700年前の琉球王朝時代を巡る

かつて15世紀の初めに、久米島をほぼ統治下に治めていた伊敷索(ちなは)一族の城跡を巡ります。ガイドは、島生まれ島育ちのおばあが方言たっぷりに伝えてくれます。

特に「宇江城跡」は、沖縄で一番高い場所にある城跡で、天空の城とも呼ばれ、久米島360度一望できます。全部で4ヶ所の城跡をめぐるプログラムです。

宇江城城址

久米島北部山系の標高約310mの宇江城岳の山頂に築かれたグスク時代の城跡で、沖縄県内のグスクのうち最高所に位置する山城です。


見事に積まれた城壁の眼下には、久米島の田園地帯と大海原が広がり、遠くには久米島の代名詞「はての浜」も!島の全容を一望できる、まさに天空の要塞

具志川城址

久米島の北西海岸に位置し、5世紀初頭に島を制覇していた按司(あじ:領主的豪族)の居城。海岸に面した3面は断崖に囲まれ、石灰岩と安山岩で積まれた積み方に特徴があります。

城址跡から青磁や青花などが出土する為、南海貿易の歴史の一端を彷彿させる貴重な遺跡。

登武那覇園地

宇江城城址よりも、標高は低いものの、遠くにハテの浜まで見渡せる絶景スポット。頂上には巨石が無造作に存在し、どこか別世界に来たような感じがします。まるで手の届きそうな青空や60度の大展望が広がり、渡名喜島・慶良間諸島までも見渡すことができます。