空想地図のふしぎな魅力
空想地図は、地理人が手掛ける、実在しない都市の地図です。
地図好きの人にも楽しんでもらえますが、
不思議なのは、地図が苦手、地図が嫌いな人が、わりと見入ってしまうことです。
実在の地図は、多くの人にとって、テスト勉強やExcel、あるいは煩雑な手続きのように、
「厄介だけど使わざるを得ない」道具でもあります。
地図は実用的なツールでもありますが、
あらゆる土地の日常を味わえる「日常を映した絵」でもあります。
現在地も目的地もない空想地図は、純粋にそのことを楽しめる舞台になっています。