僕たち、中村 アバシ伊沙(酪農学園大学 3年)と高井 翔平(北海道大学 4年)の出会いは北大起業部でした。そこでは学生が中心となり、若者が流出し続ける
北海道をもっと魅力的にしようと新規事業を考えて日々行動に移していました。
実際に会社を興す先輩もいる中で、僕たちは二人とも「食」に対するアプローチを
常々考えていました。中村は農家さんが作る野菜に付加価値をつけるべく、
農作物に対する想いや農家さんの歴史をストーリーとしてまとめて販売する取り組みを行っていました。高井はヨーロッパ放浪中にクラフトビールの奥深さに惚れ込み、
タイの山岳民族の新たな収益源となるオリジナルビールを作る取り組みを行って
いました。そんな中で突如として発生した新型コロナウイルス。
今までの当たり前は崩れ去り、友達と会うことさえもままならない状況に。
人口200万人もいるはずの札幌という街が全く機能していない状況を生まれて初めて
目の当たりにし、今だからこそ学生の自分たちが声を上げてできることはないか、
そう考えて夜な夜な議論を重ねました。そこで僕らは飲食店の支援にフォーカスしました。なぜなら、飲食店をサポートすることで結果的に農家さんの農作物の消費が進むこと、ビールの消費も活性化されると考えたからです。
もちろん、食の宝庫である札幌を一刻も早く取り戻したいという気持ちの現れでもあります。
そんな想いに共感してくれた起業部卒業生の内藤 飛馬(株式会社BIRTH 北海道大学2年)も加わり、3名で急ピッチで活動をしていました。
右写真(上:高井 中:内藤 下:中村)