インナーマッスルとは?
人体には大小含めて約600を超える筋肉があります。
そのなかで筋肉は大きく二種類に分かれます。
身体の深い所に位置する「インナーマッスル」、
身体の表層部にある「アウターマッスル」です。
インナーマッスルの役目は胴体部分の骨格を支え、立っている時や座っている時の姿勢を維持する助けをしてくれたり、
作業をするときに安定した姿勢を維持する助けをしてくれます。
いわば体の『軸』です。
体幹部のインナーマッスルは内蔵の周りにあるためこれらが衰えてくるとお腹がポッコリ出てきたり腰痛の原因にもなるのです。
鏡に映る自分では外側のアウターマッスルの衰えは目に見えるのですぐに分かるものの、
内側にあるインナーマッスルの衰えは目に見えて分からないものです。
「長時間姿勢を保持し続けること」
「安定した動作」
「力の調節などの微細なコントロール」
「柔軟性に富んだしなやかな動き」
「バランスを崩したときに立ち直る動作」など、何気ないながら普段の生活には欠かせない動きにはインナーマッスルとアウターマッスル双方のバランスのとれた働きが必要となってきます。
②インナーマッスルが衰えると?
出産経験のある女性は産後一カ月頃までは痛みや違和感が続くため十分な休息をとって体を回復させる必要があります。
その間筋肉を使う機会が減るため体調が回復しても筋肉は衰えたままの状態になっていることが多くなります。
とくに排せつのコントロールをしている筋肉が弱くなりがちです。
姿勢を保持することが困難になると抱っこや荷物を持ったときに肩や腰に疲労や痛みを感じることが多くなるでしょう。
出産経験のある方は早いうちに意識的に体幹部のトレーニングを行うことをお勧めします。
身体の奥に位置している筋肉の総称がインナーマッスルなので、体幹部分の筋肉のことだけを指しているわけではありません。
体幹だけでなく、腕や脚の筋肉の深層筋もインナーマッスルと呼ばれます。
女性は男性に比べ筋量が少ないため日ごろからドローインなど意識してインナーマッスルを刺激し筋力低下を防ぎたいものです。
仕事をこなすにも体力は必須です。
体力が衰えると気力も衰えてしまいます。
40代以降になると昔のように体が動いてくれなくなり、いざ筋トレをしようとしても無理をしたばかりに逆に体を痛めることもあります。
腰痛予防のため、お腹を引っ込めるために腹筋運動をしたのにむしろ腰をいためてしまうというのはよく聞く話です。
日常生活で正しい姿勢を意識するだけでも体幹部のインナーマッスルは強化することができます。
いつまでたっても若々しくありたいものです。
それには痛みへの治療とトレーニングが不可欠。
JOYトレは今あるあなたの筋肉をフル活用するためのきっかけをくれるトレーニングです。