育毛剤の有効成分はグリチルリチン酸ジカリウムのようなほとんどの育毛剤に配合されているような「共通成分」と各育毛剤の育毛メカニズムやコンセプトと密接に結びついた「
特徴成分」に大別できます。成分的な観点で選別する場合は、特徴成分に着目するのが良いでしょう。
「
リアップ」シリーズに含まれている「
ミノキシジル」は発毛効果のある有名成分です。最新型の「
リアップX5プラス」では、ミノキシジルが従来の5倍(5%)配合されています。
「
BUBKA」や「
CHAPUP」に配合されている「
M-034」は、北海道のミツイシコンブから抽出される成分です。先述のミノキシジルに匹敵する育毛パワーを持つとされ、天然成分のため副作用の心配もなく、安全性も高いです。
「
コラーゲン」は、皮質や軟骨等を構成するタンパク質のひとつです。以前から化粧品や健康食品等に用いられてきた成分ですが、近年東京医科歯科大学がコラーゲンの減少と薄毛の関係性についての研究成果を発表し、育毛業界にも大きな影響をもたらしました。「
BUBKA」は以前からコラーゲンを配合していた育毛剤として人気を集めています。
「
バイオポリリン酸」は「
薬用ポリピュアEX」の商品名の由来にもなっている特徴成分です。酵母によるバイオテクノロジーによる生成されるのが特徴で、毛乳頭に働きかけ、健康的な髪の生育を助ける作用を持ちます。
「
M-1育毛ミスト」の「
加水分解酵素」も毛乳頭に作用する成分で、毛髪の素であるケラチノサイトの分裂を促進・増加させることがわかっています。
「
セファランチン」は植物性のアルカロイドの一種で、血流の改善などの作用があり、円形脱毛症など改善に使用されてきました。育毛剤に配合されるケースはまだまだ少ないですが、「
薬用プランテル」には配合されています。