2011年、日本では東日本大震災が起き、その状況に心を痛めた世界中の人々に絆の輪が広まり、多くの支援が日本へ届けられました。その中には、過去11年の間に3度の戦争と繰り返される軍事衝突に見舞われているガザ地区に生まれ、平和を知らないガザの子どもたちもいました。震災から1年が経った2012年3月、日本の復興を願い1000人以上の子どもたちがガザで凧を揚げました。凧揚げは日本とガザ共通の文化であり、平和の象徴でもあります。以来毎年3月に東日本大震災で被災された方々を想い、ガザの子どもたちが凧揚げで日本に連帯のメッセージを送り続けています。
「世界難民の日」の6月20日、ガザ・パレスチナの平和を願うメッセージを、福島から送ります。
凧揚げ当日は市外や県外から、またヨルダンやエジプトなど派遣国でボランティア活動をする予定のJICA二本松訓練所の訓練生が参加し、日本語、インドネシア語、アラビア語、英語の凧が空高く上がりました。
福島からガザ・パレスチナへ、このメッセージが届きますように。
楽曲は、宮城県出身の[寒椿-吉野裕毅]さんにガザの平和への想いを制作頂いた『The same syk』です。
福島県福島市(2025年5月24日)2018年 | 1月 釜石・ガザ凧揚げ交流会実行委員会を設立 |
3月 釜石からガザへ、凧揚げでへメッセージ動画を送る |
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ガザでの東日本大震災追悼式で、1000人以上の子どもたちが日本の復興を願い凧を揚げる |
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4月 3年に1度の釜石のお祭りをガザの中学生に紹介 |
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9月 ガザの起業家より、現状を聞く |
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10月 交流会で釜石高校の学園祭の動画を紹介 |
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2019年 | 2月 広島・釜石・東京からガザへ、凧揚げでメッセージ動画を送る |
3月 ガザでの「JAPAN DAY」に釜石・広島からリモートで参加。メッセージ動画が紹介さる |
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ガザでの東日本大震災追悼式で、1000人以上の子どもたちが日本の復興を願い凧を揚げる。 この日、釜石とガザをZOOMでつなぎ、交流会を開催。 |
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2020年 |
2月 ガザの中学生が、釜石から送った鍵盤ハーモニカの練習をスタート |
3月 釜石からガザへ、凧揚げのメッセージ動画を送る。 ガザではJAPAN DAYが開催される。コロナ禍となりZOOMの交流会は中止となる |
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2023年 |
2月 ガザの中学生がJAPAN DAYに向け、鍵盤ハーモニカの練習を再開 |
3月 釜石・南相馬よりガザへ凧揚げでメッセージ動画を送る ガザではJAPAN DAYで鍵盤ハーモニカによる「さくら さくら」の演奏が行われた |
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11月 釜石からガザへ、凧揚げでメッセージ動画を送る |
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12月 宮城県岩沼市からガザへ、光の箱でメッセージを送る |
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2024年 |
1月 釜石からガザへ、凧揚げでメッセージ動画を送る |
9月 せんだいワールドフェスタへ出展 |
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11月 宮城県岩沼市よりパレスチナ・ガザへ、凧揚げでメッセージを送る |
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2025年 |
3月 岩手県釜石市、宮城県仙台市、福島県大熊町、川俣町より、パレスチナ・ガザへ凧揚げでメッセージを送る |
5月 ふくしま手作りマルシェのイベントでガザの平和を願う凧揚げを開催、世界難民の日にメッセージ動画を送る |
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ガザでの東日本大震災追悼式で、1000人以上の子どもたちが日本の復興を願い凧を揚げる |
パレスチナ・ガザ地区 |
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データ | |
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自治政府 | パレスチナ |
面積 | 365km2(福岡よりやや広い) |
人口 | 194万人(パレスチナ難民144万人) |
人口密度 | 3,823 人/km2 |
公用語 | アラビア語 |
失業率 | 40%以上 |
通貨 | イスラエル・シュケル(1シュケル=約31円) |
公用語 | アラビア語 |
パレスチナ・ガザ地区 |
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