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犬てつ
未来の運動会
をもう一度

2021年1月30日(土)

犬てつ・未来の運動会
をもう一度

犬てつでは、2020プロジェクトとして、2020年6月から11月までの半年間、哲学対話を通して創り上げた「未来の運動会」を12月に開催しました。
「未来の運動会をもう一度」では、この「未来の運動会」の経験を活かし、ICT(情報通信技術)を使う方法などのテクニカルサポートを受けながら、コロナ禍でのスポーツ共創のさらなる可能性を探ります。

「未来の運動会」は、競技・遊びを創る人(デベロッパー)と競技・遊ぶ人(プレイヤー)が一緒になった「デベロップレイヤー」になり、自分たちで競技や遊びを考え、創って、プレイする、今までにないような運動会です。

※この事業は、 スポーツ庁 令和2年度「Sport in Life 推進プロジェクト(ターゲット横断的なスポーツ実施者の増加方策事業)」 の一環として一般社団法人運動会協会が調査対象とする事業です。 スポーツ人口の拡大を目指し、生活の中でのスポーツに関して具体的な実行と調査を行います。

プランナー:廣田祐也

スポーツを「する」のは苦手でも「つくる」のは得意な大のスポーツ共創好き。コミュニケーション手段としてスポーツを利用中。「共創」を運動会だけでなく文化祭でも実現すべく文化祭協会を設立。
アドバイザー・進行役:
安本志帆
みんなのてつがくCLAFA代表。元幼稚園教諭。幼児教育を通し人間教育の観点から哲学対話をとらえ、CLAFA対話のアトリエ、美術館、学校等で多用な人たちと哲学対話を実践中。犬てつの進行役を設立当初からつとめ、犬てつ2020プロジェクト「哲学対話を通して創る未来の運動会」でも進行及びディレクションをつとめる。共著に『こどもと大人のてつがくじかん』。
キュレーター:ミナタニアキ

犬てつ主宰。大学で美学芸術学・表象文化論を学ぶ。美術館学芸員を経てフリーランスとして評論、キュレーション、編集などを行う。身近なところから生まれる問いに向き合い、考え、実践し、記録をとどめ、発信していく。地域での対話を通じた創造的な場を創る試みを行っている。

キュレーター:ミナタニアキ

犬てつ主宰。大学で美学芸術学・表象文化論を学ぶ。美術館学芸員を経てフリーランスとして評論、キュレーション、編集などを行う。身近なところから生まれる問いに向き合い、考え、実践し、記録をとどめ、発信していく。地域での対話を通じた創造的な場を創る試みを行っている。

これまでの
犬てつ・哲学対話を通して創る未来の運動会
のストーリー

2020年。活動4年目を迎えた犬てつでは、これまでの哲学対話とはちょっと違った試みを行おうと考えました。考えるだけでなく、その考えを社会実装するとどうなるか。それが犬てつ2020プロジェクト「哲学対話を通して創る未来の運動会」です。コロナの影響もあり、予定が延期になったりもしましたが、オンラインでの対話も取り混ぜながら、6月から11月まで対話を重ね、12月に「未来の運動会」本番を迎えることができました。
12月の運動会を迎える直前には、コロナの第三波で感染者が日増しに増えていくなか、いわゆるスポーツとしての「運動をしてはいけない」という条件が利用予定の公共施設から出されるといったハプニングもありました。 犬てつでは、そうした条件を「運動」とは何かを見つめる好機ととらえ、その中でできる競技を作りあげ、運動会開催にこぎつけました。
「未来の運動会をもう一度」では、そのときの経験を活かし、ICTを使う方法などのテクニカルサポートを受けながら、コロナ禍でのスポーツ共創のさらなる可能性を探ります。

哲学対話を通して創る未来の運動会

コロナの影響で、5月から開催を予定していた対面でのイベントは延期となりましたが、6月からはプレイベントとして、オンラインでの対話を行うことに決めました。そのときに公開した案内文です。

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新型コロナによってこれまで当たり前と思っていたシステムがほころびをみせ、いろんなことを一から問い直す機運が高まっています。なかでも「学校」は、2月29日という早い時期に一斉休校が要請され、こどもたちや大人の生活や社会に大きな影響を及ぼしました。

学校は勉強を教わる場所?
社会とつながりをもつところ?
給食が食べられる場所?
自由に生きるための力を育む場?

たくさんの問いが浮かぶなか、その再開を心待ちにしてきたこどもや大人たちがいる。何に重点を置くかはいろいろあるとはいえ、こうした場所はあった方がいい。でも、そのシステム自体はいろんなところでほころびをみせはじめている。19世紀末から20世紀初頭にかけて作られてきた近代のシステムを踏襲するのではなく、21世紀の現代に応じてアップデートした方がいいだろう。
そうしたことが改めて感じられます。

2020年度の犬てつでは、こうした学校の在り方を縮図的にあらわしているともいえる「運動会」をキーコンセプトに、「未来の運動会」はどんなものかを、この一年を通して考え、さらに創造したいと思います。

今年度の運動会の中止を決定する学校が続々とでてきています。社会のなかでまっさきに休校が決まった「学校」や、不要不急とされた「文化施設」と同じように、学校における運動会とは一体どんな位置づけにあるのでしょう? 運動会についての問いは、学校、そして教育とは何かについての本質的な問いにもきっとつながってくるでしょう。

そもそも運動会は何のために行うの?
今の時代にあってどんな運動会が可能なの?
遊びと運動の違いは何?
勝ち負けがあると何で楽しい?

こうした根っこのところから問いかけてみたいと思います。
そして、それを考えるだけでなく、社会実装するために、最終回では自分たちで「未来の運動会」を実際に開催します。

「未来の運動会」は、競技・遊びを作る人(デベロッパー)と競技・遊ぶ人(プレイヤー)が一緒になった「デベロップレイヤー」になって、自分たちで競技や遊びを考え、作って、プレイする、今までにないような運動会です。

そのなかで私たちは当然withコロナ時代の新しい運動会のあり様についても模索することになります。
原点を探るような対話を通じて、いったいどんな運動会ができあがるでしょうか? 
未来は創れる! 新しい未来のあり方を一緒に創造しませんか?

6月 オンライン哲学対話 テーマ「学校」

6月のオンライン哲学対話のテーマは「学校」でした。
みんなで問いを出し合い、選ばれたのは、「学校でみんなで学ぶ理由は何? その意味はあるのか?」です。
問いが決まってからも決まる前も、いろんな疑問が噴出した回でした。
 
・わざわざ学校に行ってみんなでやる意味はあるの?
・なんで学校に行くの?
・宿題はなんであるの?
・復習する意味は何?
・なんのために覚えてないといけない?
・学校に行かないと生きていけない?
・学校でみんなでやる意味のある教科はなんだろう?
 
予定を30分以上も延長して対話しましたが、まだまだ話し足りません。「話しているうちに、なんだかよくわからなくなってきた」という感想もありました。

7月 オンライン哲学対話 テーマ「学校に行かないとどうなるの?」

7月の対話のテーマは、6月に引き続き「学校」です。
6月の対話のあとに、こどもからリクエストのあった、「学校に行かないとどうなるの?」のテーマで話します。
当初は学校に行かないという選択をするとどういうことになるのか、という問いだと思っていたのが、この問いを出してくれたこどもに詳しく話をきいてみると、そもそも学校というシステムがこの世のなかに存在しないとどういうことが起こるのかという問いのようでした。そこから話はこんな風に広がります。

詳しくはこちらから。

8月 オンライン哲学対話 テーマ「運動会って何だろう?」

8月の対話のテーマは、「運動会って何だろう?」です。 
最初に出てきたのが、「運動会とは身体を動かすための行事」という話。じゃあ、ズームの画面に映っている身体はどうだろう?身体には本当の身体と偽物の身体がある?心は身体なんだろうか?
未来の運動会の未来って何?
身体と未来にまつわる、刺激的な対話が繰り広げられました。

詳しくはこちらから。

9月 哲学対話を通して創る未来の運動会

9月からは犬山市の全小学校にもちらしを配布。
一般からの参加者の募集も行い、12月の未来の運動会本番に向けて対面での「未来の運動会プロジェクト」がはじまりました。
まずは、前回オンラインで話した内容を振り返り、初参加のこどもたちとも共有します。
Q 運動会ってどんなもの?
Q 「未来」の運動会ってどんなもの?
Q 運動会は勝つことが重要なの? 勝ち負けじゃない楽しさは?
Q みんなが楽しめる競技ってどんなもの?

そうした話をするなかで、犬てつで未来の運動会をするならこんな競技を考えたいという案がいくつかでてきました。

①自分のやりたい競技、やりたくなる競技であること
②見ている人も楽しいこと
③本物の身体を使うこと
④テクノロジーの可能性も考えてみること

詳しくはこちらから。

※チラシデザイン cuu design ヤマダクミコ
※対面での未来の運動会プロジェクトは「子ども夢基金2020」助成事業です。

10月 哲学対話を通して創る未来の運動会

今回は、スペシャル企画として、未来の運動会の産みの親でもある犬飼博士さんが参加する、鹿児島県霧島アートの森美術館で開催中の「つくるスポーツするアート展」の展示として、犬てつでのスポーツ共創実践を中継していただきました。霧島アートの森美術館には犬飼さんと、小学生の頃から山口県[YCAM]でスポーツ共創をやり続けてきた廣田祐也さん。進行役の安本志帆さんは福岡からの参加。犬てつメンバーは楽田ふれあいセンターに集合というハイブリッドな形態です。

9月に出てきた競技の枠組みをもとに、実際に未来の運動会を開催するときには、どのくらいの規模で、何を使ってどんなことをするのかを考える対話をしました。

詳しくはこちらから。

11月 哲学対話を通して創る未来の運動会

9月、10月と進行役の志帆さんはオンラインでの参加でしたが、11月、12月は対面での対話となります。
実質あと3日しか準備する時間がないなか、運動会を完成させることが大事なのか、運動会を完成させるために対話することが大事だから競技が仕上がらなくても良しとするのか。
複数の意見があるなか、一つに決めるのは難しい。
これまでやってきた一人ひとりが考えることに重きを置いて、何かを決定したりすることはなかった犬てつスタイルと、競技を決めて運動会を開催するということがゴールにある未来の運動会とはいろいろと勝手が違います。
その違いをどう考えるかについて、それぞれある意見をいかにしてまとめるかについて、対話が進みました。

日曜はその対話をもとに、実際に競技を創ることにも取り組みます。
犬山市内の業者さんの協力で手に入れた段ボール板を使って、いくつかのグループに分かれて頭をひねって考えた競技を披露しました。
意見をまとめたり、グループをまとめたり、競技にまとめていくことの難しさを痛感した2日間となりました。

詳しくはこちらから。

12月 哲学対話を通して創る未来の運動会(番外編)
オンライン哲学対話「まとめるとは何か?」

今回は当初は予定していなかった番外編。
11月の対話のなかで出てきた、「まとめるって何?」についてのオンライン哲学対話を行いました。
これまでの犬てつの哲学対話では、一人ひとりの考えを大事に、最後のまとめのようなことはやってきませんでした。
でも、未来の運動会は実際に競技を決めて、運動会をする、というゴールがあるため、それぞれの考えを取りまとめ、決めていかないと先に進んでいきません。

11月にはその違いについて、未来の運動会では、決めないことを大事にしてきた犬てつとは違う方法をとってもいいんじゃないか。だって「未来」の運動会なんだし。といった意見や、新しいことにチャレンジするのも面白そうといった意見が挙がりました。

でも、そうはいっても、じゃあ実際にどうやったら決めていける?というところは保留のまま。これって「まとめるって何?」についての哲学対話して考えてみないとわからない問いだよね、という案が出て、このまま12月に臨んでも、決め方を決めかねるなかで時間はどんどん過ぎていってしまうかもしれない、ということで、オンラインでの対話の時間をもつことになりました。

詳しくはこちらから。

12月 哲学対話を通して創る未来の運動会(本番)

いわゆる「運動」をしない運動会は可能なのか?

コロナ感染が増え続けるなか、利用予定の施設からそんな課題を与えられることになった未来の運動会。
11月に考えた競技も一旦白紙に戻し、運動会本番は明日だというのに一から競技を考えなおすことになりました。
とはいえ、「犬てつ・哲学対話を通して創る」ではない通例の未来の運動会は、大体2日間くらいで競技創りと本番を行うのが普通なようです。犬てつでは、その前段階にたくさんの対話を積み重ねてきた強みがあります。どんなものになるかはわからないものの、きっと創れないわけがないだろうという気持ちでのぞみます。

そして、未来の運動会本番を迎えました!
こんなプログラムが出来上がりました。

0 ディスタンスじゃんけん列車
1 開会式
2 レッツ!ヒップふりふリレー
3 レッグウォーマー足回し
4 ペーパーブリッジ
5 フェイスしんけいすいじゃく
6 閉会式

詳しくはこちらから。

犬てつ・未来の運動会をもう一度
2021年1月30日(土)開催決定!

「犬てつ・未来の運動会をもう一度」では、これまでの対話と未来の運動会開催の体験を活かし、ICTを使う方法などのテクニカルサポートを受けながら、コロナ禍でのスポーツ共創のさらなる可能性を探ります。

場所:犬山野外活動センター
(オンラインに変更になりました。)
犬てつ
犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)は、2017年より愛知県犬山市を拠点にの活動を開始。2018年には市民活動団体となり、定期的にこどもと大人のてつがく対話を開催するほか、他団体とのコラボ事業として、哲学対話の場のコーディネートを行う。犬てつのはじまりからの物語をまとめたドキュメンタリー『こどもと大人のてつがくじかん てつがくするとはどういうことか』(ミナタニアキ、安本志帆著 Landschaft)を2020年に出版。