五感ミュージアム 公式サイト

五感ミュージアムとは?

五感ミュージアムとは、インクルーシブデザインの考え方を用いた、イベント参加型「余暇活動」の総称を、ミュージアムになぞらえたプロジェクトです。多様なバックグラウンドを持つ人々とともに共同し、発見や創作、学びのプロセスを楽しむことを通じて、障害の有無を始めとした、参加者同士の相互理解を生み出し、人間同士のより良い感情の結びつきを生み出すことで、あらゆる人々が地域コミュニティへ参画可能な未来を創り出します。

“ひと”と“ひと”との相互理解を促します

社会には、多くのあなたと異なる感性や価値観で世界を見ている人がいます。それらはともすれば軋轢となり、差別や偏見を生む原因にもなりえます。しかしながら、それらの違いを面白く翻訳したり、楽しい視点に置き換えてみたり、様々なシチュエーションに照らし合わせて考えること(キュレーション)を通して、その場の全員に良い影響をもたらすことも可能であると私たちは考えます。例えば、知的障害の子どもの持つこだわりは、日常生活では煩わしさを感じるものであるかもしれません。しかしそれがワークショップという場では、表現やコミュニケーションの糸口となることがあります。

誰もが“居場所”をつくることができます

私たちは今まで、子どもの遊び場づくりや、企業向け商品開発ワークショップの開催を通して、多様な人々が参画可能な場づくりを行ってきました。例えば、眼が見えない人とのグループワークにおいては、晴眼者にとっても使い易い新たなコンセプト、デザインの商品を生み出すことが出来ました。それらの経験を応用し、より多様なバックグラウンドを持った企画者(キュレーター)がその様な“場”を作り出せるプログラムを、五感ミュージアムでは展開します。あなたもキュレーターになってみませんか。

社会に開かれ、互いを受容するコミュニティとなります

五感ミュージアムには、ハコがありません。まるで街のあちこち、例えばカフェや公園、駅前広場、民家の軒先など、街全体がミュージアムであるかのように、多種多様な人々の集いの場が生み出されます。私たちは、多くの市民が楽しめる企画を次々に立ち上げることで、互いをよく見たり、考えたり、対話したりする経験を提供します。それらの経験は、きっと多くの人にとって生き易さに繋がるものとなるでしょう。

遊びと創造のワークショップデザイン
オープン講座 開催決定!

遊びと創造のワークショップデザイン オープン講座

私たちのワークショップを運営するメンバーは、様々な手段で場の作り方を実践的に学んだ後、実際にワークショップや遊びの場づくりを実践しています。特に2015年からは、パートナーの1人である、演劇家でNPO法人演劇百貨店の代表の柏木陽さんより、場の作り方をより実践的に学んできました。学校現場は特別支援学校も含め、多様なこどもたちを巻き込みます。そして美術館、福祉施設など、ワークショップを届ける場も様々です。

今回は、柏木さんのミニワークショップを体験しながら、アートと遊びの境目を探り、ワークショップにおける場作りの秘密を探ります。皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

○ゲスト
柏木陽(かしわぎ・あきら)|NPO法人演劇百貨店代表/演劇家
1993年、演劇集団「NOISE」に参加し、演出家・劇作家の故・如月小春とともに活動。
2003年にNPO法人演劇百貨店を設立。全国各地の劇場・児童館・美術館・学校などで、子どもたちとともに独自の演劇空間を作り出している。近年の主な仕事に、世田谷パブリックシアターかなりゴキゲンな巡回団年間契約アーティスト、兵庫県立こどもの館での中高生との野外移動劇創作、の演出・進行など多数。青山学院大学でのワークショップデザイナー育成プログラム、青山学院女子短期大学、大月短期大学、和光大学の講師なども務める。

○企画・運営
山田小百合(やまだ・さゆり)|NPO法人Collable 代表理事
1988年生まれ。大分県出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。修士課程ではインクルーシブデザインや、障害のある子もない子もともに参加するワークショップの実践研究を行う。修士課程修了後、NPO法人Collableを創立。学習環境デザインやインクルーシブデザインをベースに、ワークショップ、コミュニティづくりなどを手がける。京都造形芸術大学非常勤講師。

参加申し込みはこちら

プログラム概要

○日時:2017年1月6日 19:00 - 21:00
○場所:文京区区民センター 2階 2-B会議室
(東京都文京区本郷4-15-14)
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線・南北線より徒歩5分
東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅/都営地下鉄大江戸線本郷三丁目駅より徒歩8分
google map:
https://goo.gl/maps/XWZuVkis14u
○定員:20名
○参加費
一般:3000円
学生:1500円(学生証をお持ちください)

参加申し込みはこちら

〈ワークショップ実例〉

子ども向け造形/表現
ワークショップ

子ども同士の造形あそびを通して、障害児度と健常児が一緒になって考え、コミュニケーションを取りながらものづくりを行うワークショップを実施しました。

社会人向け商品企画型
ワークショップ

企業の皆様とともに、視覚障害当事者とのコミュニケーションを通して新たなユーザー体験を発見し、利用し易い商品企画を考える、インクルーシブデザイン・プログラムを実施しました。

学生企画ワークショップ
「Collage」

プログラムの立案、ファシリテーションのトレーニングを受けた、五感ミュージアム学生キュレーターが、子ども向けワークショップの企画・実演までを一貫して担当しました。

〈ワークショップ経験者の声〉

造形のワークショップに参加してみて、この場に居ると、子どもが創造性を高められるような機会が創れそうだなと思いました。ファシリテーターが子どもに介入しすぎず、「どうしたいの?」という主体性を促すような言葉掛けをしていたことが印象的です。障害のある子は行動が予想出来ないこともが多いので、聞く姿勢が自然と身に付いているのが凄いなと思いました。
法政大学3年 栗野紗也華
子どもとの関わり方は参加する中で初めて考えられたことですし、ワークショップ内でも毎回新たな学びがあります。振り返りの場などで皆さんと沢山話が出来るのは自分の自信につながるし、コミュニケーションをすることで自分を作られていく感じがします。怖がらず意見を言える場で、そういう人たちと出会えることは魅力だと思います。

武蔵野美術大学3年 秋山未来 

社会に出たら、年齢も性別も国も多様な人と関わるし、関わり方を広げないとわからないことも多いと思い、自分のコミュニケーションの幅を広げるためにワークショップで子どもと関わることにしました。ひとの意見の面白さに触れて、多様なアイデアをひとつの企画にしていく過程が楽しいですね。自己成長の場になっていると思います。
流通経済大学4年 木間大貴
社会に出たら、年齢も性別も国も多様な人と関わるし、関わり方を広げないとわからないことも多いと思い、自分のコミュニケーションの幅を広げるためにワークショップで子どもと関わることにしました。ひとの意見の面白さに触れて、多様なアイデアをひとつの企画にしていく過程が楽しいですね。自己成長の場になっていると思います。
流通経済大学4年 木間大貴

私たちとともに、はじめましょう!

障害のある人たち自身も、福祉ではない、ゆるやかな出会いとつながりを求めている。
Collableはそうしたつながりを楽しくつくる活動を生み出してきました。

もしかしたら、聴覚障害者は視覚を巧みに使うプロなのかもしれない。
視覚障害者は、聴覚、触覚、嗅覚のプロなのかもしれない。
発達障害の子が自由気ままに創作活動をする姿に刺激を受け、
表現が苦手だったのに表現が好きになった子もいます。

彼らと、私たちとの共同から、より豊かな知見を手に入れましょう!

ミュージアムの入り口?
私たちにはハコがないので、このページが入り口です。

ようこそ、五感ミュージアムへ!

五感ミュージアムに参加する

遊びと創造のワークショップデザイン オープン講座
参加申し込み

○申し込み方法
Peatix特設ページからお申し込みください。
(Facebookの参加ボタンだけでは参加となりませんのでご注意ください)
http://collable-kws1.peatix.com/
※当日現金支払をご希望の方は、メールにてお問い合わせください。

○参加にあたってのご注意
・Peatix上でチケットを購入していただいた方にご参加いただけます。当日現金支払をご希望の方は、メールにてお問い合わせください。
・本講座の様子は写真や映像で記録させて頂きます。写真はブログ等でワークショップレポートとして掲載する場合があります。
・当日の様子をスタッフが撮影させていただきます。また、写真、動画、作品は、主催者のウェブサイトへの掲載や活動の紹介、研究資料、 書籍等に使用させていただく場合があります。
・当日メディアの取材が入る場合があります。また、後日のメディアによる取材等に対しても提供する場合があります。

○主催
NPO法人Collable
http://collable.org/

○お問い合わせ先
NPO法人Collable事務局
info★collable.org(★を@に変えてお送りください)