幼い頃、父親がお酒で母親に暴力を振るったり、ギャンブルにハマり子供にさえお金を借りりてさえいました。また私の顔を鷲掴みにして笑っていました。そのせいか、耳がものすごく父親が家の中を歩く足音に敏感になり、音がすると、すぐにその足音の方向に注意が向いてしまい、ビクビクしていました。

そのせいか、家族以外の人と一緒に住むと、音に敏感で足音がするとその人が自分のドアを突然開いて入ってくるのではないかと不安になりました。

私は、内気ですごく緊張する場面に出会すと頭に中であれこれ考えてしまったり、避けてしまったりしてしまいました。

人に何か言われたり間違いを犯すとすぐ気にして、自分のせいにして極端に悪い方向に考えてしまう傾向がありました。

自分の価値観を無意識に正しいと思い込み、それが合っていない人や言動と行動が一致しない人には怒ったり、イライラしていました。

普段と違うことをしたり、人前にでるとお腹がゆるくなったり壊したりして体調を崩す傾向がありました。

自分の力量を認めず、自分ができる筈だと、こういう結果になるはずだ思い込みその至らないところを見てみぬふりをしたりしていました。

こんな私でもなんとかしたいと勇気をだして一歩を踏み出したのです。あとから考えてみれば、何が必要か気づき、行動を起こすことが大事だと確信しています。そこから、心理療法、身体心理療法、エネルギー療法に出会い、私自身に向き合い、自分の内面を大きく変えていくことができました。

まず心理カウンセリングとマインドフルネスの練習で、先程述べた自分のことを自己分析と気づきのレベルを向上させることで、自分の思考パターンや、ネガティブな思考に少しずつ気付くことができ、そしてどうやって解放することができました。自分をありのままを見つめて受け入れ、いつストレスで過度にご飯を食べてしまうのか、人目を気にして自分でいられなくなったり、不安や緊張するとどんな反応が身体に出てどう解放するか、相手に何か頼まれて自分ができないときはそれを断ること、自分が怒るときは何がきっかけでどう解放するかなど様々なことを学びました。

悩みや不安があるといろんなことが頭をよぎりあれこれ考えてネガティブ思考の渦に囚われてしまっていました。それをマインドフルネスでそれがどう頭に現れるのか観察しているとそういう思考は頭の前から出てきたり後ろだったりすることがわかってきたのです。そしてそれに応じて身体にも緊張などの感覚が現れることがわかりました。思考が出てくることがわかって、いま思考が出てきたことを意識して捕らえると不思議とそれがどこかに行ってしまうんです。
そうすることであれこれ不安や心配から出るネガティヴ思考の渦に囚われることなくなりました。


大きな転機はソマティックエクスペリエンシングという神経に働きかけてトラウマや身体心理の症状を解放していく身体心理の方法論を学んで、セッションを受け、自分の症状を少しづつ改善したことが大きかったです。

グループで話したり、人前出るのにすごく緊張していたのですが、人と話したりすると緊張して凍りつく感覚と逃げられないという恐怖が身体にあらわれた緊張と逃げたい衝動を解放して、人と話しても囚われているという感覚が和らぎ大丈夫になりました。不思議と逃げたいという衝動じゃ身体にあらわれるのです。それを解放することで不思議と人前に出るのが平気になりました。多少に緊張はありますが、恐怖や凍りつくが感覚がなくなりました。

私が昔感じていた、怖くて逃げたいというのは、動物がもつごく自然な反応なのだとわかりました。人によっては立ち向かう人もいます。それも一つの反応です。どちらもできなければ、凍り付いてしまったり、解離してしまう場合もあります。

大学受験で息が出来なくなって数回死にそうな思いを経験したパニック障害の症状もストレスから神経に影響が出て引き起こされたことがわかりました。

EMDRのトレーニングを受講し、セッションをうけ、現在に影響を与えている過去の記憶に働きかけ、過去の記憶を再統合しました。父親のアルコール中毒で家庭内暴力の記憶や、父親に顔を鷲掴みにされて足音に敏感になってしまった記憶、中学時代に野球をやっていた時に、自分が周りに迷惑をかけてしまうことや怒鳴られまくったことでボールが投げられくなったトラウマなどを再統合しました。

父親に顔を捕まれたことで生まれた恐怖があったのですが、恐怖と緊張、逃げられないという思考とこのトラウマの記憶のイメージをEMDR療法で目を動かすことによって、この記憶自体は変わらないのですが記憶に対する知覚が変化しました。変化したのは、この記憶から距離ができて恐怖がなくなり逃げられないという思考がなくなりました。

また気やエネルギー療法に小さい頃から興味があったので、知り合いからプラニック・ヒーリングという触らずに行う気（生命エネルギー、プラーナ）を使った療法を学びました。プラニック・ヒーリングには心理療法やヨガの瞑想、風水や金運をあげる講座があり、それらを使い自分のネガティブな思考、感情、行動のパターンになる気(プラーナ)を少しずつ解放していきました。

こんな私だからこそ日本の皆様にも何かお手伝いができるのではと最近考えるようになりました。私も自分を心理セラピーでもっと体験して知るまでは、私自身がこんなにも敏感で、ストレスを受けやすいとわからなかったのです。そして自分がどこまでストレスの負荷に耐えられるのかを知ることで、人間関係や仕事をどこまでやるのが最善かわかるようになりました。そして自分のストレスの負荷レベルを少しづつ改善していくのが、大事だと思うようになりました。

私は、内面を変えることをモットーにして心理の世界を歩いてきました。ものすごく難しいことです。自分の殻から少しでもでることは、怖いからです。怖い先に、見えるのが変化です。それは、向き合った人にしか手に入りません。

私も少しずつですが、自分を見つめ、内面を変化させてきました。今でも現在進行形です。大変ですが、楽しいです。自分が変わるのを見ていくのもおもしろいのですが、その経験がクライアントさんの役に立つことがあるからです。


こんな私を変えてくれた心理療法の数々、そして自分を少しでも変えようとしてきたこと、出合ったクライアントさんのお悩みと症状にできる限りクリエイティブに向き合ってきたことが皆さんのためになるとことを楽しみにしています。

あなたも自分の内面から変えることで、昨日とは違うあなたに会いにいきませんか？　

●学歴●

◎職歴◎