ガザで今も続く人道危機

 難民の帰還権を求め、今年3月30日から毎週続くガザでの抗議運動「帰還への大行進」。イスラエルとの境界に集まるガザの人々にイスラエル当局が発砲し、多くの一般市民が死傷しています。
 これまでに子どもや医療従事者、ジャーナリストを含めた135人が死亡、14,000人以上が負傷し、8,000人近くが病院に運び込まれています。

30円でも貴重、資金不足の医療現場

 この状況に、ガザの医療現場はパンク状態です。
 11年続くガザ封鎖によってただでさえ医薬品や設備が不足している中、次から次へと運び込まれる負傷者に、必要な治療ができずにいます。経済状況の悪化で雇用できる医療スタッフも十分でない中、人員や設備を確保できず、やむなく脚を切断せざるを得ない患者もいます。

 JVCの現地駐在員・山村がガザで聞き取りを行ったところ、医療現場はこれまでにない危機的状況に陥っています。専門手術とリハビリテーションに特化したガザのエル=ワファー病院では、止血剤や抗生物質を含む薬が圧倒的に足りておらず、患者が使う人口呼吸器や心電計も不足しています。しかし、資金不足のため必要な量を準備することができません。イスラエルとの境界に近い地域では負傷者が病院にあふれ、治療を待ち続けています。 

 また、どこの病院も余裕がないため、負傷者たちは最低限の治療後にすぐ退院させられてしまいます。封鎖による貧困で日々の食事にも困る中、負傷者を抱えた家庭の状況は困窮を極めています。
 負傷者の自立支援に力を入れているエル=ワファー病院が治療を行えなくなることは、サポートを必要とする多くの人々の生活に悪影響を及ぼしてしまいます。
デモに参加し負傷した大学生
手足を切断した患者も多い
ガザ最大規模の病院もパンク状態

 この医療現場の危機に対し、JVCは緊急支援を開始します。皆様からいただいたご支援を、ガザの病院が必要とする医薬品や医療器具の購入に充てさせていただきます。  
 「いまのガザには、1シェケル(30円)でも貴重だ」と、病院のスタッフは口々に言います。
 傷ついた人々が本来受けるべき治療を提供するため、どうか緊急募金にご協力ください。

医薬品

痛み止めや抗生物質など、
圧倒的に不足している薬の購入が必要です。

人工呼吸器

首や神経等が傷ついた人々には、
人工呼吸器が必要になります。

医療機器

心電計、バイタルサイン測定器など、
患者の記録をとる機器が不足しています。

医療機器

心電計、バイタルサイン測定器など、
患者の記録をとる機器が不足しています。

傷ついた人々に医療を届ける
緊急支援へのご協力をお願いします

皆様のご支援を、JVCから現地の病院・クリニックに届けます。
クレジットカードの場合は、1,000円からご寄付いただけます。
「パレスチナ支援」にチェックを入れてご送信ください。

※原則、皆様のご寄付は今回の緊急支援に充てますが、万が一余った資金は、弊センターが現在実施中の「ガザの子どもの栄養失調予防」に充てられます。

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