知らないと損する転職術

転職に成功する人と失敗する人の違い

成功する人は、転職活動を退職前に行う

~失敗する人は、退職してから転職活動を行う~

一見、会社を辞めてから転職活動をスタートした方が落ち着いて活動ができそうに思えますが、実際は仕事を続けながら転職活動をした方が有利になることが多い傾向に。それは、仕事を続けていた方が、追い詰められることがないからです。

会社を辞めて無職となった人には、月々の生活を支えるために雇用保険の失業給付金が支給されます。ですが、現在の制度では、自己都合で退職した場合、3ヶ月間は失業給付金を受け取れず、収入ゼロの状態が続くことになります。加えて、社会保険が国民健康保険と国民年金に切り替わることで毎月の負担が増。転職活動が長期化するほど、貯金がどんどん減ってゆき、焦りから目先の企業への入社を決めようとしがちになります。

その点、働きながら転職活動をしていれば、お金の心配は不要。じっくり時間をかけて、良い求人が出るのを待つこともできます。働いていると面接に行けないのではないか、と不安になりますが、多くの場合、応募した企業に事情を話せば、就業時間後の面接をセッティングしてくれるはずです。

成功する人は、「必ず叶えたい条件」を叶える

~失敗する人は、必ず叶えたいはずのことをなおざりにする~

転職に成功する人は、『最低でもこんな職場は選ばない』という消極的な基準だけでなく、積極的に職場を選ぶための軸となる『必ず叶えたい条件』も明確にすることを怠りません。

転職活動を始めると、あれもこれも、と色んな希望が出てくるもの。その中でも、叶えなければいけない理由がはっきりしているものが、『必ず叶えたい条件』に該当します。

必ず叶えたい条件の例

年収450万円以上(家のローン返済と生活維持のため最低でもこの額が必要)残業月60時間以内(前職では残業が多くて体調を崩してしまったため)IT業界(スキルアップとキャリア形成のため、IT業界がマスト)

必ず叶えたい条件は、一度決めたら転職活動が終わるまで、絶対にブレさせたり、変えたりしないこと。叶えなければいけない理由がある以上、妥協しての転職はあとで自分が後悔するだけです。

ただでさえ求人を探していると、綺麗なオフィスやユニークな福利厚生がある会社など、予想もしていなかった条件に目移りしてしまいがち。次々に現れる魅惑的な求人に気を取られて、転職本来の目的を妥協してしまわないよう、『必ず叶えたい条件』が叶う求人だけを選びましょう。

成功する人は、転職する理由が明確

~失敗する人は、なぜ退職するのか理由が曖昧~

退職理由とは、現職に対する不満の中でも、特に我慢できなかったこと。退職する決意に繋がった事柄です。“自分が何を我慢できないのか”は、転職に成功する人ほどハッキリ理解しています。なぜなら、退職理由は次の職場を選ぶ際の重要な判断基準になるからです。

残業が多いから、経営者と考え方が合わないから、仕事内容に不満があるから、給料が低いから……内容は人それぞれですが、退職理由自体に、良いも悪いもありません。重要なのは、自分が前職の何が不満だったのか、曖昧にしたまま転職活動を始めないことです。職場を変えればつい何でも解決されるような気になってしまいますが、例えば待遇や環境など他の良い点に気を取られ、気付かず前職と同じ不満を持つような職場を選んでしまうことも実際にはよくあることなのです。

効率的に転職活動を進めるだけが、転職成功の道ではありません。自分にとって理想的な職場へ確実に転職するためにも、まずは退職理由を明確にして、『最低でもこんな職場は選ばない』という基準を持っておきましょう。

成功する人は、妥協点を決めている

~失敗する人は、何をあきらめるべきかわかっていない~

叶えたい希望の中には、『必ず叶えたい条件』までは理由がハッキリしていない、なんとなく叶えたい希望もあるでしょう。転職に成功する人は、求人を探し始める前に、それらの希望を『できれば叶えたい条件』と定義して、転職先を選ぶ際の判断基準の一つにしています。

できれば叶えたい条件の例

上場企業プロジェクトリーダーになれる通勤1時間以内

『できれば叶えたい条件』とは、言い換えると、いざというときには『あきらめてもよい条件』です。希望する条件すべてが叶う職場が見つかれば良いですが、そうもいかない場合は何かしら条件をあきらめる必要が出てきます。その際は『できれば叶えたい条件』からあきらめるようにし、『必ず叶えたい条件』は絶対に譲らないことがポイントです。

必ず叶えたい条件

年収450万円以上(家のローン返済と生活維持のため最低でもこの額が必要)残業月60時間以内(前職では残業が多くて体調を崩してしまったため)IT業界(スキルアップとキャリア形成のため、IT専門業界がマスト)

できれば叶えたい条件(=いざというときはあきらめる)

上場企業プロジェクトリーダーのポジション通勤1時間以内

このように、必ず叶えたいmustの条件と、いざというときにはあきらめてもよいbetterの条件をハッキリさせておくだけでも、確実に理想的な転職が実現しやすくなります。

成功する人は、応募企業を1社に絞らない

~失敗する人は、応募する企業を1つに絞りがち~

転職の際、応募する求人は一社に絞るべきではありません。行きたい会社が明確な人ほど、同時に複数の企業に興味は持ちにくいものですが、“本命の会社”がはっきりしているほど、応募企業は二社・三社と増やした方が無難です。

理由は、本命の企業の面接を受ける前に、他の会社で面接に慣れるため。どんなに対話力が優れている人も、初回の面接から本来の自分を出し切れることはまれ。第一志望の企業の面接を受ける前に、まずは面接というものに慣れておくことが肝心です。

また、会社によって合格率は異なるものの、一般的に、最初の関門である書類選考の通過率は25%程度、その後の一次面接通過率も25%程度と言われています。内定の出る確率が決して高くないことを加味しても、できるだけ複数の企業に応募しておいた方が良いでしょう。

成功する人は、面接直前にトイレに寄る

~失敗する人は、ギリギリに到着し、そのまま面接企業の受付に行く~

転職に成功する人は、待ち合わせ時間の30分近く前に、面接会場の近くに到着しています。そしてそのまま企業受付には行かず、少し離れた場所にある、人目に付きにくそうなトイレへ。

理由は、身だしなみの最終チェックを行うためです。

成功する人は、会う人全員を面接官だと思っている

~失敗する人は、面接中だけ気を引き締める~

受付や案内の人、すれ違う社員たち、あるいはビルの1階にいる人々も…。転職に成功する人は、面接会場にいる全ての人を面接官だと思って行動しています。面接中だけでなく、会場に着いてから去るまでの間、ずっと礼儀正しく、にこやかにふるまっているのです。

これは、どんなに面接官の前で完璧に振る舞っていたとしても、面接官以外の人から「さっき面接に来ていた人、受付でとても態度が悪かった」ということが伝わってしまったら、評価は一気に下がってしまうためです。

面接官だけでなく、それ以外の人にも“見られている”という意識を持ち、受付の人には礼儀正しく、すれ違う面接会場の人にも挨拶を、そして面接官を待つ間も姿勢に気をつけておくことが大切です。