代表者挨拶

平成2年に不動産業界に転職し、賃貸物件の仲介、売買物件の仲介、不動産の分譲などを手がけてきました。

今から10年位まえに父が認知症と診断されました。当初は程度も軽く、私も仕事・家庭の事・実家の事とバランスを取りながら過ごしてました。しかし、年々その症状も進み一昨年11月に最期を看取る事となりました。父は朗らかで、誰からも愛された人でした。

およそ3年前より相続の勉強していた時に出会ったのが『家族信託』です。はじめは家族信託と聞いても「司法書士」さんの仕事と思っており自分には縁のない事だと考えておりました。しかし、継続して学んで行くうちにとても良い財産(特に不動産)承継の一つだと思うようになりました。運用面では、まだ整っていないところが多く有ります。しかし、現在の「成年後見制度」や「遺言」でフォロー出来ていない事をカバー出来るところが有ります。

近年「寿命」は延び、人生100年と言われる時代です。しかし、最後まで「健康寿命」のまま過ごす事は難しいのではないでしょうか。私も、父が元気なうちに家族でもっと話しをしておかなかったのだろうという悔いが残りました。今後は宅建業に係るコーディネーターとしてお客様のお役に立つように「家族信託」の普及に努めてまいります。