がん診断から治療までの経過の中で、あまりにも良い患者を演じ過ぎ、医師や家族、職場では不安な事が口に出せずにいました。
術後、10年を経て、まもなく治療を全て終え、これからは定期的な通院から解放されるのです。嬉しい反面、本当に大丈夫だろうか?と新たな不安もあります。再発や転移、新たにがんがどこかに発症するのではないかと、こんな不安は一生続くのでしょうね。こんなモヤモヤした気持ちで、今回がん哲学外来は初参加となりました。年齢や性別、職種も異なり、いろいろな人生を経験された皆さんの言葉一つ一つが響きました。私の発言に、頷きながら傾聴してくださり、年齢や性別、職種も異なり、いろいろな人生経験をされた皆さんの言葉一つ一つが、心に響きました。もう少し、肩の力を抜いて、楽に生きていこうかな・・・とこれからはギアチェンジです。ゆっくりゆっくり進んでいきます。
「がん哲学外来へようこそ」ちょうど治療中、この書籍に出会い、今でも私のお気に入りの本となっています。『暇げな風貌』として暇そうな雰囲気で、脇を甘くして相談者を待っているという樋野先生の言葉が印象的です。私自身も看護師として働く中でモットーにしています。先生の表情や声のトーン、絶妙な間の取り方など、これが対話する姿勢なのでしょうね。正直、スゴいです。
また、参加させて下さい。ありがとうございました。 (田崎さん、女性)