岐阜県吹奏楽研究会

楽しく、広める音楽の輪

新型コロナウィルス感染症の中での音楽活動の在り方について

官公庁や各種団体が示したガイドラインなどを共有します。

一部を引用していますが、必ず全体を読み、安全安心な活動につながるよう留意ください。
事態は刻一刻と変化しますので、発行日にご注意ください。
学校管理下での部活動としての吹奏楽部で優先的に守るべきガイドラインは都道府県・市町村教育委員会や校内でのガイドラインと考えます。
5月13日付文部科学省からの事務連絡
問48 学校行事内での文化的行事の項目で、「小グループやパートごとの練習を基本とし、全員で集まって練習する機会はリハーサルのみとする」と記載。(合奏は本番前リハ以外不可だが、パート練習は可能と解釈可能)

問49~52において、部活動に対して言及
5月25日付文部科学省新しい生活様式
日本小児科学会
新型コロナウイルス感染症に対する保育所・幼稚園・学校再開後の留意点について
http://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=116
文科省「学校の新しい生活様式」を参照しろという内容。

学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~

5月15日付岐阜県教育委員会の学校再開ガイドライン
13ページ 特に配慮を要する教科 音楽科 当分の間、狭い空間や密閉空間での歌唱や口に触れる楽器の演奏の学習を見合わせること。
部活動における留意事項は16~17ページに記載

https://www.gifu-np.co.jp/news/20200606/20200606-245974.html
6月6日付 県教委から6月15日からの県立学校での部活動再開と27日以降の実戦形式での練習、演奏会を認める方針が発表された。
※吹奏楽の実戦形式の練習とは合奏を意味すると解釈可能? リンクは岐阜新聞。県境委員会の
5月14日付公益社団法人全国公立文化施設協会発行の劇場・音楽堂における感染拡大予防ガイドライン
演奏会など実施する際のホール施設内での具体的な感染防止策
5月26日付文化庁からの事務連絡
5月25日に決定した「新型インフルエンザ等緊急事態解除宣言」や、催し物の開催制限及び施設の使用制限に関する段階的な移行について周知するもの。例として以下の通り。

3.催物の開催制限 (1)催物開催に係る段階的緩和  

6月18日まで 
屋内の場合 100人以下かつ収容定員の半分程度以内の参加人数
屋外の場合 200人以下、かつ人と人との距離を十分に確保(できるだけ2メートル)
密閉空間で大声を発するもの、人との間隔を十分にかくほできないもの等は慎重な対応
管楽器にも注意

6月19日~7月9日 
屋内・屋外ともに1000人以下
  加えて、屋内の場合、収容定員の半分程度以内の参加人数
      屋外の場合、人と人との距離を十分に確保できること(できるだけ2メートル)
密閉空間で大声を発するもの、人との間隔を十分にかくほできないもの等は慎重な対応
管楽器にも注意

7月10日~31日  
屋内・屋外ともに5000人以下
  加えて、屋内の場合、収容定員の半分程度以内の参加人数
      屋外の場合、人と人との距離を十分に確保できること(できるだけ2メートル)
密閉空間で大声を発するもの等は、厳格なガイドラインによる対応


以上、引用
このガイドラインに沿えば、7月10日がイベント開催の目安となる。
この「厳格なガイドライン」をどこがつくるのかは不明。
一般団体やプロはこの基準に基づいて演奏会の開催を探ることになる。
一方、学校団体にとっては、このガイドラインが教育委員会発行のガイドラインに反映されるかどうかが問題。
文化庁関連の追記事項
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/pdf/202006121800_01.pdf
文化芸術関係者への支援。コロナ対策をしたうえでの新しい事業の策定に対して給付されます。

https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/pdf/202006171800_01.pdf
クラシック音楽公演における新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン(6月11日付け クラシック音楽公演運営推進協議会作成)

一般社団法人日本クラシック音楽事業協会のホームページ
クラシック公演に特化した公演の再開に向けたガイドラインとロードマップを策定し、クラシック音楽公演を開催する関係者に普及していくこと、ライブ配信の活用策や、新たなるコンサートスタイルの在り方についても協議していく団体。
ガイドライン発表(6月11日付け)※文化庁のサイトからもリンクあり。上記クラシック音楽公演運営推進協議会と同一)
https://www.classic.or.jp/2020/06/blog-post.html

コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト
「クラシック音楽公演運営推進協議会」「一般社団法人日本管打・吹奏楽学会」が中心となって、ヤマハミュージックジャパン、作業環境の専門家、クラシック音楽の演奏会に精通する医療関係者(感染症専門医、感染管理認定看護師含む)らと、感染リスクを抑えながら音楽活動を再開するためのプロジェクト・チームを結成。様々な実験、検証を実施し、結果を発表していく。
https://www.classic.or.jp/2020/06/blog-post_22.html
東京大学保健センター
感染予防の方法など、コロナウィルスについてわかりやすくまとめてあり、現場で方法を考える際の参考になりそう。
国立感染症研究所
「新型コロナウィルスに対する感染管理について」によって医療関係者の感染対策を知ることができる。