お客様が納得いかなければ、そのままお持ち帰り頂いて構いません。ご来店の場合）。

Q.その他のお手入れの事例も見てみたいのですが…

A.お手入れの事例は、石村和服加工所公式サイト、Instagram、Google などでもご紹介しています。

Q.お見積りはしていただけますか？

A.はい、送料のみで、無料でお見積りさせて頂きます。ご遠慮なく、お問い合わせください。