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【やばい】住宅展示場に行ってはいけない理由と
絶対に後悔しないためのポイント

「マイホームを建てるための下準備として住宅展示場に行って、モデルハウスを見て情報収集しておきたい」と考える方も多いのではないでしょうか。モデルハウスを見学しておけば、理想的な住まいづくりが実現できそうなイメージですね。

しかし、住宅展示場に行くと、ハウスメーカーの営業トークに流されて契約を急いでしまい、アンケート記入後に、「自宅への訪問やダイレクトメールの数々にもううんざり」といった後悔や失敗談もあります。何となくあいまいな気持ちで住宅展示場に行くと、やばい結果になってしまうのでご注意下さい。

そこで、この記事では住宅展示場に行ってはいけない理由と、理想の家づくりを目指すために後悔しない重要ポイントを詳しく解説します。住宅展示場に行く前に準備すべきこと、住宅展示場に行かずとも理想の住まいづくりを実現する方法など、お役立ち情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

住宅展示場に行ってはいけないと言われる理由

夢のマイホームを手に入れるために、張り切って住宅展示場に出かけるケースもよくあります。住宅展示場に行くと複数のハウスメーカーの家を無料で見学できるのが大きなメリットです。しかし、「とりあえず行ってみよう」といった興味本位な気持ちで行くと、結局は後悔する羽目になることもあります。

ここでは、「住宅展示場に行ってはいけない」と言われる6つの理由について詳しく解説します。

営業トークに流されやすい

住宅展示場に行くと、複数のハウスメーカーのモデルハウスを見学できるのが大きなメリットです。モデルハウスの中に一歩足を踏み入れると、システムキッチンやバスルームなど、最新の設備が導入されていて、「家を建てたい」という思いがよりいっそう強くなります。会社のモデルハウスには営業マンが常駐しており、そのタイミングで声をかけてきます。

営業マンはモデルルームの設備や間取り、建築素材についてメリットばかりを強調して、客の購買意欲を掻き立てるのが得意です。「他社の住宅とはここが違います」といった匠みな営業トークについ飲み込まれてしまい、冷静な判断力を失うこともあります。

もうひとつ、営業トークの注意点があります。ハウスメーカーの営業マンはあくまでも販促・営業活動におけるプロフェッショナルであり、住宅設計・建築の専門家ではありません。

「この最新設備は人気が高いです」「今月中の契約でオトクな割引や特典があります」といったおいしい言葉には惑わされないように、冷静な判断力を身につけておきましょう。営業マンは購入意欲の高い客に対して自分のペースに巻き込むのが得意なので、勧誘されてもすぐに返答するのはNGです。

住宅展示場に行く前の心構えとして、営業マンからの話を聞いて不明点があれば質問する程度に留めること、複数のハウスメーカーで比較するだけにしておくことが重要です。

モデルハウスは実際の住まいとは異なる仕様が多い

モデルハウスの設備・内外装・間取りは、見栄えを良くするために豪華な造りになっていることもあるため、実際に家を購入した際に「モデルハウスとは仕様が違う」といったギャップを感じることも稀ではありません。

通常、個人の方が家を建てる際には予算を決めて、予算の範囲内に収まるように建築設計を行うため、内外装や設備にもある程度は制限されるケースが多いです。

一方、モデルハウスは家の外観や内観の見栄えを良くして「客に売る」ことを目的として建てられています。とくに予算や機能に関する制限はなく、購買意欲をかきたてるために豪華な造りになっています。そのため、実際の住まいとモデルハウスとは異なる仕様が多く、「こんなはずではなかった」という後悔を招くことも少なくありません。

モデルハウスには高級な設備や建築資材など、オプションが搭載されているものも多いです。具体的な事例を挙げると、大理石が敷き詰められた床や高機能なキッチン、IoTなどの最新設備などがあります。

モデルハウスにはタンスや食器棚などの家具が設置されていないケースも多く、実際に家具を置いた時のスペース感や圧迫感を見極めにくいのが難点です。そのため、住宅展示場を見学しただけで家の購入を決めるのはNGです。

予算オーバーしやすい

住まいづくりで失敗しないためには、現在の年収や家族の生活状況に応じて無理のない予算を組み、しっかりとした資金作りが重要です。

その一方で、住宅展示場にてお気に入りのモデルハウスが見つかり、購入の意思がある場合に、想定していた予算を超えるケースも稀ではありません。最新の機能や設備を追加すると日々の生活は便利になりますが、その分の費用が高額になります。

とくに近年は建築資材の価格高騰などの関係で、住宅本体の価格が値上げされる傾向にあります。理想の住まいづくりを実現するために、予算を超えて購入すると、住宅ローンの返済が困難に陥ってしまうリスクがあります。最悪の場合は、持ち家を手放して競売 (けいばい) にかけられるといった最悪の結果を招く恐れもあります。

もうひとつ注意点を挙げると、家を購入する際にかかる費用は住宅本体の価格だけではなく、土地の購入費用や火災保険・登記費用など諸手続にかかる費用も発生します。予算を立てる際には、これらの諸費用も含めた上で適切に判断しましょう。予算オーバーしないように、家づくりの資金計画は綿密に行う必要があります。

予算の立て方や資金計画で不明点や不安を抱えている方は、FP (ファイナンシャルプランナー) や住宅FPなどの専門家に相談して、中立的な立場から適切なアドバイスを受けておくことをおすすめします。

冷静な判断がしにくくなる

住宅展示場に行ってモデルハウスに一歩脚を踏み入れると夢心地になり、さらに営業トークが加わることで、冷静な判断がしづらくなることもあります。

最新の設備が導入されていて、内外装が美しいモデルハウスを見ているうちに、「1日も早く憧れのマイホームを手に入れたい」という気持ちが高まります。テンションが上がりすぎて冷静さを見失い、あわてて契約するケースも稀ではありません。

契約が成立することによって営業マンはノルマを達成できるため、喜ぶのは営業マンだけです。一方、契約者は住宅ローンの返済に追われて後悔する羽目になります。

理想の住まいづくりを実現するためには、資金作り・家の間取りや部屋数・機能性・家族の生活スタイルなど、さまざまな観点から綿密にプランを立てる必要があります。

住宅展示場に出かける前の心構えとして、「参考までに見学するだけ」と目的を明確化した上で複数のモデルハウスを見学しましょう。営業マンには不明点があれば質問する程度にとどめ、適度に距離を置くことをおすすめします。

割引や特典が受けられない

知り合いからの紹介で住宅展示場に出かけた場合は、紹介割引が適用されることがあります。ハウスメーカーによっては住宅展示場に行くことを知り合いに勧めた紹介者にも、ギギフトカードプレゼントなどの特典が受けられるケースもあります。「住宅展示場でモデルルームを見学したい」と思い立ったら、紹介してくれる友人や知人がいるかどうか、事前に確かめておくと良いでしょう。

とくに知り合いからの紹介がなく、住宅展示場の見学後にその場で契約した場合、キャンペーンの適用や割引特典が使えないケースもありますのでご注意下さい。

出かける前に住宅展示場の特典やキャンペーン情報をチラシやWebサイトで確認しておくことをおすすめします。

営業電話やメール、DMがくる

住宅展示場を経学する際には、アンケート回答の提出を求められることがあります。アンケートには住所・氏名・電話番号・メールアドレスの個人情報を記載します。そのため、見学してから数日後に営業関係の電話やダイレクトメール、営業マンによる自宅訪問、パソコンやスマホのメールアドレスにメールが届くことがあります。

ハウスメーカーによっては住宅展示場での見学をきっかけに、家づくりに役立つ書籍や小冊子が送られてくることがあります。

住宅展示場を見学した後に、しつこい営業や勧誘に惑わされないためには、アンケートには個人情報の詳細を記入しないのが最善策です。営業マンから電話がかかってきた際には、「家づくりの予定はありません」とはっきり伝えておくのも有効策です。

見学後の電話・メール・ダイレクトメールは、近い将来に家の購入を予定している人や検討中の人をターゲットにしています。家づくりの意思がない人に営業しても販促効果は得られません。最初に購入意思のないことをはっきりと伝えておくことで、ハウスメーカーでは「営業活動は不要」とみなされ、一斉にストップする確率が高いです。

何となくはダメ!住宅展示場に行ってはいけない人の特徴

次に、住宅展示場に行ってはいけない人によくありがちな特徴について見てきます。下準備なしで目的を持たずに、単なる興味本位で住宅展示場に出かけると後悔ばかりが募り、やばい結果になってしまうケースが多いのでご注意下さい。

家づくりの知識がない人

住宅展示場の見学は基本的に無料で、営業時間内であれば誰でも自由に出入りできます。そのため、「理想の家づくりはまずは住宅展示場から」と思い込み、張り切って見学に行く人が多いです。しかし、ほとんどの人が家づくりに関する専門的な知識がなく、営業マンの話に熱心に耳を傾けて鵜呑みにすることがよくあります。

「とりあえず住宅展示場で見学すれば、理想の家づくりができそう」と期待する人や、性格的に何事も素直に受け止めて信じやすい人は要注意です。

「この日までに契約すれば割引適用します」「このモデルハウスの間取りや設備が人気で、契約者が増えています」といったセールストークに惑わされる傾向にあります。一時的な感情の高まりで、冷静な判断力を失わないように気をつけて下さい。

家づくりで失敗しないためにも、住宅展示場に出かける前には、住宅設計・建築素材・間取りなど、ある程度の基礎知識をしっかり学んでおくことをおすすめします。

予算や条件を決めていない人

家づくりで失敗しないためには、事前に予算を確保して顕密な資金計画や返済スケジュールを立てておくことが重要です。家づくりに求める機能や設備など、条件を決めておくことも必要となります。

予算や条件を何も決めていない状態で、「ただなんとなく」というあいまいな気持ちで住宅展示場に行くと、営業者社員の匠みな営業トークに乗せられて、自分を見失ってしまうこともあります。家づくりにかかる費用は住宅本体だけではなく、登記手続きにかかる費用や土地購入代金、火災保険、団体生命保険などの費用が絡んできます。

新築を機に新しく家具やインテリアを購入する費用もかかるので、これらも含めてしっかりとした予算を立て、無理のない返済計画を立てる必要があります。

事前に家族と話し合いを重ねて、どんな目で家を建てるのか、どんな機能を導入したいのか、どの地域や場所に家を構えるのかなど、予算・目的・条件を明確化しておくことが重要です。

比較検討せずに即決しがちな人

家づくりで失敗を未然に防ぐためには、じっくり時間と労力をかけて、専門的な知識を学び、複数のハウスメーカーや工務店と比較しておくことをおすすめします。

しかし、せっかちな性格の人や、比較検討する手間が面倒な人は、住宅展示場で営業トークに惑わされて、即決しがちになることもあります。

たとえば、営業マンに「今月末までに契約しておくと通常価格の○%割引になりますので大変オトクです」といったフレーズに惑わされて即決・即契約のはこびとなるケースもあります。

しかし、家族にとってマイホームの購入は長い人生の中でいった一度の大きなショッピングであり、即決・即契約で良い結果が得られるとは断言できません。

よくよく考えてみれば、理想の家づくりを追求するなら、急いで契約する必要はありません。家具やインテリアを研究したり、家族にとっての理想的な家づくりについて納得のいくまで話し合う時間も必要です。家を購入したら当然のことですが、住宅ローンを返済しなければなりません。

急いで契約すると、「住宅ローンの返済ができない」「モデルハウスとは全然違う」「別のハウスメーカーで契約すれば良かった」といった失敗や後悔を招くこととなります。

チラシのキャンペーンにつられる人

住宅展示場では「春の来場者キャンペーン」といった触れ込みで、定期的にキャンペーンやイベントが開催されています。新聞の折込チラシやテレビCMを見て住宅展示場に出かける人もたくさんいます。「来場者全員にギフトカードプレゼント」などの特典が用意されていて、それにつられて行く人も多いです。

住宅展示場でキャンペーンやイベントを開催する目的として、多くの客を集めて購入意欲のある人に営業・販促活動を集中的に行うことで契約を取り付け、ノルマ達成を目標としています。

ただなんとなくチラシのキャンペーンにつられて住宅展示場に行くと、営業マンからターゲットにされてしまいます。電話がかかってきたり、自宅訪問されることもありますのでご注意下さい。

キャンペーン特典に惑わされることなく、明確な目的を持つことが大切です。営業マンの話では要点だけメモしておいて、期間限定の特典やサービスなどムダな話には乗らないように強い意志をもって対応しましょう。

住宅展示場に行く前に準備しておきたいこと

「住宅展示場に行く前に何を準備すれば良いのかわからない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。ただなんとなく興味本位や遊び半分で行くと、営業トークに乗せられて電話や自宅訪問など、面倒なことになってしまいます。

ここでは理想の家づくりを実現するために、住宅展示場に出かける前に準備すべきことについて詳しく解説します。

予算を決める

家を購入した後は、住宅ローンを毎月返済することとなります。そのため、綿密に資金計画を立てて予算を十分に確保しておくことが重要となります。

そのための事前準備として、住宅購入にかかる総費用をしっかり把握しておきましょう。住宅本体価格に加え、土地購入費用や登記手続き、家具の購入などの費用がかかります。

たとえば、予算が4,000万円で住宅本体価格が同額の場合は、諸費用がトータルで数百万円かかるため、予算オーバーとなってしまうのでご注意下さい。

生活に支障が出ないように無理のない予算を組み、ゆとりのある返済を心がけておくことが重要です。住宅ローンの返済シミュレーションや返済計画を建てるのが難しい場合は、借入れ先となる金融機関よりも、お金のプロフェッショナルであるFP (ファイナンシャルプランナー) や住宅FPなどの専門家に相談することをおすすめします。

住宅ローンの頭金をいくら入れるか、返済方法や月々の返済金額の設定など、年収や家族の生活状況に見合うように、最適な提案やアドバイスを受けることができます。

希望の間取りや条件を整理する

住宅展示場に出かける前に、どんな間取りにしたいのか、室内環境や収納スペース、機能性など、家族の希望や条件について話し合い、情報を共有・整理しておくことが重要です。

家族の人数や年齢、生活状況によって、住まいづくりの理想形にはそれぞれ大きな違いがあります。たとえば、自宅でパソコンや機材などを使って仕事をする場合は、書斎やワークスペースの確保が必要となります。家族の人数が多ければリビングや子ども部屋の広さがどの程度あれば良いのかなど、決めておくと良いでしょう。

在宅での介護が必要とされる場合は、車椅子でも移動しやすいように手すりやスロープをどこに設置するかなど、快適に住めるように工夫が求められます。地震の多い地域では耐震強度の高めるための構造設計や建築資材が必要となります。

猛暑の時期にも室内で快適に過ごせるように最新の空調設備を導入する、家族とのコミュニケーション重視で対面キッチンを設置するなど、必要な条件を明確化しておくことが重要です。

見学するハウスメーカーをリストアップする

住宅展示場に行くと、複数社のモデルハウスが並んでいます。この中ですべてのモデルハウスを見学するのは時間がかかり、1社ごとに営業マンが待ち構えているので、コミュニケーションが大変になってきます。

事前に見学するハウスメーカーをいくつかリストアップして計画を立てておくと、時間と労力の無駄を防ぐことができます。

1日に見学するモデルハウスは多くても3社程度に絞り込んでおきましょう。複数のモデルハウスを見学する際には、各社の家づくりの基本コンセプト・機能性や設備・構造設計・カスタマイズ性について比較しながら、予算の範囲内に収まるかどうか確認しておきましょう。

家を建てる時期を決める

住宅展示場に出かける前に、「いつまでに家を建てるのか」を明確にしておくことが重要です。たとえば、子どものいる家庭であれば小学校入学の時期までに家を建てる、土地の価格や検索資材の価格が上がらないうちに家を建てるなど、いつまでに建てたいのか決めておくのがベストです。

建売住宅の場合は、家自体がすでに完成しているため、すぐに購入して住むことができます。一方、注文住宅を購入する場合は、土地探しから構造設計・建築・引き渡しまでには数ヶ月から半年以上もかかります。家を建てるのに良いタイミングをしっかり見極めておくことが大切です。

質問したいことをまとめる

住宅展示場に出かける前に何か不明点があれば、質問事項を考えておくと営業マンとの対話がスムーズになり、家づくりの勉強にも活かされます。

最低限知っておきたい家づくりのポイントとして、間取りのカスタマイズ性や拡張性はどの程度なのか、最新設備を導入するメリットやデメリットについて知っておくと良いでしょう。引き渡し後の保証制度やアフターサービス、メンテナンスの対応について尋ねておくと安心です。

質問事項をリストアップしてメモ帳やノートにまとめておくと聞き逃しがなく、不明点や疑問が解消されます。

専門用語を覚える

住宅展示場に行く前に、家づくりに関する専門用語をいくつか知っておくと、営業マンとのコミュニケーションがスムーズになります。

耐震等級・断熱性能・坪単価・吹き抜け・無垢材・ダウンライト・クッションフロアなど、建築・インテリア関係の専門用語を正しく理解しておくとよいでしょう。

理想の住まいづくりを実現するために、家づくりセミナーや住宅ローンセミナーに行って基礎知識や専門用語を学んでおくのもおすすめです。

住宅展示場に行って後悔しないポイント

「住宅展示場には行ってはいけない」「なんとなく住宅展示場に行くとやばい事が起きる」といったネガティブな情報が多く、行くのをやめようかと考えている方も多いのではないでしょうか。

「行かなきゃ良かった」と後悔する羽目にならないように、いくつかのポイントを押さえておいて下さい。

いきなりアンケートに回答しない

住宅展示場に行って営業マンとの会話が弾み、「それではアンケート用紙にご記入をお願いします」と促されることもよくあります。

しかし、アンケート用紙には氏名・住所・電話番号など個人情報の記入欄があるので、うかつに書かないようにご注意下さい。

いきなりアンケートに回答すると後日自宅に電話がかかり、ダイレクトメールが届いたり、営業マンが自宅訪問することがあります。

とくに家を購入する予定がなければアンケートには回答しないのが最善策です。解答する場合は、個人情報を入力せずに質問事項のみ回答するなど、自分を守るために適切な対応を心がけましょう。

営業マンの話は選択肢のひとつと思う

住宅展示場に行く前の心構えとして、営業マンの話をすべて鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考に程度に留めておいて、選択肢のひとつだと割り切っておくことが重要です。

そもそも営業マンは自社の製品やサービスの良さを客に説明して売り込むのが本来の業務であるため、宣伝する製品についてデメリットや注意点を伝えることはほとんどありません。「最新機能が標準搭載されていて、耐震強度は最高レベル」など、設備や機能のメリットばかりを強調するセールストーク中心です。

この他にもさまざまなハウスメーカーがありますので、最低でも2社3社のモデルハウスを見学してみて、客観的な視点で捉えるようにしましょう。

流されない心構え、断る覚悟を持つ

営業マンのセールストークや熱意に惑わされることなく、しっかりと自分の意思を伝えて相手のペースに巻き込まれないように心がけておいて下さい。

ハウスメーカーの営業マンによくありがちなセールストークと言えば、「今日契約すればさらに特別割引でオトクな家を購入できます」「今決めないと一生損しますよ」といったフレーズです。

相手の言葉に流されないための対策として、「家づくりの予定はありません」とはっきり伝えておくと良いでしょう。本心は家を建てたいものの、そのハウスメーカーに依頼する気がなければ最初からその気がないことをあえて伝えておくことで、相手は潔く諦めるものです。

モデルハウスの仕様と標準仕様の違いを確認する

住宅展示場に行くと複数のモデルハウスがあり、家づくりの基本コンセプトや構造設計にはそれぞれ大きな違いが見られます。

モデルハウスでは、標準的な仕様に加え、高級な設備や機能などのオプションが追加されているケースが多いです。内外装では外壁・屋根・室内の壁に使われた建築素材や塗装の種類が実際の家とは異なるケースが多いです。

また、モデルハウスの仕様と実際の家づくりでは標準仕様の違いがありますので、必ず確認しておきましょう。この部分を明確にしておくことで、家を建てた後で「モデルハウスとは仕様が違う」といったギャップを感じたり、後悔せずに済みます。

複数のハウスメーカーを比較する

住宅展示場では1つのハウスメーカーに固執するのではなく、3社から5社程度見学してみて、断熱性能・耐震性能などの機能性や設備を比較しておくことをおすすめします。

家づくりの基本コンセプトや強みにもメーカーごとにそれぞれ違いがありますので、各社の特徴をつかんでおくと良いでしょう。

複数社のモデルハウスを見学することで、自分と相性の良い営業マンに出会えるチャンスもあります。家を建てた後のメンテナンスや保証制度など、アフターサービスにも着目してみて下さい。

多彩な観点から複数社で比較しておくことによって、ニーズや希望に見合うハウスメーカーが見つかりやすくなります。相見積もりを取り、複数社で価格を比較しておくことで、おおまかな費用感を把握することもできます。

【目から鱗】住宅展示場に予約して行くメリット

テレビCMや新聞の折込チラシを見て、なんとなく思いつきで住宅展示場に出かける人もいます。もちろん予約なしで行っても全然構いませんが、事前に予約しておいた方が効率良く見学できるのでおすすめです。この他にも予約してから住宅展示場に行くメリットは以下の通り、たくさんあります。

優秀な営業マンがつきやすい

住宅展示場への来場は「事前要予約」といって決まりはなく、予約の有無は問いませんが、予約して行った方が優秀な営業マンがつきやすいです。決められた日時に来場するため、家づくりに関する専門的な知識のある営業マンが対応してくれます。

予約なしで来場した場合は、来場客が多くて営業マンが十分に対応できない可能性もあります。その時の状況で手の空いた営業マンが対応するため、必ずしもベテラン社員が対応するわけではなく、専門的な知識を持たない新入社員が接客することもあります。

理想の家づくりを追求するなら、事前に予約をして専門的な知識のある営業マンと対話することでお役立ち情報を入手することもできるので、メリットが大きいです。さらに、家づくりの成功事例や失敗談を教えてくれることもあります。

快適な住まいづくりを実現するために、豊富な経験と幅広い知見から最適なアイディアを提案してくれるのもおすすめポイントです。

待ち時間のない効率の良い見学ができる

平日は比較的空いていますが、土曜日・日曜日・祝日は家族を連れて来場する人も多く、住宅展示場が混み合います。来場者が多いと気分が落ち着かず、モデルハウスをゆっくり見て回るのも難しくなります。

営業マンとの対話重視で、家づくりに関するアドバイスを求める方や、ゆっくりと見て回りたい方は、事前に予約しておくことで待ち時間がなく、効率良くスムーズに見学できます。予約しておけば混雑している時間帯でも優先的に案内してもらえるので、時間をムダに過ごすこともなくて安心です。

専門的かつ具体的な話ができる

事前に予約をしておくことで、家づくりの専門的な知識を得ることができて、資金計画の相談にも応じてもらえます。

具体的な事例として、耐震性能の高い住まいづくりや、在宅での介護でどんな間取りにすれば快適に住めるのかなど、家づくりに関する疑問にも丁寧にアドバイスしてくれます。必要に応じて建築事例や資金計画書などの資料を受け取ることもできます。

来場プレゼントがもらえる

住宅展示場ではキャンペーンやイベントが開催されていて、来場者プレゼントなどの特典があります。しかし、予約なしで行った場合、来場者が多くてプレゼントの数が足りなくなってしまうこともあります。ハウスメーカーによっては、プレゼントの対象者が予約済みの来場者のみに限定されるケースもありますので、事前にご確認下さい。

事前に予約しておけば優先的に案内してもらえるため、来場プレゼントを確実に受け取ることができます。

住宅展示場には複数社のハウスメーカーのモデルハウスが集中しています。複数のハウスメーカーに予約を入れておくことで来場プレゼントの数も増え、効率良く見学できるのも大きなメリットです。

住宅展示場に来場する際には予約なし・予約ありでは雲泥の差があります。来場者限定のプレゼントを受け取り、見学時間の効率化を図るなど、予約のメリットを有効活用して理想の家づくりを目指しましょう。

住宅展示場に行かずに理想の家を見つける方法

「家を建てたい」と思ったら迷わずに住宅展示場に駆け込み、電話や自宅訪問などの営業活動にうんざりするケースも少なくありません。わざわざ住宅展示場に行かずとも、理想の住まいづくりを実現することは可能です。

ここでは、住宅展示場に行かずに、理想の家づくりを実現するための5つの方法を伝授します。

オンラインの住宅見学会を利用する

住宅展示場に出かけることに不安を感じる方や、遠方に住んでいて行けない方は、オンラインの住宅見学会を利用してはいかがでしょうか。

近年は住宅・建築業界でもオンライン化に注力していて、お手持ちのパソコンやスマホを活用して住宅見学会に参加することができます。

オンラインの住宅見学会では、モデルハウスを3Dによる鮮明な映像でゆっくりと見ることができます。不明な点や疑問点があれば、オンライン上で営業マンや家づくりの専門家への質問・相談にも対応可能です。

オンラインの住宅見学会なら、車で移動する手間が省けて交通渋滞に巻き込まれるリスクもありません。事前に予約しておけば、待たされることもないので対応がスムーズです。

実際に建てた人の口コミを調べる

住宅展示場ではモデルハウスを見学しながら営業マンとの対話重視になりがちなので、煩わしさを感じることもあります。住宅展示場に出かけても、家を建てた後の個人的な感想を聞く機会はありません。

実際に家を建てた人の感想を知りたい方は、口コミ評価を調べてみてはいかがでしょうか。

ハウスメーカーの公式サイトに掲載された施工事例やお客様の声など、レビュー評価に着目してみて下さい。この他にはFacebook・X (旧:Twitter) などのSNS上に掲載された体験談や口コミ情報を調べることもできます。

口コミ情報を調べていくうちに、「このハウスメーカーでは価格が高いが、アフターフォローはしっかりしている」「相性の良い営業マンが見つかって良かった」「建築設計やデザイン性は優れているが他社よりもコスト高」など、メリット・デメリットを把握しやすくなります。

オープンハウスや完成見学会に参加する

住宅展示場に行かない代わりに、オープンハウスや完成見学会に参加する方法もあります。新聞の折り込みチラシやポスティング、インターネットで検索して最新情報を入手してみて下さい。オープンハウス・完成見学会とは、販売の対象となる建物の物件を一定の期間内に一般公開して見学者や購入者を募るイベントです。

モデルハウスとは異なり、実際に建築された家をその場で見ることができます。完成見学会に参加することで、標準仕様の設備や間取りを自分の目で見て確かめることができます。

ただし、完成見学会やオープンハウスは随時開催ではなく、公開期間が短いため、スケジュールを合わせるのが難しいです。

ハウスメーカーのショールームを訪れる

住宅展示場には行かずに、ハウスメーカーのショールームに来店する方法もあります。

住宅展示場にはモデルハウスの見学がメインですが、ショールームでは住宅設備機器や、床・壁に使われる建築資材が展示されています。サンプルが用意されており、質感や色合いなど自分の目で見て手に触れて確認することもできます。

ハウスメーカー以外では地域密着型の工務店や設計デザイン事務所などで、ショールームを設置しているところもあります。予約なしで行っても構いませんが、事前に予約をしておくと待ち時間がなく、スムーズに対応してもらえます。

希望条件に合うハウスメーカーを絞る

住宅展示場に行かずに理想の家づくりを追求するなら、事前に情報収集を入念に行い、希望条件に見合うハウスメーカーを絞り込んでおくと良いでしょう。

ハウスメーカーの公式サイトにアクセスして、住宅の仕様や機能性、建築事例の無料資料請求しておくのもおすすめです。工法・デザイン性・機能性 (断熱性能・機密性・省エネ性能) など、多彩な観点から複数のハウスメーカーで比較してみて下さい。

まとめ:何となくで住宅展示場に行ってはいけない!事前準備は必須

この記事では、住宅展示場に行ってはいけない理由、行く前に必要な下準備、公開しないポイントについて解説しました。予約なしで行くよりも予約した方が、さまざまなメリットが得られることもお伝えしました。

住宅展示場に行くこと自体はとくに何の問題もなく、危険性をともなうことはまずありません。ただし、目的も持たずにあいまいな気持ちで住宅展示場に出かけるのは禁物です。

匠みな営業トークを熱心に聞いてついその気になってしまい、契約を急いで後悔するケースもあるからです。

何となく住宅展示場に行って営業マンの話を受け身で聞くよりも、自ら積極的に動いて情報収集しておくことをおすすめします。住宅展示場に行くよりもショールームで建築資材のサンプルを手に取って確かめた方が、リアルな体験ができてイメージが湧きやすくなり、理想の家づくりを実現できます。

一戸建て住宅の購入で失敗しないためには、理想の家づくりに向けて基本的な流れをしっかり把握しておくことが重要です。予算を確保して希望の間取りや機能などの条件を決定し、家を建てる時期を見極めます。住宅展示場やショールームに出かける際には質問事項をまとめて疑問点を明確にしましょう。難しい専門用語や建築工法を知っておきたい方は、基礎知識を家づくりセミナーで積極的に学んでおくことで、様々な不安や疑問を解消できます。