私は米屋の長女として大阪の南、住吉大社のすぐ近くで生を受けた、根っからの商売人です。
税理士として近畿税理士会に登録して14年目、その前の会計事務所での経験を入れると税理士業務に携わって20年以上が経ちました。これまで多様な業界、様々な規模の個人や、大規模な法人の経営者さんともお付き合いさせていただきました。
「そんなあなたがなぜ今、美容室専門なの?」 という質問を時々受けます。
私が美容室専門税理士を目指すまでには、2つの出会いがありました。
<印象的な2つの出会い>
一つ目は、今から10年くらい前のこと。
以前、勤務していた会計事務所で、複数店舗を展開する美容室経営会社の担当となりました。その会社は、当時、すぐに倒産してもおかしくないほど非常に厳しい経営状態でした。しかし、まだ30代だった女性経営者S社長は何年かの時間をかけ、みごとにその会社を再生させました。
私も、微力ながらS社長のお手伝いをし、企業再生の現場に立ち会い、美容室経営の難しさと面白さを学ぶことができました。
二つ目は、現在も私の顧問先であるトータルビューティーの会社を経営されるM社長との出会いです。
約5年前、1店舗めの美容室を開業されて間もない頃、とある友人の紹介でお付き合いが始まりました。「美容室だけでなく、美容室をコアとして色々な事業をしたい。いずれはアメリカで美容室を開業します!」社長の夢は大きく、お話をうかがうこちらまでワクワクしてきました。
そして、あれから5年。1店舗から始まった個人事業はすぐ法人となりました。まさにM社長の言葉通り、着実に、美容室、美容サロン、飲食へと業種も店舗も拡大されています。
M社長の夢の実現へのサポート役として、私も会社の成長を見守っていけることを、何より嬉しく思っています。
私は、2人の若き経営者が悩みながらも前進していく姿を見て、この「生き残りが難しい」と言われる美容室業界の面白さを実感し、頑張る経営者を応援する美容室専門税理士になることを決意しました。いや、100%失敗しない美容室経営を実現する美容室専門税理士になると決めたのです。
そんなワケで、私は今、美容室専門税理士として活動しています。
だから私は、美容室経営の夢を実現しようとするあなたとご縁を持てたことを、本当に嬉しく思っています。