プログラム
教育講演1 死をどう受け止めるか
~仏教の教える死を越える道とは~
龍谷大学客員教授 大分大学非常勤講師 医学博士 田畑正久
教育講演2 余命より足し算命でがんをしぶとく生きる
〜がんサバイバーが語るchangeの瞬間〜
JA愛知厚生連 海南病院緩和ケア病棟医師 大橋洋平
特別講演1 多職種連携の交流の場:メディカルヴィレッジ
がん哲学外来市民学会代表 順天堂大学名誉教授 樋野興夫
特別講演2 治らなくても支え合う市民の力
~医療と介護の隙間を埋めるボランティアの働き~
公立八女総合病院企業団 みどりの杜病院院長 原口 勝
昼休み 11:45~12:45
大会長講演 治らない病気になったミュージシャン富崎さんのお話
がん哲学外来「大分ふぐカフェ」店長 林 良彦
富崎さん思いでコンサート
出演 Sumiさん、マッキーさんら
申込みは「がん哲学外来市民学会」のHPから
http://shimingakkai.org/
プログラム
1.ガイダンス がん哲学外来コーディネーターとは
姫路獨協大学薬学部講師 加藤史恵
2.あなたにできる対人援助のための基調講演
講演1 臨床宗教師にできる対人援助 「感情を深く意識する傾聴」
日本臨床宗教師会 認定臨床宗教師 浄土真宗本願寺派僧侶 森 智崇
講演2 訪問診察医にできる対人援助 「音楽を奏でるホスピスケア」
伊東ホスピスケアクリニック院長 伊東 威
講演3 がん患者にできる対人援助
「対人援助という視点を意識するだけで」
がん哲学外来シャチホコ記念Café代表 彦田かな子
3.シンポジウム:九州、韓国のがん哲学外来カフェが実践している対人援助
①「あいむ・翔べ・胡獱(とど)」の取り組み
がん哲学外来カフェ北九州代表 山口新衛
②福岡ホスピスの会の取り組み
「普段は健康で病と向き合うことはほとんどなく」
代表 柴田須磨子
③韓国ソウルがん哲学外来カフェの取り組み
ミョンジ大学 Prof. Ha,Heon,Ju
④取り組みのお話を伺って
がん哲学外来市民学会代表 順天堂大学医学部名誉教授 樋野興夫
4.グループワーク(210分)
申込みは「がん哲学外来市民学会」のHPから
http://shimingakkai.org/
1)今回初めてふぐカフェに参加させていただきました。緊張していましたが「参加にあたっての注意」と皆様の温かさに励まされ、しどろもどろながら発言することができました。診察室などではなくこういう同じような悩みをもつ方が集まる「医療ではない場所」の存在の大切さを、改めて感じました。たとえ、話をしなくてもそこに集まるだけで励みになる、また明日から頑張ろうと思える、安心する、そのような心の支えになれる場所があるというのは、とても心強いことです。「一期一会、今日のこの出会いは今しかない」皆様の言葉1つ1つが、心に響きました。人と人との出会いは、その時のご縁であると改めて感じましたし、私も今日の出会いを大切にしたいと思います。私の夢として、癌の方もそうですが、メンタル疾患を抱えて周りから理解されず苦しんでいる方々を対象に、このような集まり(場所)を提供できることをしたいと、考えています。「心安らげる場所」「また頑張ろうと思える場所」を作っていけたらいいな、と思います。林先生の「機会は作るもの」という言葉に、勇気づけられました。ありがとうございます。また、参加させていただきたいと思います。(Iさん、30代女性)
2)3/1開催された「大分県緩和ケア研究会」にて登壇された林先生の活動に惹かれて、はじめて参加にさせてもらいました。普段、お寺の住職をしている私が、「何をどんな風にお話できるのかな?」と考え、場違いではないかと心配しながら会場へと足を運びました。そんな私を参加者の皆さまが暖かく迎えてくれたのがとても印象的でした。「みんながお医者」と林先生のおっしゃられた言葉が、強く響きました。実際、「医療を超える医療」として、参加者の方が認識され、この場に心の安住を感じられていたのがすぐに感じられました。自分も含め身近な方が病を抱えた時、内情を発露できる場が、多大に人の支えになるということを実感させてもらう機会となりました。林先生をはじめ、この場を支え開催され続けている皆様に心から敬意を表したいです。一人一人の参加者で作り出す時間と空間が素敵でした。また参加させてください。(40代、男性)