2012年のロンドンオリンピック期間中に、ロンドンの都市部が受けたサイバー攻撃の回数は2億回を超えるといわれています。
2012年時点でこれほどの攻撃が行われていたことから、ロンドンよりも経済規模が大きくさらにIT化が進んだ2020年の東京オリンピックではさらなる攻撃がされることが見込まれています。
ところが、その日本のサイバー攻撃に対するセキュリティの基準は、先進国180ヶ国中100位にも満たないということをご存知でしょうか。
様々な分野でIT化が進み、経済活動はもちろん水道や電気や交通といったインフラまでインターネット上で管理されるこの時代に、日本のサイバーセキュリティの基準値を現状のままにしておいてよいはずがありません。
2014年にサイバーセキュリティ法案を可決させた、元衆議院議員の松田学氏が日本のサイバーセキュリティの現状を変革するための試みについて、そして経済界や政界ではまだ理解が浅い仮想通貨についても切り込んでいきます。