五味ヒロミ

絵本の文章作家
☆おはなしを書いています☆

作品紹介

おいしいまんまるさん

まんまるさん まんまるさん あかい まんまる なーに? 丸くて赤い食べ物は? リズムが楽しい色と形と食べ物の絵本。

絵 / わたなべ あや 
岩崎書店

岩崎書店「おいしいまんまるさん」

こんやはてまきずし

あたしはサーモン。けいたはイクラばっかり。おばあちゃん、いかとたこはよくとかんでね。どんどん巻くよ!今夜は手巻き寿司。

絵 / 石井聖岳
岩崎書店

岩崎書店「こんやはてまきずし」

にこにこぽかぽか

きむらゆういち率いる5人の作家・5人の画家によるオムニバス絵本。3.11復興支援絵本として出版。
「このせき、どうぞ」絵 / とことこ
今人舎

アマゾン「にこにこぽかぽか」

ぱんぱんでんしゃ

ぱぱん ぱぱーん! 線路を軽快に走ってきたのはパンの電車。あんこを乗せるとあんパンに、いちごジャムを乗せるとジャムパンに変身! おいしくなったパン電車たちが向かった先には……? 食べる意欲を育むおいしい絵本です。
絵 / わたなべあや
フレーベル館
※ご好評につき、只今売り切れの状態です。フレーベル館に直接お問い合わせください。

フレーベル館 ころころ絵本4月号/2019

あつまれんじゃー

”食事の時間が待ち遠しくなる”
食べ残しのうわさを聞きつけ、やってきたのはあつまれんじゃー! 残さずおいしくいただきます!

フレーベル館 ころころ絵本12月号/2020 ☆発刊予定☆

メディア紹介

『絵本のいま illustration FILE Picture Book2019-20』

2019・7・31発刊
五味ヒロミ作品情報掲載

ピースなじかん
2019年秋号vol.13

絵本作家・五味ヒロミさんに聞いた
親と子どもにもたらす絵本の魅力とは?

プロフィール

▢1970年生まれ 愛知県刈谷市出身。埼玉県さいたま市在住。 
▢公立の幼稚園教諭として5年間勤務。
▢現在は「病棟保育士」として2009年より入院中の子どもたちの笑顔につながるよう、小児病棟に勤務している。
▢3人の子どもと2羽の保護ウサギを育てている。
レザークラフト作家としても活動中。
▢ツイッター日々更新中 → https://twitter.com/gomihiromi

イベント・活動情報

「はじめのいっぽ」~絵本と手話~ 
 新/水野書店(さいたま市岩槻区)
 旧/GReeN LIFe CAFe(さいたま市大宮区)

3ヶ月に1回ほどのペースで、手話を一緒に勉強してきたよしえさんと一緒に活動しています。『おいしいまんまるさん』を手話読みしながら、手話のこと・福祉のこと等気軽におしゃべりするサロンを開催中。
どなたでも気軽にご参加ください!申込はメールにて受付♪
 gomi53-house@rc4.so-net.ne.jp
2019
◆12/19~23 ちいさなつき1周年イベント チャリティーマルシェ ちいさなつき(東京都江東区)
 絵本作家やハンドメイド作家による作品販売とフリーマーケットを開催しました。
◆10/14 絵本作家4人のたまにはまじめにえほんトーク ブックハウスカフェ(千代田区神保町)
   大塚健太くさかみなこ・五味ヒロミ・ひらぎみつえによる、えほんトーク。作家になった理由や、作品に込める想いをトーク      しました。絵本の読み聞かせ、Q&Aやサイン会もあり、盛り沢山な豪華なイベントでした。
◆10/11 絵本集会 さいたま市立鈴谷小学校(さいたま市中央区)
   全校朝会で図書委員による「こんやはでまきずし」の読み聞かせ。1,2時間目に1,2年生に絵本の読み聞かせと手話クイズ&手巻き     ずし人気ランキング発表。3時間目6年生に「おはなしづくり」についてのお話、4時間目に図書ボランティアさんと懇親会。そし     て、給食は「おはなし給食」で手巻きずしでした。
◆9/13 絵本作家の五味さんの読み聞かせ☆かぁやん商店 かぁやん商店(愛知県豊橋市)
 乳児ちゃんとママたちに読み聞かせと手遊びをしました。
◆7/14 第5回絵本フェスタ川口 川口総合文化センターリリア(埼玉県川口市)
   五味ヒロミブースでは「まんまるさんのぱたぱたカード」作りのワークショップを開催。
 イベントステージでは、今年はちょっぴり〝国際手話〟も紹介しました。
◆2/16.17 絵本作家チャリティーフリマ ちいさなつき(東京都江東区)
 絵本作家がフリマを開催。装飾品や服飾雑貨などの私物やオリジナル作品などを販売しました。
 売り上げの一部は、ブルーパンダプロジェクトを通して1型糖尿病研究基金に寄付。
◆2/13 絵本作家の読み聞かせ 子育て支援センターうらわ(さいたま市)
 未就園児の親子30組に読み聞かせと手遊びをしました。
 
2018
◆11/20 川口市おやこの遊びひろば公開研修会11月 川口市芝公民館(埼玉県川口市)
 絵本基礎セラピーの熊崎典子さんと一緒に、ママたちへ絵本セラピーとミニ講演会を開催。
◆8/21 絵本と手話と♪てまきずしを食べよう会 ベーグルショップ輪粉(埼玉県新座市)
 絵本の手話読みし、参加者と輪粉さん自慢の新鮮な野菜などで手巻きずしを作って食べました。
◆7/15 第4回絵本フェスタ川口 川口総合文化センターリリア(埼玉県川口市)
 五味ヒロミのブースでは『おいしいまんまるさん』のペープサートとペーパーバック作りをし、
 ステージでは帽子シアターや手遊び、絵本の手話読みをしました。
 イベント宣伝でFMkawaguchiマイシティじゃーなる埼玉新聞の取材を受けました。
◆7/8 本気(まじ)BOOKフェス 千葉県佐倉市立志津図書館
 手話(しゅわ)っとさわやか五味ヒロミ絵本トーク&ワークショップを開催。
キンダーブック1 7月号 フレーベル館
 『プールおばけ』掲載  絵・こばようこ 
◆5/13 ビバ!ブックロビー5月 ララガーデン川口(埼玉県川口市)
 読み聞かせ&手話クイズで遊びました。
◆4/22 第7回絵本パークレット 神楽坂(東京都)
 ゆうゆう絵本講座の仲間たちと読み聞かせ&工作、絵本販売を行いました。
◆2/25 こどもブックワールド ブックハウスカフェ(千代田区神保町)
 イベント内容が東京新聞に掲載されました。
◆1/27 かんなやの親子でおひるはてまきずし 野菜時々肉食堂かんなや(埼玉県行田市)
 読み聞かせ等の後、親子でかんなやスペシャル手巻き寿司作りを楽しみました。
◆1/13 おはなし会飛び入り参加 メルヘンハウス(愛知県名古屋市)
◆1/12 保護者向け講演会&年長児向け読み聞かせ たかつき認定こども園(滋賀県長浜市)
 講演テーマ「わくわくどきどき絵本の世界~読み聞かせを通して、親子の触れ合いを!心豊かに!!~
 幼稚園教諭や子育てを通して感じた事、絵本にパワーをもらった事などを保護者に向けて講演しました。
 手話クイズや手話読みを中心に年長児100人に読み聞かせをしました。
◆1/11 てまきずしパーティー 和敬愛育園(静岡県浜松市)
 乳児、幼児に手遊びや読み聞かせをし、子どもたちと一緒に具から調理し、手巻き寿司パーティーをしました。

2017
◆12/6.13.20 おはなしかい 中島保育園(さいたま市中央区)
 入園前の親子対象に読み聞かせや手遊び&工作をしました。
◆12/7 あつまれ!まんまるえがお るぴなす文庫(さいたま市岩槻区)
 るぴなす文庫の初イベント。お茶とお菓子を囲んで、読み聞かせや工作をしました。
◆11/29 浦和えほん部プレゼンツ えほんとねりきり「おいしいまんまるさん」 近藤さんち(さいたま市浦和区)
 読み聞かせ&手遊び後、製菓の高橋景子先生とねりきりでまんまるさんのキャラクター作りをしました。
◆11/10 かんなやの親子でおいしいまんまるさん 野菜時々肉食堂かんなや(埼玉県行田市)
 読み聞かせ&帽子シアター&ぬりえを楽しんだ後、かんなや特別ランチをみんなで食べました。
◆11/3 第5回絵本パークレット 神楽坂(東京都)
 ゆうゆう絵本講座の仲間たちと読み聞かせや絵本販売をしました。
◆8/27 『おいしいまんまるさん』刊行記念イベント ブックハウスカフェ(千代田区神保町)
 一部 親子で読み聞かせ&手遊び&工作を楽しみました。
 二部 画家のわたなべあやさん、画家でもありあやさんの旦那さんの木谷安憲氏、岩崎書店CEO岩崎夏海氏、そして五味ヒロミ
    4人の座談会開催
◆7/5 絵本ミニ講座 川口短期大学(埼玉県川口市)
 保育科のゼミ生に、保育と絵本についてミニ講義と工作をしました。

2013 
◆7/3~15 『てをつなごう』『にこにこぽかぽか』原画展 積雲画廊(原宿)
 手書きの絵本テキストを展示。




マンスリーエッセイ

2020.5 『家族で健康麻雀』

 家族がずっと顔をつきあわせている時間が長い長いGW。我が家の子3人は大きく、ほぼ大人が5人でそれぞれが思い思いの時間を過ごしていたのだが、このGWに家族で始めたことが一つある。それが「健康麻雀」。賭けない・呑まない・吸わないのが「健康」の定義。 
 夫が得意だったし、私も幼い時に父が週末のたびに友人を家に呼んで麻雀をしていたので、なんとなくわかる。まずはリビングに小さな机を出すために、家族で大掃除をしてソファーを大きく移動までして準備万端、意気揚々と始めた。ヤクを覚えるのはおいといて(笑)、みんな一番に“あがる”ことが目的! 思った以上に子どもたちがはまって、夜にみんながそろうと誰から声をかけることなく、麻雀が始まる。頭は使うし、家族で交流できるし、なにより時間は過ぎるし~いいことばかりだ。就活中の長女はリモート面接で「GWに新しく始めたことは?」と聞かれて、「家族で麻雀」と答えたらしい。新しいことを始めておいて、よかった! 
 ん?!まてよ、こんな状況で新しいことを始めた人がすごい!っておかしくないか? たまたま我が家はこんなことがあったのだが、新しいこと始めなくても、今まで通りにしてたことや我慢したこと、止めたことがあるのもすごいぞ! いやいや、今までのことが今まで通りにできなくなったのだから、誰しもが新しい生活を始めたということになるのか??? 辛いこともあるけど、この生活に慣れるしかない。それはそれで新しい試みなのだろう。
 きっと子どもたちが大きくなって家を離れても、そろえばみんなで麻雀をするだろう。その時「麻雀を始めたあの時、ずっとみんなでいたね」と思い出話をするだろう。そんな日が早くきますように。



2020.4 『ウクレレ始めました』


 1月の末に病棟保育士の同僚に誘われて、保育士対象のウクレレ教室に参加した。保育の道に進もうと決心して高2からピアノを習い始めたものだから、小さい時からピアノを習っていた人の足元にも全くおよばず……本当にピアノが苦手なのだ。幼稚園教諭時代、私のクラスの子はきっと歌を楽しめなかったと思うと申し訳ない(その反面、絵本はたくさん楽しんでくれたはず!)そんな私がウクレレ? 本音……絵本のイベントをする時に弾けたら楽しいかな~と軽い下心(?)あり。
 そしたらなんと2時間の講習ではまってしまい、その帰り道にウクレレ専門店へ直行。店主さんに「このパイナップル型は99%の人が買わないけど、かわいいのよね~」と言われて「じゃあ私が1%になろう!」と即決。こういう天邪鬼な所が私らしい。
 今は“StayHome”を強いられているので、毎日練習ができる。コードをいくつか覚えたら、あとは歌声でなんとか曲になるのがいい。在宅ワークをしている夫のテレビ会議の合間をぬってジャカジャカ~♪ 音楽に厳しい二女は「リズムがいまいち。音程が悪い。歌声をなんとかして」と私を叱咤激励しつつも、いつの間にか一緒に歌ってくれて嬉しい。こんな時だからこそ更に実感する、音楽の力ってすごいな~!!
 やっぱり下心を実現させよう、いつか絵本のイベントで子どもたちと一緒に歌ったり絵本を読んだりしたい!! その為に、今日もジャカジャカ~♪


2020.3『苦手なのは掃除』
 

 家事の中で一番苦手なのは、掃除。掃除はしなくても生きていけるし、なんとかなる!というのが自論。大きな声で言えることではないと理解している自覚は、ある(恥)
 そんな私ったら、節約料理は得意なのだから苦手なところに予算を回せばいいんだ!と開き直った。そこで、初めてプロにお願いすることにした。水回りと換気扇をお願いしたのだが、高圧洗浄機やなにやら汚れが良く落ちる企業秘密の洗剤ですごくきれいにしてもらった。換気扇なんて絶対に素人じゃできないだろうレベルまで解体して掃除してくれたのだから、すごい!
 それから、お掃除ロボットも投入してみた。予算上、型落ちのロボット君(名前はマルちゃん)だからなのか……これが手がかかる。「からみつきを感知しました」→マットのフリンジが巻き付いている。「(足が)浮いています」→段差で傾いている。「(動ける)スペースがありません」→椅子の足の間に挟まっている等々。そのたびに「マルちゃん、ど~したの~」「あらあらマルちゃんったら~」と世話が焼ける。それがなんだかかわいくてしかたない。動き回るマルちゃんのおかげで(?)至る所にウサギの藁が運ばれて、結局私がほうきとちりとりで掃除しているという滑稽(笑)
 そんなずぼらな私だけど、医療従事者でもあるので仕事中はとにかく手はよく洗う←清潔には、気を付けているんですよ(汗)自分自身も周りの人も守るつもりで、今はなおさら手を洗う。今までは「お母さんが除菌に敏感じゃない“ずぼらさん”だから、みんなは菌に強いんだ」なんて自論で子育てしてきたけど、今は違う。ウィルスとの戦いは、どんな自論も概念も通用しない。新型コロナにかからない努力、広めない努力をしなくちゃいけないという思いで、子どもたちにも私自身にも言い聞かせている。
 1日も早く、少しでも早くの終息を心から願う。

2020.2 『自転車に乗って』

 最近のママさんたちは、電動自転車で颯爽と格好良い。前と後ろにかわいいヘルメットを被った子どもを乗せて、なんと優雅なことか……ああ、私ったらまるでサーカスみたいだったなと、ふと思った。
 子どもたちが小さかった当時は、自転車の法律は整備されておらず、子どもを乗せるには子ども用の椅子?かご?をつけるのが主流。前の椅子に二女、後ろの椅子に長女、そして長男を背負ってがにまたスタイルの私。そんな私達親子を見た二女の友だちが「わ~いいなあ、ぼくも四人乗りしたい!」とママにせがんでいるのを聞いて、苦笑した(サーカスのクマの曲芸じゃないんだから~)
 その頃は社宅に住んでいたので、子どもの歳が近い家族が敷地内に沢山いた。三人の子の誰かが熱を出したともなると、自転車で出かけられなくなり、社宅の人にずいぶんと助けられた。子育て世代が助け合って生きていた!と言っても過言ではない。私一人では歳の近い三人を育てられなかった(今で言う、ワンオペ育児だったので 汗)敷地内で子どもたちは自転車や一輪車を乗り回し、日が暮れるまで走り回っていた。
 今、世間が新型コロナウィルスで子どもの行き場がなくなり、困っている人が多いと聞く。社宅にいた頃のように、身近に子どもを預けたり預かったりのコミュニティーがない人たちは、どうしているのだろうと心配ばかり。せめて我が家のように子どもも大きく、なんとかなるような家庭は、信用できない情報に惑わされることなく通常の生活をするのみだ。ありがたいことに、みんな元気なのだから。
 まあ、みんないろんな事情で在宅しているので、ずっと家族が顔を合わせていてストレスたまり始めてきたけど~。さあ、自転車に乗って普段通り買い物に行こうかな。

2020.1 『病棟保育士10歳』

 去年の8月で病棟保育士満10歳になり、11年目に入っている。幼稚園教諭は5年半、子育て真っ只中(今も大きくなった三人の子育てしてるけど?!)の時は自宅で某通信教育の添削先生を9年やっていたので、私の中では一番長く勤めている仕事になる。保育現場にいることは、作家としての私の強みだし、生きる喜びでもある。この仕事が好きだ。
 私は専任の病棟に所属しているわけではなく、外来・内科・外科……シフトに従ってほぼすべての病棟に勤務している。だから、長期入院の子には、たま~にやってくる陽気な(?)おばちゃん保育士だ。「わあ、今日は五味さん?!久しぶり~」と、レアキャラのような扱い(笑)次の日には他の病棟へ行ってしまうので、「また明日遊ぼうね」という約束はできないのが、ちょっと寂しい。
 ある日、とっても仲良しの男の子が珍しく私の帰り際に「五味さんと遊びたい!」と駄々をこねた。「もう寝る時間だよ」というお母さんの言うこともきかない。そこで私はウサギの付箋を取り出して「これ、五味さんの家にいるウサギに似てるの。このウサギさんは、次に五味さんと一緒にあそぶチケット~!」と、渡した。一緒に遊びたい内容を二人で考えて書き、床頭台に貼ると、納得してくれたのでバイバイした。するとその後、彼の容態が急変して、集中治療室へ移動したと聞いた。
 心配で心配で、後悔の嵐。珍しくぐずったのは意味があったんじゃないか、なんであの時もっと向き合わなかったんだろう……。彼のことを夢見るほどだった。そして数日後、体調がもどって一般病棟に戻ったと聞いた。「このチケットで五味さんと遊ぶんだ~」とウサギの付箋を大切にしてくれているらしい。嬉しくて、ホッとして、涙がでた。
 一瞬一瞬を大切にする保育をより心掛けなくてはいけないのだ、病棟保育士は。病気だろうがなんだろうが、子どもは遊びたいし、成長したがっている。それをしっかり受け止めなくてはいけないと、改めて実感した。
 私はこの仕事が好きだ。近々、彼にいる病棟への勤務があるので、彼に会えるのが楽しみだ♪

2019.12『大宮氷川神社十日市

 埼玉の大宮に住んで23年目にして、ついに地元の大宮氷川神社十日市に行ってきた。
 午前0時をまわった小雨の神社は、煌々と明るくて思った以上の人! まずは、ピカピカの福種銭をいただいた。この銭を使って、福を呼ぶのだそうだ。子どもと甥姪にあげるつもりで、細かい硬貨をたくさんいただいてみた。「え? 千円がこれっぽっちになっちゃったの?」という娘に、「お賽銭におつりがもらえたと思ったら、ラッキーじゃん」と私。
 それから氷川様にお参りして、おみくじをひいたら……〝平〟!!!〝平〟って何? え、どういうこと?! 平和、平凡、平坦、ヘイヘイヘイ。「〝ヘイ〟って何?」を連発する私を冷たい目で見る娘。(後で調べたけど、全国でも〝平〟(たいら)があるのはめずらしいらしく、氷川神社で出るのもたったの2%! ある意味、大吉よりすごくない?! 意味は、毎日に感謝してこのまま・ありのままで頑張りなさいってことらしい)
 そして、一大メインは熊手を買うこと。でも、お店が沢山だし、決まり事とかなんにもわからないしオロオロ。聞けばいいんだろうけど、お風呂上がりで完全防寒の母娘は誰にも会いたくない恰好(氷川様ごめんなさい)。それでも勇気を振り絞って、小さな小さな熊手を購入。お店の人に「よよよい、よよよい」パンパンやってもらって、帰宅。小さいけど縁起物がたくさんついてるし、熊手は毎年少しづつ大きくしていく縁起物だから今の私にぴったり!来年はすでにお仕事の依頼もあり、作品も世に出る予定だから~!!
 帰り道の屋台でベビーカステラとタコ焼きとチョコバナナを購入して、食べた。こんな時間(深夜2時)に怖ろしいとおもいつつ、ああ平和だなあ~今年も一年みんな元気にそれぞれ自分の場所でガンバレたから感謝だ~とタコ焼きと幸せをかみしめた。
 来年もみんなにとって良い年でありますように♬

2019.11『愛用の暖房器具は……

 いよいよ本格的な寒さが到来し、私の苦手な冬がやってきた。かなりの冷え性の私……小さい頃は毎年しもやけ。大人になっても、血行が悪くてかかとはガザガザ(恥)手足は冷え冷え。
 そんな私の強い味方は‘石油ストーブ’! 温かさは抜群だし、ストーブの上で芋も焼けるし、一番人気のマッシュ―ルーム焼きはとろりと温かいおやつになる。ことこと煮物もできるし、やかんを置いておけば家じゅうの加湿ができる。なによりお湯がシューシューなる音が、心まで温かくしてくれる。ストーブの前の場所取り問題で、ちょくちょく姉々弟喧嘩が勃発するほど、うちの子も大好きな石油ストーブ。電気もいらないし、単純な構造だからか壊れないので、我が家のストーブは20年現役!
 愛用している家は少ないらしく、子どもの友だちが遊びに来たときには「うわ~こんなストーブ、初めて見た!古い~」と驚いていた。しかしうちの子は「こんなに良いストーブ、なんでみんな使わないんだろう?!」「私が一人暮らししても、石油ストーブ使う」と言う。
 実は私も実家にいた時に、同じことを言っていた。「いいよね~石油ストーブ~」と言いながら、空になった灯油入れを父に渡した。父は「またオレが灯油入れるの? お前はこっすい(ずるい)なあ~」と言いながら、私のストーブに灯油を入れてくれた。温かい思い出だ。
さっき、ストーブの灯油が空になった。誰か入れてくれないかな~寒いな~。


2019.10『災害ボランティア

  10月12日未明に関東に台風19号が上陸し、甚大な被害が出た。近隣の小中学校が避難所になり、避難勧告が出るような状態だった。我が家は幸いにして無事だった。しかし、一夜明けてみるとその被害がまじかに迫っていたことがわかった。台風前日に伺ったさいたま市立鈴谷小学校区内が、床上浸水したのだ。イベントで見せてくれた子どもたちのあの笑顔が、曇ってしまったのではないかといてもたってもいられず、知人が活動しているNPO法人の災害ボランティアに参加した。
  現地に向かうと、近くではバスを待っている人、コンビニからの買い物帰りの人と隣合わせの場所だった。「ここに困っている人がいます!」と声を上げないと、見過ごされていまう環境に驚いた。
 初めてのボラ参加で私に何ができるかと思ったが、ボラ経験豊富なリーダー指示のもとに、私は床下からはがされた水浸しの防熱材を絞って袋詰めにした。床下にたまった水を吸ったバスタオルを何度も絞った。高めの床下には、もぐることもできた。(閉所恐怖症なの~)ここで目を見張ったのは、ご近所力だ。みんなで「大変だったね」「命が助かってよかった」と励ましあい、罹災証明の書き方を教えあったり、焼却場にいくトラックを共有したり……。日ごろからご近所さんと助け合っていくのが、大事だな。
  ボラ活動でくたくたになってNPO拠点に戻ると、ご飯を差し入れしてくれているボランティアさんがいたり、マッサージをしてくれるボランティアさんがいたり。それぞれができることを考えていて、感激した。
  月末まで週に一回のボラ活動を続けてみて、ボランティア活動のノウハウだったり、公的な所との連携のいろいろだったり……たくさんのことにちょこっと気づけたのもとてもよい経験になった。このような活動ができない人は、信頼できるところへ募金するのもいいんだろうな。そして、日本は毎年こんな被害が出るってわかっているんだから、公的な機関も個人もそれぞれが日ごろから対策を考えて、備えておかなきゃいなけいなって思った。うちもまず、災害持ち出し袋とウサギを数日避難させられる準備を見直そう!
 

2019.9 『涙スイッチ
 
 小さいころから可愛がってきた親戚の娘の結婚式に参列した。この娘は、私の結婚式の時にベールガールとして一緒に披露宴会場を歩いた。その時4歳だった子が、こんなに大きくなって、こんなにきれいで、こんなに幸せそうで……そう思ったら、涙が流れた。それがとめどない量で、しまいには大号泣。親戚中いや披露宴会場中で一番泣いていたと思う。
 思えば、私は昔から本当によく泣く。歳を重ねるにつき、涙スイッチが瞬時にON!(歳をとると涙もろくなる理由は、NHK「チコちゃんに叱られる」でやってたな~)結婚式で涙スイッチON・運動会応援してON・映画観てON・ドラマ観てON……ここまでくると、自分でもスイッチのポイントがわかってきた。どうやら私は“誰かが頑張っている姿”“誰かが嬉し涙を流している姿”に反応しやすい。
 逆に、悲しかったり辛かったりすることへの涙スイッチの感度は、歳を重ねるごとに鈍くなっているように思う。仕事(病棟保育士)がら、辛い現実を目の当たりにすることがあって、みんな泣いていても涙が出ないのだ。泣くとデトックス効果があってすっきりするけど、こういう場面はデトックスするより心静かに受け入れて、自分の中に刻んでいるのかもしれない。そういば、斉藤由貴が ♪ああ 卒業式で泣かない~と~ 冷たい人と 言われそう~♪ と歌っていたけど、まさにそんな気分になる場面でも涙が出ない(卒業式には、号泣するけどね) 
 ♪でも もっと 哀しい瞬間に 涙は とって~ おきたい~の~♪
 私の場合、哀しい瞬間というより、誰かが喜びや嬉しさを味わってる瞬間に ♪涙は とって~ おきたい~の♪ ……と言いつつ、ふとみたテレビの動物の出産シーンとかで号泣しちゃうけどね。


2019.8 『方言

 私の故郷は、愛知県である。今夏も帰省してきた。愛知県は大きく尾張と三河に分類され、私は三河で育った。語尾の〝じゃん・だら・りん〟が特徴の三河弁を話す。「だら~(でしょ~)、さっき言ったじゃん。はよやりん(早くやりなさいよ)!」
 こんなちゃきちゃきの三河弁だが、自分が方言を話していることに気づいたのは、なんと高校の時だった。それまで井の中の蛙すぎて、まったく気づいていなかった。尾張から通学してきた子に「すごくなまってる!」と指摘されたし、三河の奥地からきた子のことは「ひどくなまってるな~」と自分のことは棚に上げて思ったのだった。
 それが、埼玉にきて外では標準語を話すようにすると、「全然なまっていないね」と言われるまでになった。なまらないように、気を付けた。モノの名前は、代えればいいのだから簡単だ。ケッタ→自転車、電信棒→電信柱などなど。
 問題は、いまだにどうしても克服できないイントネーション。特に二文字の言葉は、標準語と違って、一音目にアクセントを置いてしまう。〝靴〟〝粉〟〝服〟……直そうと思えば思うほど、どっちにアクセントを置いたらいいのかわからなくなってしまう。 
 でも、私の話し方を聞いた人から、「実家はどこなの? 愛知なのね!」と話題が広がることもしばしば。そして、方言を話せることでふるさとを意識できるし、なにより愛知が私は好きだし。だから、無理に標準語に直さなくてもよくて、今では方言が話せることっていいでしょ♪とさえ思っている。
 それに、ニュアンスがどうしても標準語では表せない擬音語がある。歩行者信号が点滅していることは「ぱかぱか」だし、鉛筆が最高にとんがっていることは「ときとき」だし、お湯が危険なほど熱々は「ちんちん」だし。生まれ育って身体に染みついていることは、大事にしていきたいなあと思っている。ただ、三河弁の母に育てられた埼玉育ちのうちの子達は、ちょっと苦労しているようだけど……ごめんね(笑)


2019.7 『ホームステイ受け入れ

 留学生をホームステイ、2泊3日受け入れた。台湾在住のシンガポール人、ガブリエル君。息子と同じ高校生。長女はアメリカ留学経験があり、英語が話せる。(ガブに長女の語学力を尋ねたら「マアマア イイヨ。デモ、チョットヘン」と言ってて笑った)二女は中国語専攻で、勉強中。英語・中国語・ちょっとの日本語が話せるガブは、我が家にぴったり!
 初日の夜は友人も来てウエルカムタコ焼きパーティー。「タコヤキ、タベタコトアル。ツクルハ、ハジメテ」と真剣にタコ焼きを作り、それからトランプやUNOで盛り上がった。ゲームは万国共通で楽しい~。
 2日目は、築地へ。本願寺にお参りして、食べ歩き。「和食ガ スキデス」というだけあって、和風パスタ・お寿司・大福とどれも「オイシイ」とご満悦で、こっちまで嬉しくなった。築地に行ったくせに夜は、手巻き寿司。「お母さんは手巻きずしの絵本を書いた、ライターなんだよ」と絵本をプレゼントした。
 最終日は、映画館へ。アニメ好きのガブを『天気の子』に連れて行った。ニコニコして映画館から出てきたからホッとしたのに……「ハナシハ ワカッタ。ニホンゴハ 40%ワカッタ」と、低っ!でも、海外でその国の言葉で映画観る勇気がすごい。何より独学で日本語を勉強しテきたガブの根性が、すごい! 
 そんなガブは来年、軍に入隊して2年間を過ごすらしい。「キマッテイル。ボクハ シンガポール人ダカラ。デモ 戦争シナイカラ ダイジョウブ。トレーニング、イヤダケド(笑)」と。カルチャーショック。ガブのお母さんの気持ちを想ってしまった。この世から戦争が無くなれば、どの国にも軍隊は必要なくなるのにな……。
 「アーミー オワッタラ 日本ノ 大学ニ キタイデス」「頑張って! また会おうね」と別れた。私の単語を連呼する英会話(?)より、たま~に発言する息子のが通じた(長女いわく「文法めちゃくちゃでも、はっきり・大きな声・言い切る自信!が息子にはあると)けれど、なによりガブの聞く姿勢・話す姿勢が素晴らしかった。それなのに、二女ときたら「やだ~恥ずかしい~」と全く中国語を話さず……おいおいと、突っ込みたくなった。

2019.6『ポンチョ通勤

 2年前に職場が自宅の近くにに引っ越してきたのを機に、マイカー通勤から自転車通勤になった。運動不足解消になるし、渋滞は気にしなくていいし、いいことづくし!と言いたいところだが……雨が降ると大変。公共交通機関を使うとなると、30分も早く家を出なくてはならなくなる。だから、雨でも自転車通勤を選択。雨の日に自転車に乗るなんて、高校生以来。
 高校生の時のように、上下別れたズボンタイプのカッパは嫌だなあとネットで探していたところ、自転車専用のレインポンチョを発見! リュックを背負ったまま着られる上に、かごまでポンチョが覆ってくれる。大きなてるてるぼうずが自転車に乗っているみたい?! 使い始めた頃は要領を得ないで、帽子の部分がふわふわとしてしまい、顔がびしょ濡れになった。自動車に水をかけられて、ポンチョの中まで濡れたこともあった。
 それでも背に腹は代えられぬ。時間と利便性を考えると、ポンチョ通勤が一番良い。幸い職場の自転車置き場は雨の当たらない場所なので、脱ぎ着の時は濡れないし、朝濡れたポンチョは自転車に干しておける。顔周りの紐を引っ張れば、帽子も安定して快適なことがわかった(ただし、本当にてるてるぼうず化する)
 ポンチョ通勤で、雨の日もちょっと楽しくなってきた! 濡れたアジサイはきれいだし、水たまりにわざとはいって楽しそうな小学生の姿はほほえましいし。そういえば子どもの時、傘を組み合わせてドームを作り、雨の日に“傘の基地”で遊ぶのが好きだったな~。若い頃は高級な傘を買っては、絵本『おじさんのかさ』みたいにささずに抱えていたな~。楽しかったことをいろいろ思い出した。
 気持ちが変わればこんなに楽しい雨の日のポンチョ通勤~!! ただ……これからの季節、自転車通勤は日焼け(泣)対策をしっかりせねばっ。


2019.5 『青い実樹になる、気になる

 自宅の片隅に今、とっても気になっている青い実が、樹になっている。「キウイ」と「ビワ」。
 「キウイ」は、私が植えた。自宅のウッドデッキの上に生ったら面白いと思って。ぐんぐん大きくなり、かわいい白い花を咲かせた。おしべが実を切ったときの模様のようで、「キウイ」の存在感が感じられる花である。今年も花が終わって小さな青い実がなった。デッキから青い実を見上げては、一人でにやけている。
 雌株はデッキを覆い尽くし、日よけにもなっている。働き者だ! でも、雄株は枯れてしまう。今まで3回植えたが、育たない。だからうちのキウイちゃんはずっと未亡人なのだが……毎年実をつけてくれる。女は強い(我が家と同じ 笑)特に手入れをしているわけでもないので実は小さいが、ジャムにしてヨーグルトと一緒に食べると、最高! 楽しみ楽しみ!!
 「ビワ」は、私が捨てた!? 二女が学校からドングリをたくさん拾ってきて、ずっと玄関に置いていた。ドングリ虫が出たら嫌だと思って、二女が忘れた頃を見計らい花壇に捨ててやった。ジャックと豆の木のお母さんのように。すると、そこから発芽。だから、ドングリがなったと思った。ドングリだったら、トトロみたいねとのんきなことを思っていたら、驚く程のスピードで樹は大きくなった。葉っぱが違う……ん?これ、ビワ?! すると二女が「あ~、給食で出たビワのタネをドングリの中に入れてた!」と。
 ある日、長男が「これ、ママにプレゼント」と青いビワをプレゼントしてくれた。
私「どうしたの?」
長男「木に登って、とった」
私「え?」
長男「公園になってた。でもね、これ、まずいよ」
もちろんこの後、公園のビワはとらないこと・ビワは黄色くなったら美味しいことを教えた。
 あれから10年、ついにビワの実がなった!!!給食のビワ♪ もう楽しみでしかたない。ビワの樹は、たわわに生った実が重そうだ。がんばれがんばれ、楽しみにしているよ~!


2019.4 『読書好き

 新年の目標に、「一カ月に2冊以上、本を読む」と書いた。24時間に占めるスマホの利用時間が長くなるのに伴い視力低下が激しくなってきたので、スマホの時間を減らすために本でも読もうと思ったのだ(読書も目を酷使すると思うが……)目標に書かないと読まないほど、私は読書が好きではなかった。絵本の文章作家としては、お恥ずかしい素性である。
 こんな私でも、小学校と高校の時には学校図書館に通った時期があった。
 小学生の時は、教室に張り出された読書グラフの為だった。一冊読んだら丸シールが一枚貼られるシステム。自分の名前に全然シールが貼られないのはかっこ悪いと思って、適当に選んで読んだ。だから、何を読んだのか全く記憶に残っていない。高校生の時は、国語の長文読解が苦手で教科担任に相談すると「保育科を目指しているなら、絵本はどうだ?」と言われた。そこで図書館の絵本を全部読んだ。絵本のすばらしさ、絵のもつ力、生き生きした文章に魅了されたのは、この時からだ。幼稚園教諭になり、母親になってからも絵本にずいぶん助けられた。そして今は絵本作家として、また絵本からパワーをもらっている。
 とにかく、今まで毎日の新聞と絵本しかほぼ読んでこなかった。
 それがどうだろう、4月はなんと17冊も本を読んだのだ!これなら「私、読書は好きです」って言ってもいいかな?!児童書からヤングアダルト、本屋大賞の本、受賞した人の今までの作品、映画の原作本などなど。なんせ読書をしてこなかったから、読んでない本しかない(当たり前 笑)まずは図書館で借りて、手元に置いておきたい本は買う。
 図書館で予約しておくと、メールで貸出可能だと知らせてくれる。読みたいと思う本はSNSの情報から見つけられる。読んだ本はアプリで管理できる。アプリ内で月別に棒グラフにしてくれる。
 話題になっている本は何かな~?(ツイッターを開く)これ、どんな内容なんだろう?!(ググる)お、これはネット予約しなくちゃ(図書館のシステムに入る)読了したら、アプリで管理~(アプリを開く)おお、今月は読書グラフの棒が伸びたな(アプリをがん見!)
 あれ? 読書好きになった私も、スマホばっかり見てる。


2019.3  『食パンブーム

  只今、絶賛〝食パンブーム〟中である。駅前にできた行列ができるパン屋の「生食パン」を食べて以来、密かに自分の中でブームはきていた。それが爆発したのは、たまたま出かけた先で友人から教えてもらった「小倉あんこ食パン」を食べてからだ。それはもう、食パンの概念を覆す重量感で、一口一口が‘あんぱん’なのだ。それじゃあ、おいしいあんぱんを食べればいいと言われそうだが、それではダメ。しっとりとした食パンならではの触感と甘すぎないあんことの絶妙なバランス……私はとりこになった。
 だが、電車で往復2時間以上かけても、売り切れかもしれない小倉あんこ食パンを気軽には買いに行かれない。だから駅前の生食パンで欲望を満たそうと買い求めたが、満足できなかった。小倉あんこ食パンはそのおいしさで私の味覚を麻痺(?)発達(?)させたのかもしれない。おそるべし小倉あんこ食パン、愛おしい小倉あんこ食パン。
 自分の口をどうにか落ち着かせるために、自宅から一番近くの小さなパン屋で新商品の「生食パン」を買った。それがもう、大当たり! こんなに近くに、こんなにおいしい食パンがあったなんて、灯台下暗しとはまさにこのこと。この食パンはもちもちなのはもちろんで、とにかく‘耳’がおいしい。かなり噛みごたえがあり、噛めば噛むほど香ばしく、パン本来ののうまさが口いっぱいに広がるのだ。
 思い返せば、私は子どもの時からパンの耳が大好きだった。給食の食パンは配膳係に「耳が欲しい」といつも頼んでいた。近所のスーパーで見切り品のパンの耳ばかりが入った袋を見つけると、毎回「買って!」と母にせがんだ。といっても数十円だったはず。サンドイッチを作った後の細長い耳は、こんがりトーストして食べると、まるでラスクみたい。一斤から二枚しか取れない貴重な四角い耳は、マヨネーズをぬって、ハムときゅうりと薄焼き卵をのせてくるりと巻いたら「パン耳ロール」の出来上がり。それを高校で弁当に持っていくと「何それ?!」と驚かれた。いま思えば、なんて貧乏なんだろうと思われていたのかな。
 ある日、パン耳袋をゲットしてレジに並ぶと、前の客もパン耳袋を持っていた。その客はレジの店員に「これ、うちの犬が好きなのよ~」と言い、私達親子にも「あら、お宅も?」と話しかけてきた。その時、母が「ええ、そう」と答えたのは衝撃的だった。(お母さん、うちには犬はいないよ)とも(いやいや、うちは犬じゃなくて私が好きなの)とも私だって言えなかった。パン耳を愛するものとしては、情けない思い出だ。今でもパン耳袋を見つけると、絶対に買う。卵と牛乳と砂糖を混ぜて、丸めて揚げて、シナモンシュガーをかければ立派なおやつだ。今なら胸を張って言える「このパン耳は、うちの子のおやつです!」と。
 近所のパン屋の生食パンは、火曜と土曜数量限定販売。「限定」の文字が、またまた私の心をくすぐる。私の食パンブームは、とうぶん続きそうだ。そんな食パン好きの私が書いた、パンの絵本『ぱんぱんでしゃ』が4月に出発しま~す!!


2019.2  『ぎっくり先輩

 12月中旬に微熱が出た。すぐに復活し、通っているフローティングヨガ教室で休憩に入るその時、“ぎっくり”!! しかし、どうやらその時はいま思えば‘プチぎっくり’だったようだ。接骨院でテーピングしてもらうと、翌日には仕事ができた。
 そして、2月上旬に三日間もまた発熱した。一冬に2回も発熱するなんて、大人になって初めてかも?! やっと解熱し、ふらふらしながらウサギにエサをやろうとかがんだその時、“ぎっくり”!!! 今度は正真正銘のぎっくり腰。冷汗をぬぐいながら、接骨院に這いつくばって行った。それから普段通り歩けるようになるまで、1週間はかかった。
 その間、私のペンギン歩きを見て「ぎっくり腰?」と話しかけてくれる人が、たくさん現れた。自分の武勇伝を語ってくれる人がいるわ、いるわ。
「私は一週間寝込んだわ。腰ベルトは3カ月必要だった」
「私なんて、二人に抱えられて病院にいったわ。寝返りできないから、毎晩寝られなかった」
「トイレに行くのもつらくて、オムツを考えたわ」
私は、この人たちを『ぎっくり先輩』と呼ぶことにした。先輩は、
やれ“体幹を鍛えるためにピラティスをした方がいい”とか、
やれ“筋力をつけるために歩いた方がいい”とか教えてくれ、
”ほら、こんなポーズでストレッチするのよ”と実践してくれる人もいた。う~ん、でも、体幹も筋力も柔軟性もばっちりの若いヨガコーチだって、この前ぎっくり腰だったんだ……どこまでが真実なんだろうか。
 しかし、私は先輩方の話を謙虚な気持ちで聞くことにした。ぎっくり腰でどんなに自分が大変だったか・痛かったかを話したいほど、ぎっくり腰は衝撃的な出来事だったんだろうから。今の私ならよくわかる。
 いつまた訪れるかわからない、腰に電気が走ったようなあの痛み。加えて回復するまでの辛さ。咳でもくしゃみでも、笑っても痛いのだから、たまらない。それなのに、そろりそろりと動く姿はなんだかマヌケ。私の場合は、発熱で寝込んだ後にやってくるのではないかと、推測される。発熱→ぎっくり……この構図について、家族から言われたことは、
「ぎっくり腰は動けないくせに口だけ達者で、面倒だ。熱で寝込んでいた方が、静かでよかった」だ。悲しいかな、自分でもそう思う。発熱よりぎっくり腰のがつらかった~。
 自分の身体や体力を過信してはいけないお年頃だと、しっかり自覚をしよう。そして、いつか家族や友達がぎっくり腰になったら、私がぎっくり先輩としてアドバイスしてやろう。


2019.1 『目標を書いてみたら』

 今まで具体的に今年の目標なんて立てたことがなかった。それなのに新年早々、友人から「今年の目標を10個書き出して、言い合いましょう!」なんて提案を受けたのだ。新年会という名目で集まった、居酒屋で。
 漠然と50歳になるまでにこんなことができるといいな。それには、今年はこんな風に動いていかなくちゃいけないな……という程度の目標はあった。それなのに、日々の生活に追われて、やりたかったことは後回し。気づくと、一週間、一カ月と立っているような状態がここ数年続いていた。 
 そんな時に思いがけず友人から提案されて、具体的に目標を立てるのもいいかもしれないと、軽い気持ちで書き出してみた。絵本出版に関することはもちろん、生活スタイルに関すること、それから将来やりたい事まで、思いつくままに一気に書いた。10個書き出す予定が13個になり、さらにそれらを達成するためにやらなくてはいけないことも思いついて書き出し……どんどん増えてしまった。書き出したあと、友人と互いに今年の目標を言い合い、いい大人が恥ずかしげもなく「いいですね」「それ、私もやりたい!」などと褒め合った。
 書き出したことで、気持ちがスッキリした。この気持ち、味わったことがある……そうだ!学生時代のテスト週間の初日に、スケジュールを立ててスッキリして、もう全部やったような気になってしまったあの時の気持ちだ。スケジュールをびっしり立てすぎて、途中で挫折したこともしばしばあった。でも、今はテストの点の為にやっているわけではない!すべて自分の為なのである。(テストも自分の為ではあったが、当時はそんな風には思えなかった)もう自分自身をごまかすなんて嫌だし、妥協するのはかっこ悪い。あとは行動するのみ! 
 手始めに「HPを立ち上げる」という目標を達成させた。HPを立ち上げなきゃとずっと思っていたのに、なんのことはない、すぐに実現した。いや、実現させた。目標を書いてみたら、目標が重い腰を簡単に持ち上げてくれた!毎月やる課題も具体的に数字にして書きだしてある。それをちょっと気にして生活すると、今までとは随分心もちが違い、フットワークも軽くなった。友人も同じようで、「経過報告をしましょうよ」とまた居酒屋に集合する約束をした。まだ一カ月しか経っていないのに。呑む口実が増えただけの気もするが、報告会があるとますますやる気が出る。
 目標を書いてみたら ”なんだか今年はすごい年になりそうだ” とウキウキしている一月……遠い記憶になりませんように‼

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