――感染拡大が落ち着く中、需要はどのように変化していますか。
「コロナ禍ではフードデリバリーに対する消費者の考え方が変わったことが成長の後押しとなった。コロナ禍が収束してきても成長は鈍化しておらず、日本でも2023年は前年比で流通総額が2桁の伸びとなる見込みだ」
「特に料理以外のカテゴリーの伸びが大きい。今までは飲食店の料理を配達するだけだったが、今後はあらゆる商品を配達したいと考えている。例えば、『イオンモール』や食品スーパーの『ピーコックストア』、(会員制量販店の)『コストコ』などと提携し、消費者がウーバーを使ってデリバリーする機会を増やしている」
――料理以外はどのような商品の宅配のニーズがありますか。
「今すぐほしいというニーズの他に、水やティッシュペーパーなど運ぶのが大変な物のデリバリーニーズが高いとみている。日本のデリバリー浸透率は世界に比べて低く、消費者にはスーパーなどの店舗で買う物をウーバーで頼むという習慣付けをしていきたい」