アデランスの人工毛(サイバーヘア)。
特徴や開発方法(作り方)などをご紹介!

薄毛に悩んでいると、人毛、人工毛、ミックス…などのかつらやウィッグ選びに迷ってしまいますよね。特に人工毛は人毛と違い「不自然でバレないかな?」「手入れは面倒じゃないかな?」などの悩みを抱えている人は少なくないはず。

そんな人にオススメなのがアデランスの人工毛「サイバーヘア」です。人工毛開発の第一人者として有名なアデランスが、研究・開発してできた“人毛に最も近い”人工毛と評判の製品です。

その特徴や開発方法などをまとめていますので、ぜひ、参考にしてみてください。

人工毛とは!?

普通、人工毛のウィッグやかつらに使用されている毛髪はアクリル系、ポリエステル、ポリアミドなどの化学繊維で作られいているものがほとんどです。

メリットとしては耐久性に優れていて、つけ心地も軽いのでスタイリングしやすいという点と、速乾性があるというのが特徴です。

一方、デメリットとしては熱や静電気に弱いことや、化学繊維独自のテカリがあり不自然に見えるなどが挙げられます。またシャンプーなどの洗剤は専用のものを使用しなければならない、パーマやカラーリングできないなど一定の手間もかかってしまいます。

アデランスの人工毛『バイタルヘア』とは!?

『バイタルヘア』とは、アデランスが誇る最新の人工毛です。

「非常に天然毛に近い人工毛」として知られており、人毛の「濡れるとコシがなくなり、乾くとハリが戻る」と言った髪のハリ・コシやキューティクルなどの特徴を忠実に再現されています。世界24カ国の地域で特許を取得した「自然な見た目」を追求した人工毛です。
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世界24カ国で特許取得の「鞘芯構造」でオシャレもできる!

アデランスの人工毛「バイタルヘア」は水分を吸収すると柔らかくなる「鞘」と、固くて水分の影響を受けにくい「芯」の二重構造でできています。そのため、濡れた時も天然毛髪同様の質感・コシ感を再現。これは世界24カ国での特許を取得しています。

そのため、シャンプー時もドライ時も自毛同様に扱うことができるのも特徴です。

多くの髪色バリエーションも用意されており、ドライヤーの熱にも反応するのでオシャレを充分楽しむこともできる人工毛となっています。

アデランスの人工毛『バイタルヘア』が開発されるまで

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前身は「サイバーヘア」

じつは、アデランスにはサイバーヘアの開発以前に人工毛として登場した製品があります。

それが『サイバーヘア』です。強度、カールの持ちの悪さ、色落ちなど人毛の欠点を補う人工毛として登場しました。その実力は世界的権威「モンディアル コワフュール ボーテ2002」でイノベーション大賞(エキシビショングランプリ)を受賞するほど。

ただし、サイバーヘアには欠点がありました。
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より「人毛」らしさを出すために『2重構造』を採用

人毛らしさを出すために最初は芯にポリエステル、鞘にはナイロンの2重構造を採用。

ところが、ナイロンとポリエステルでは構造そのものが違い、接着性がないため髪色が変わるなど失敗。

その後、芯材に採用したのがセミアロマティックナイロンと呼ばれる半芳香剤ナイロン。鞘部にはサイバーヘアでも採用していたナイロン6を採用。芯部にも特殊なナイロンを配合した結果、人毛に近い“硬さ”と“コシ”を実現したのです。


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なぜ、芯と鞘にナイロンを使用することで『人毛』に近づいた?

かくして、バイタルヘアは人毛に近い人工毛となった。…はいうものの、アデランスも最初から狙って開発できたわけではないようです。

バイタルヘア鞘部に使用されているナイロン6は人毛同様に水分を吸います。しかし配向性が高いため、熱でカールを付けたりすると髪全体が同じ方向に向いてしまうというデメリットがあります。
サイバーヘアはナイロン6でできており、上記のように配向性が高いという性質があるため、不自然な髪の仕上がりになってしまいます。

ところが、バイタルヘア芯部に使用されている半芳香剤ナイロンは、ナイロン6とは逆の性質を持っています。すなわち配向性が低いということです。このように、人毛に近い挙動性が確認できたのは開発後の話しなんだそうです。


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サロン現場の声を吸い上げ、さらなる改良!世に出ている人工毛とは別モノ

ついに開発されたバイタルヘアはサロン現場でも評判に!…とはいかなかったようです。

商品化するとクレームが相次ぎ現場からは「これじゃダメ」「バイタルヘアは危ない」という声もあったようです。

それでも現場からの声を吸い上げ、鞘部の厚みを変えたり、芯部に少量のポリエステルを加えたりとバイタルヘアの改善を継続。

結果、高温でなくてもドライヤーでカールがつくようになったり、シャンプーしても性格を保持するようになり特許を取得。

※ちなみに世の中に出ている人工毛でドライヤーやカールを付けることは絶対にできないみたいです。(アデランスのバイタルヘアのみ)

「人毛」により近づくために…『人工毛』の開発は終わらない

毛は切れやすい、カールがとれやすい、色が落ちやすい。それを強化しようとサイバーヘアが開発されました。

サイバーヘアの張り・コシ不足を解消するために芯鞘2重構造にし、素材も変えてバイタルヘアを開発。
人毛にかなり近い挙動が出たので、もはや人工毛の最終型を開発したのでは!?と思いますが、どうやらそうではないようです。

人工毛のウィッグの多くはハリ・コシのあるポリエステルが主流。近年では固いポリエステルを柔らかくし、人毛に近づけた商品もたくさん出ているようです。競合他社の多くはこのポリエステルから糸にする技術の開発を続けているようです。

アデランスではもちろん、ポリエステルの同行を見ながら、さらに人毛に近い人工毛開発のため「キューティクル」に着眼。

天然の人毛に関するノウハウはどこにもないのが現状ですが、これまでも幾多の困難を乗り越え人工毛の開発をおこなってきたアデランス。今もなおつづくその研究の先には、誰もみたことのない「人工毛」の姿が、いやいつも見ている人毛同様の人工毛が誕生しているのではないでしょうか。