中小企業支援者のためのM&A・事業承継入門 

税務や法務は後回し
まずは現場の理解から


(著)伊藤 祝
仕様:オンデマンド (ペーパーバック)
ページ数:168
ページサイズ:14.8 x 1 x 21 cm
出版社: デザインエッグ社
定価:¥1,890(税込み)

こんな方にオススメ

Point.
1
中小企業経営者の相談を受けることが多い税理士、経営コンサルタントや中小企業診断士といった専門家
Point.
2
脱サラして新たにビジネスを始めようとしている方。特に3百万円でM&Aできる企業に興味がある方。
Point.
3
地方銀行や信用金庫等の金融機関にお勤めで中堅・中小企業取引に携わっている方。
Point.
3
地方銀行や信用金庫等の金融機関にお勤めで中堅・中小企業取引に携わっている方。

作品概要

第1章 中小企業の事業承継
1.中小企業の数が減ることが問題なのか 2.中小企業経営者の高齢化問題を考える 3.中小企業に於ける親族外承継とは 4.データで見る中小企業の親族外承継(事業売却) 5.なぜ黒字の中小企業は廃業するのか 6.中小企業の事業承継がクローズアップされる理由 7.事業が承継出来ないのは後継者がいないからなのか 8.事業承継に必要なことは後継者を探すことではない 9.事業承継対策に対する期待の高まりと公的機関の取組 10.事業引き継ぎ支援センターの役割 ~ 小規模M&A市場 11.事業承継は誰に相談するべきか 12.この章のまとめ ~中小企業の事業承継

第2章 M&A仲介とPEファンド
1.マッチング打率1割未満の事業引き継ぎ支援センター 2.こんなに高額!M&A手数料 3.ネタの宝庫?地方銀行のM&A支援体制 4.M&A仲介会社に美味しいネタを供給する地方銀行 5.M&A仲介会社の使われる地方銀行 6.日米M&A市場をデータで比較 7.売買数は日本の100倍超 ~ 米国小規模M&A市場 8.ExitとしてのM&A ~ 日米市場比較 9.日本特有の「M&A仲介」という業態 10.鼻息が荒いM&A仲介会社 11.地道な仕組みづくりが花開いたM&A仲介会社 12.日本でも成長が見込まれるM&Aマッチングサイト 13.サラリーマンが3百万円で会社を買うとどうなるか 14.PEファンドって何だ 15.こんなに単純、PEファンドの仕組み 16.PEファンドの価値 ~ 経営力の提供 17.PEファンドを利用した事業の承継・再生・成長 18.この章のまとめ ~ M&A仲介とPEファンドの仕組み

第3章 日本企業に於けるポストM&Aの取組
1.増加する日本企業のM&A 2.海外進出に活用される中小企業のM&A 3.企業がM&Aに求めるものとは 4.M&Aはクローズすることが目標ではない 5.日本企業のM&Aに於けるシナジー効果とプレミアム 6.M&A後のシナジー効果を達成目標とすべき理由 7.ストックディールが主流の日本企業のM&A 8.日本企業に必要なPMIとは 9.日本・米国・欧州のPMIに対する意識の違い 10.PMIの重要性を認識し始めた日本企業 11.PMIで行うべきこと 12.PMIでシナジーが出せない買収ありきのM&A 13.中小企業のPMIに必要なこと 14.この章のまとめ ~ ポストM&Aへの取組

第4章 ヒアリングから見えてくるM&AとPMI
1.中小企業のM&A、PMIに於ける問題点 2.行政による支援①【神奈川県事業引き継ぎ支援センター】 3.行政による支援②【福岡県事業引き継ぎ支援センター】 4.行政による支援③【大分県事業引き継ぎ支援センター】 5.行政による支援④【大阪市商工会議所】 6.行政による支援⑤【東近江市】 7.行政による事業承継支援 ~ まとめ 8.M&A仲介会社の戦略 A社 9.M&A仲介会社による現在の市場の見方 B社 10.事業再生会社の事業承継に対する問題意識 C社 11.M&A仲介と事業再生ビジネスの違い 12.中小企業に活用され始めたPEファンド① D社 13.中小企業に活用され始めたPEファンド② E社 14.買収後に経営者が急逝 食品製造業 F社 15.後継者不在で上場企業に売却 家事代行業 G社 16.買収企業に若手を派遣 産業機械製造 H社 17.買収後の経営に関与せず 飲料メーカー大手 I社 18.この章のまとめ ~ それぞれから見たM&AとPMI

第5章 M&A、PMIに於ける新たなビジネスモデル
1.日本に於ける小規模M&Aビジネスの可能性① 2.日本に於ける小規模M&Aビジネスの可能性② 3.小規模M&Aと事業再生のビジネスモデル 4.ビジネスモデル ~ M&Aアドバイザリー 5.ビジネスモデル ~ 事業再生支援 6.ビジネスモデル ~ PMI支援 7.事業収支計画 8.事業収支計画 ~ M&Aアドバイザリー① 9.事業収支計画 ~ M&Aアドバイザリー② 10.事業収支計画 ~ 事業再生・PMI支援事業① 11.事業収支計画 ~ 事業再生・PMI支援事業②

著者より

 「M&Aの手数料っていくら?」、「うちの会社でもMBOできる?」、「PMIってやるべき?」、「ファンドって乗っ取り家でしょ、危なくない?」M&AやPMI、プライベートエクイティファンドといった言葉を聞いたことがあっても、実際に関わったことがある方は殆どいないのではないでしょうか。
 
 これまで大企業を中心に行われてきたことが、いよいよ地方企業や中小企業にとっても一般的になってきました。専門家を対象とした事業承継セミナーでは「案件の掘り起こしと計画的な声がけが有効」、「事業承継相談チェックシートを作り、計画を一緒に立てましょう」と様式集を渡されます。チェックシートの矢印に従って進むと、相談すべき金融機関や税務・法務の窓口を教えてくれます。
 
 「事業を誰に承継することがベストか」、「この提携はどのような価値を新たに生むか」、「買収後のシナジーを高めるには何をすべきか」、「ファンドからのアプローチにどう対応すれば良いか」、「この事業、どうすれば売却できる」経営は悩みと決断の連続です。掘り起こしやチェックシートで解決することはできません。
 本格的な税務・法務アドバイスや金融機関への相談は、経営方針を決めてからで良いのです。経営者があなたに求めることは、自らの経営判断・決断に対する意見やアドバイスです。そこにマニュアルや正解はありません。

 本書にはマニュアルに載っているようなことはあまり書かれていません。現場で起こっている事実や、米国、フランスに於ける小規模M&Aや事業承継支援との比較等、さまざまなことをできるだけたくさんお伝えするよう心掛けました。最終章では、今後のヒントになればと思い、小規模M&Aや事業再生ビジネスのモデルと、(P/Lだけですが)詳細な収支計画を提案しています。

 経営者の話を聞き、現場で共に考え、汗をかきながら、正しい方向を示せる中小企業支援の専門家(問題解決者)になるために、本書がお役に立てば幸いです。

著者紹介

伊藤 祝
i & Associates 代表/Managing Partner

1962年東京生まれ。三井住友銀行の法人部門・海外拠点長等を経て、米国PEファンド出資先の経営者に転身。人材サービス会社CFO、産業機械メーカーCOO、飲料・食品メーカーCEOとして、M&Aや事業構造改革による企業再生、株式上場を国内外で実現。
2015年に独立。製造業を中心にさまざまな規模の企業で経営を代行し支援している。中小企業診断士 

HP: https://www.i-associates.net   
e-mail: hajime.ito@iassocia.com

伊藤 祝
i & Associates 代表/Managing Partner

1962年東京生まれ。三井住友銀行の法人部門・海外拠点長等を経て、米国PEファンド出資先の経営者に転身。人材サービス会社CFO、産業機械メーカーCOO、飲料・食品メーカーCEOとして、M&Aや事業構造改革による企業再生、株式上場を国内外で実現。
2015年に独立。製造業を中心にさまざまな規模の企業で経営を代行し支援している。中小企業診断士 

HP: https://www.i-associates.net   
e-mail: hajime.ito@iassocia.com

読者の声

とてもわかりやすかったです(埼玉県 やっさん 中小企業診断士)

中小規模事業者のM&AとPMIに中小企業診断士の出番があることがよくわかりました。買収する側、される側、どちらの従業員のためにもPMIは大切ですね。ありがとうございました。

事業再生やM&Aから逃げていました(東京都 もながさん 中小企業診断士)

税務や法務の仕組みよりも、まずは経営者に真摯に向き合うことの重要性が良く分かりました。
今まで事業承継や事業再生には苦手意識というか、自分の領域ではないと思っていましたが、中小企業診断士でありながら、経営者の悩みに応えていなかったことをズバッと指摘され恥ずかしいです。
これからはまず経営者の話をよく聞くことから始めてみます。

PMIの重要性が理解できた(東京都 こうらさん 会社役員)

これからは中小企業のM&Aが増える。それに伴ってPMIの需要も増えるという点には納得した。
M&AどころかPMIを自分がやろうとは考えていなかったが、専門家がそもそも少ないという点と経営者であれば当然やらなければならないことということがあらためてわかった。
M&Aの勉強も少ししてみたいと感じた。

PMIの重要性が理解できた(東京都 こうらさん 会社役員)

これからは中小企業のM&Aが増える。それに伴ってPMIの需要も増えるという点には納得した。
M&AどころかPMIを自分がやろうとは考えていなかったが、専門家がそもそも少ないという点と経営者であれば当然やらなければならないことということがあらためてわかった。
M&Aの勉強も少ししてみたいと感じた。