広島県安芸郡熊野町は、江戸時代から伝わるどんな筆でもそろう日本一の筆の都です。日本一の生産地に育てた先人達の労苦に感謝し、ますますの発展を願って、例年、秋分の日に「筆まつり」の祭典を行うようになりました。
1日のみの開催ですが、毎年5万人ほどの来場者でにぎわいます。
神事「筆供養」は、筆づくりのため毛を提供してくれた動物たちへの感謝と供養と、使い古されて役目を終えた筆に対する感謝の気持ちを込めて、毎年何千本もの筆を神聖な火の中に投じます。今年2020年は、86回目の開催を予定していましたが、コロナの影響により開催が中止となりました。多くの人が楽しみにしていたイベントを、何とか実現できないかと有志が集まり熊野バーチャル筆まつり実行委員会を立ち上げて5日間のオンラインでの開催を試みることにしました。