新型コロナウイルスによる大学生・大学院生の収入への影響に関するアンケート結果@岡山県

岡山の学生家計調査プロジェクト

【調査目的・経緯】
この度、主に岡山県内の大学・大学院に通う250人に対して、新型コロナウイルスの収入への影響に関する調査を行いました。様々な学生の実態調査が全国的に行われておりますが、岡山県の学生の状況を知るために、岡山県に絞った調査の必要があると考え、実施しました。


【調査概要】
調査対象 岡山県に在住する大学生・大学院生(一部県外学生を含む)
回答数  250名(2020年5月8日現在)
実施期間 2020年4月24日(金)~ 5月8日(金)
調査手法 インターネット調査


【調査結果要約】
全国の傾向と同じく、岡山県の学生の収入にも大きな影響が出ています。
アルバイト先が完全休業で収入がなくなった → 40%
大学に在籍することが困難に学費を支払うことが難しくなった → 25.2%
休業手当の制度を知っている → 20.4%


【調査結果についての注意点】
回答数の多い大学や学年があるなど、調査結果の代表性は明らかにできません。

回答者の属性

アルバイトや授業料に関して

自由回答

「Q.その他、新型コロナウイルスに関連して困っていること、不安なことなどについて教えて下さい」への回答 (計58件中7件選出)
休業手当制度に関する回答

新型コロナウイルスの影響で、減ったアルバイト代の一部をもらうことができる可能性がある制度を詳しく教えてください。学費は何とかなっていますが、それ以外のお金がかなり厳しい状況です。

学業・就活に関する回答
満足のいく授業が受けられないのに学費全額支払いは学生側としては納得いかない。大学側は新システム導入で赤字かもしれないが学生の家庭も赤字なので学生を優先して欲しい。

生活できなくなるわけではないが、アルバイトが全てなくなってしまい、就活にかかる費用等が貯蓄できず困っている。
学業・就活に関する回答
満足のいく授業が受けられないのに学費全額支払いは学生側としては納得いかない。大学側は新システム導入で赤字かもしれないが学生の家庭も赤字なので学生を優先して欲しい。

生活できなくなるわけではないが、アルバイトが全てなくなってしまい、就活にかかる費用等が貯蓄できず困っている。
収入に対しての不安に関する回答

大学院進学のための学費を賄うためにバイトを増やす予定でした。しかし、コロナの影響で採用までに時間がかかり、採用されてもすぐに働けない可能性もある状況で、まだ新しいバイトを始められていません。大学は卒業できますが、大学院の学費入金までにお金を稼げるか不安です。

留学生としてベトナムから日本に来て、奨学金(50%) をもらい、残金は自分でアルバイトで稼いで、今、学費とか生活費など足りなかった

私生活に関する回答

奨学金を借りていると言っても、家賃や公共料金などに消えてしまい、今月末に支払いだが授業料が払える見込みがない。

食費等は自分で支払っているため、収入源がなくて困窮している。

「授業料の支払いが困難」の回答データ整理

アルバイト代減収の影響大

学費を支払うことが困難になったと回答した25%(63名)のうち、「収入が減った」もしくは「無くなった」と回答している学生は87%(55名)で、アルバイト代の減収の影響はやはり大きいと思われます。

学生への経済支援策も必要

学生の経済的支援をいくつかの方策で講じていく必要があると考えます。既存の制度である休業手当などについての学生の認知度について、授業料の支払いが困難になっている学生においては27%(回答者全体は20%)にとどまっており、まだまだ制度の活用が学生アルバイトに及んでいないことも懸念されます。

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お問合せ

岡山の学生家計調査プロジェクト
代表アドレス gakuseisien.okayama@gmail.com
(調査代表者:森分志学 学生代表者:杉田進太朗)