大学三年生の夏休み、私はタイの児童養護施設「希望の家」で住み込みのボランティアを行いました。
その施設はスラム街出身の子どもたちが集まる施設です。彼らが施設に来る理由は様々で、両親に捨てられたり、貧困で育てる余裕がなくなったり、親が薬の密売で捕まってしまい一人で来たような子もいました。それらの背景や日本のメディアで扱われるスラム街の子どもたちの映像から、私はスラム街の子供は暗く悲しい子どもだと想像していました。
しかし、想像とは違い出会ったすべての子どもたちはみんな笑顔で、時には冗談を言ったり、恋をしたりと明るく生活をしていました。
そんな彼らと過ごすうちに、私はこの子たちを支えるために何かしたいと思うようになり、この団体の設立を決めました。
一人でも多くの方に関心やご協力をいただければ幸いです。
(代表理事:和野佳祐)