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訪問して頂いてありがとうございます。
シュガークラフトは本当に素敵なものです。
私そのもの、と言っても良いかいもしれません。この魅力をたくさんの方に知ってもらいたいという思いが日に日に強くなり、こうして書いています。ここに、私の全ての思いを書きました。

もし、共感してもらえたらとても嬉しいです。
そして、あなたと一緒にシュガークラフトに携われる事と心から願っています。。。



はじめまして。 シュガークラフトで、食べちゃいたいくらい可愛いお菓子を作っている、さとうひろのです。

私は、長年「シュガークラフト」を愛し、一緒に過ごしてきました。 いつも私の生活の中心にありましたし、ある意味人生を変えてきたと言っても良いと思います。

ご存じの通りシュガークラフトとは、19世紀にイギリスのロイヤルウエディングを機に発祥した、 お砂糖でケーキをデコレーションする技術で、イギリスのキャサリン妃の結婚式で見られた豪 華なウエディングケーキが代表的なものですね。 

子供のころから物を作ることが大好きで、大人になってからはいわゆる”習い事オタク”として 様々なモノづくりをしまくっていた私でしたが、そんな中でもシュガークラフトだけはずっと続 いており、趣味を飛び越えてお仕事にもして、今年でなんと25年目になります。

シュガークラフトだけが続いた理由

・シュガークラフトがめちゃくちゃ面白い 
・シュガークラフトがお仕事になった 
・シュガークラフトを通して全国に友人ができた そして、
・シュガークラフトですっごい悩んだ 

我ながらよく25年もやっているなと思うのですが、そんな中で積み上げてきた実績を、少しご 紹介させてください。 

まずは、コンテストの受賞歴。

2001年「第1回シュガーアートコンテスト」(たまごボーロで有名な竹田製菓主催)で第 1 位。 来場者による人気投票でも第 1 位。
2003年「第3回シュガークラフトグランプリ in ジャパン」(明治記念館主催:審査員長に料理 研究家の服部幸雄氏、審査員に辻口博啓さんなど有名パティシエ)で「グランプリ」。

どちらも 200 点以上の作品の中から選ばれ、大きな会場の中で自分の作品に一番がついて いるのを見るのはとても誇らしく、素晴らしい体験でした。
また、グランプリの副賞・イギリスへの往復航空チケットを使って参加した、本場イギリスのシュ ガークラフト協会のコンテストでは、OPEN 部門の「GOLD」を受賞しました。

お仕事としては教室のほか、「シュガークラフトのお菓子」の製造卸販売もしてきました。 

伊勢丹新宿店や名古屋の三越ラシックの地下食品売り場、自由が丘スイーツフォレスト、長崎ハ ウステンボス、雑貨チェーン店 miomio のコレド日本橋店・東京駅エキュート店など、静岡と言 う地方に住む個人の取引相手としては、あり得ないレベルのお店で販売していただくことがで きました。 

伊勢丹新宿店では、販売したミニシュガーケーキが、店頭に並ぶ前から予約が入り、どの商品 も驚くようなスピードで完売。人だかりができていたと聞かされ目が白黒。 
シルバニアファミリーとのコラボでドールケーキを販売したり、スタ●のパンフやポスター用の 作品を作ったり。
1点数十万円になるお仕事もあり、ある意味、夢のあるお仕事になります。

また、あるディズニー映画のキャンペーン用作品製作のオファーもありました。 残念ながら六本木の超有名ケーキ店に負けてしまいましたが、もうちょっとでディズニーのお 仕事をしていたかもなんて、それこそ夢があると思いませんか?

このように、いろいろなことをやってきた結果、今は自分の作るべきものを知り、作りたいも のを楽しく作っていますが、それまでにはすべてが順調だったわけではありませんでした。。。 


私とシュガークラフトとの出会いは本当にたまたまで、訪れたケーキ教室にシュガークラフトの ウエディングケーキが飾ってあったことからでした。
初めて見た繊細で華やかなピンク色のウエディングケーキを見たときの衝撃は、今でも忘れら れません。 

「キレイ!これってなんですかー⁉何で出来ているの?えっ、お砂糖?うっそー‼」 

みたいな感じです。 

すぐに習い始め、その面白さにどんどんハマっていきました。 シュガークラフトは技術が多く、知らないことばかりで、いつも早く次のステップに進みたいと 思っていました。 
そして、例えば美しい夕焼けを見ると、「これをシュガークラフトで表現するにはどうしたらい いだろう」とか、いつもそんなことばかりを考えていました。 

最初の関門は、自分の表現したいものと技術の差を埋めることにありました。 作った作品は、誰かに見せると必ず「これがお砂糖で出来ているの?すごーい!」って、驚いて もらえました。
自分の作品で人に喜んでもらうことが、こんなに嬉しいものなのだと知りました。 とは言え、時間にも費用にも制限はありましたし、習ったからと言ってなんでもすぐに作れる わけではなく、思い通りにならないことはしょっちゅうでした。

例えば、ケーキの表面にシワが寄ってしまうとか、バラの成形がうまくいかずイマイチなバラに なったりとか、いろいろありました。 

当時の先生からは、「象の足みたいにシワシワのケーキになっちゃったわねぇ」とか、「私が教え ているのに、どうしてバラがボタンになっちゃうのぉ?」とか言われてしまい、そのたびにがっ くり落ち込んでいました。

思えば当時はインターネットなんてありませんでしたので、触れることのできるシュガークラフ トの情報は、お教室の先生からと、当時出版されていた日本人の書いたシュガークラフトの本 が3冊。

毎日のように本を開き、研究し、練習をしていましたが、それでもなかなか上達も問題 解決もしませんでした。 

なかなか突破口が見つけられずにいた私に、イギリスのシュガークラフト協会主催のコンテスト の見学に、現地での講習会が付いているツアーへ参加する機会が訪れました。 
コンテスト会場では、数えきれないほどのシュガークラフト作品の数々に触れて大興奮。 
販売コーナーでも、これまた見たことのない種類の専用器具に興奮して、文字通り会場を飛び 回りました。 

そして3日間のワークショップを受けたアリソン先生との出会いが、コンテストを上回る衝撃で した。 アリソン先生はボタニカルアーティスト・画家でもありましたので、作品の持つ世界観とレベル の違いにビックリ仰天しました。 
それまでの私が知っていたシュガークラフトと言えばいわゆるウエディングケーキで、きらびや かで華やかなものばかりだったのですが、アリソン先生の作品は、自然に咲く野草や昆虫、魚 などがモチーフになっていて、ある作品はなんとケーキの中に蓮の花の池があり、その中で優 雅に鯉が泳いでいるのでした。

「これは本当に美しい!」 

心からそう思い、今までとは違った感動を覚えました。 
シュガークラフトはまさにアートなんだ、もっと自由に作ることが出来るんだ!と強い驚きとワ クワクを感じたのを覚えています。

そして、アリソン先生の講習を受けている中で、もうひとつの気づきがありました。 

「あれ?このペースト、いつもより作りやすい上に、上手に作れるぞ。」

いつも私を悩ませていた表面のシワシワはできず、いつもより難しいことをしているのに意外 なほど思い通りになってくれるのです。 

そうなのです。使っているシュガーペーストが違ったのです。 そうか、うまくいかない原因はそこにもあったかー! 

私はイギリスに行って、本当に目から鱗がボロボロ落ちて、目の前がパーっと開けていくのを 感じたのでした。

帰国後しばらくして、東京でイギリス人の世界的シュガークラフトアーティスト、ニコラス・ロッ ジ氏がスクールを開いたという情報が入り、半年待ちしてようやく入ることが出来ました。 

初めてのニコラス先生の授業では、まず懸案だったシュガーペーストの使い心地に感動し、先 生の高度なテクニックに感動し、おまけに決して威張らない、どんな時も明るくて親切な人間 性に触れ、世界で活躍する一流の人ってこういう所まで違うのだー!とまたまた感動し、感動 だらけの2日間でした。 

興奮しすぎたのか、帰りの中央線の中で瞼がピクピク動いて困ったのを覚えています。 こうして私はようやく、納得できる学びの場を得られたのでした。 そして全国に共通の趣味や目標を持つ友人を作る事もでき、それも私の一生の財産になって います。 


そうこうするうちに、企業主催の大きなシュガークラフトのコンテストが複数開かれるようにな り、私もコンテストに挑戦してみることになりました。 そのことでまた新たな問題に直面することになります。 
ひとりで一から作品を作り上げることの難しさです。 こう作りたいとイメージしてデザインし作り始めますが、平面で構想したデザインを立体にした ときのバランスの悪さに愕然としたり、そもそもこれを表現する技法はこれで良いかさえも自 信がなく、作品作りはイメージをそのまま形にできない自分の技量との闘いでした。 スクールでは先生の見本に従ってその技術を勉強していたので、思えば、デザインから作り上 げるということを学んだことはなかったですし、学べるところもなかったのです。

持っている技術と知識を総動員しながらも、誰かここをどうしたらいいか、それだけを教えて くれないかなーと何度思ったかしれません。

そんなひとりでの闘いの末、挑戦3年目にして一番大きなコンテストでグランプリを受賞、日本 一になることができました。 
それはそれまでの作品作りの試行錯誤の集大成で、デザインも技術もほぼ思った通りに表現す ることができた作品でした。 
表彰式で受賞のコメントを求められ、「好きなものを好きなように作れた作品で受賞できて嬉 しいです」みたいなことを言ったと記憶しています。 

随分、呑気な発言に聞こえたかもしれませんが、私にしてみれば本当にその通りだったのです。 もし受賞していなかったとしても、仕上げられたことへの達成感は変わらなかったと思います し、自分のやってきたことへの手ごたえと自信を得た作品になりました。 
そうやって、趣味から始まったシュガークラフトは、コンテスト出品を経て次第にこれで仕事を したいと思うようになり、新居への引っ越しを機に実際にスタートすることになりました。 

「シュガークラフトのお菓子」の製造販売は、主にネットで作品を見つけたというバイヤーさん 達から連絡をいただき、早い時期から販売先に恵まれましたが、作る事以外は素人でしたので、 またもや試行錯誤の連続になりました。
短時間での大量生産や衛生管理、包装など、今までは必要がなかったことへの対応がありまし たし、配送中や販売中の破損など、思いがけないトラブルが起こることもありました。

そして商品デザインとはそれまでの作品製作とは別世界。 賞味期限と納期とコストと言う3大テーマは、それはそれまでの作品作り、時間を惜しまず納得 いくまで突き詰めてきたこととは正反対の作業でした。 そしてとにかく作りまくった。

使いすぎて今でも痛む右手と言う代償は支払うことになりましたが、この経験は「シュガークラ フト製造販売のノウハウ」と言う人に伝えられる貴重な財産となっていますし、シュガークラフ トに対して別の視点を持てることにもなりました。 

そして対応能力も格段に上がり、それはオーダー作品の製作にも生きています。 突貫工事や急な訂正は対応可で問題なし、打合せでアイデアを次々と提案したら値段が倍にな ったという嬉しいこともありました。

さて、人には「作風」や「得意分野」があると思いますが、私の場合の作風は「可愛い」で、得意分 野は「お人形・シュガードール」です。 

「可愛い~!」は見る人のテンションを上げる、選んでもらえる要素ですし、シュガードールはシ ュガークラフトの必須アイテムではありませんが、作品にストーリー性を生み、世界観を決定づ ける重要なアイテムです。

コンテストで入賞した作品も、最初の1点を除いてすべてにシュガードールを使ってきました。
作品を見て、美しいとか、凄いとかだけではなくて、その人の心の中に何か懐かしい思い出が 蘇ったり、美しいストーリーが浮かんできていつまでも眺めて楽しみたい、そんな世界観のあ る作品を作り上げたかったからで、それには「可愛い」と目を引くシュガードールはとても有効 でした。

そう言う思いで作られた私の可愛いシュガードールたちは、もうひとつのお仕事、「シュガーク ラフト教室」にも、北は山形から南は熊本まで、日本全国から生徒さんを呼び寄せてくれました。

遠くから通って来る人達は、全てシュガークラフトの先生かコンテスト出品などを目指す経験 者で、そういう人達が習いたいと希望するのは、必ずシュガードールや「形」が変わっていて特 徴のある作品でした。 

イベントなどで招かれて講習する時も、依頼される内容はほぼ間違いなくシュガードールです し、愛知と三重の製菓専門学校にもシュガークラフトの非常勤講師として招かれて今年で10 年目になりますが、それもコンテストのシュガードールの作品がきっかけになっています。 

私は「可愛い」作風とシュガードールによる「ストーリー性のある世界観」を持つことにより、自 分自身が満足するだけではなく、仕事との出会いも引き寄せることができたと思っています。 


さて、ここで突然ですが、シュガークラフトの中には一体何が入っているでしょうか? はい、シュガークラフトをやっている人ならば常識中の常識ですね。 

答えは、じゃーん。「発泡スチロール」

でも、シュガークラフトを知らない人にそれを言ったとき、「なぜ?」って言われたことありませ んか? もちろん、本来のシュガークラフトの中身は「フルーツケーキ」ですが、製作時間がかかることや、 コスト、保存期間などの理由で、ウエディングなど絶対に食べるという事が決まっている時以 外は、代用品としてケーキ形の発泡スチロールを使うことが常識なのです。

とは言え、発泡スチロールと分かった時の、「なぜ?」と言うちょっとガッカリしたよう顔を見る たびに、いつも私は何か別の方法がないのだろうか?と思い、何かこうモヤモヤするものがあ りました。 

でもそんな画期的な発明を自分が出来る訳もないので、そのモヤモヤはずっと見て見ぬふり をしていたのでした。

しかーし、ある日、以前から使っていたよくある食材を使っていた時、突然気づいたのです。 「あら?これを部分的に使うのではなくて全部にしたら、全部食べられる作品になるのじゃな ーいー!?」

そしてその通りでした。 別に発明しなくても、そういう使い方をすればよかっただけなのでした。 そして、まだまだ素敵な発見は続きました。

 スチロールと同じように、長期間飾って楽しめる(現在保管 3 年目、記録更新中)

 身近な食材でかなり簡単に作れて低コスト  フルーツケーキのようにお酒を使う必要がないので子供も食べられる 

その上、シュガークラフトあるあるの「作品の置き場所に困るのよね問題」まで解決できました。 増え続ける作品に家族に肩身が狭くなる、とは言えあんなに頑張って、それもお金をかけて作 った作品ですから、それを処分するときのあのココロの痛み!とてもとても生ごみと一緒にな んて出きませんよね。 

でも、中身が食べられるのなら、捨てなくても食べればなくなっちゃいます。 食べられるから、お友達にプレゼントしても喜ばれちゃいます。 喜ばれた上になくなります。 20年来のモヤモヤが一気に解決して、お釣りがくるくらいでした。 

そして、私にとって一番の発見は、その食材は「形が自由に作れた」ことでした。 

「これで作品がもっと自由に作れる~!」 

これは私にとってはもう素敵すぎるプレゼントでした。 
私はもともとケーキの形を変えて作品を作ることが多かったのですが、それまでの発泡スチロ ールにしてもフルーツケーキにしても、「作れる形」には限界と制約があったのです。 それがもう存在せず、どんな形でも可能になったのでした。 「自由な形」に作れるこの方法は、私にとって「可愛い」作品を作る事に最適なものでした。

それを使って、色々な形、クマやワンコ、人形、家など、全部食べられる作品を作ってみました。 それを見た人達は、

「お砂糖とは思えない!えっ、全部食べられる?すごいねー!」

とビックリ してくれました。 なんだかシュガークラフトを作り始めた頃のワクワクを思い出してきました。
何もかも作ってみたかったスタートから、色々なステップでひとり悪戦苦闘してきたような気 もしますが、裏返せば好きなことに熱中していただけですべてが楽しく学びでした。

シュガークラフトは私にいろいろな経験をさせ、いろいろな場所へ行かせて、いろいろな人に 会わせて、世界を大きく広げてくれました。 そうでなくては25年も続くわけはないのですから。 

その中で培った「可愛い」・「人形」・「食品」と言う私のパーツで、それらが全てぴったり納まる 「全部食べられる可愛いお菓子」を作れる方法が手の中に入ってきました。

<全部食べられて自由な形に作れる方法×「可愛い」を作り出す技術> 

これが私の辿り着いた、私のシュガークラフトの形です。 いまは「可愛い」を技術として、感覚ではなく再現性を持たせて誰でも作れるようにしてみよう と体系化しています。 シュガードールを一度でも作ったことのある人ならお分かりになると思いますが、可愛く作る のって意外にできないですよね? 

それが体系化できていれば、自分一人で悩みながらではなく、正解を知って最短距離でそこに 近づけるように練習が出来ます。 

そう言う方法こそ、かつての私があったらいいな~と求めていたものだからです。 そしてもう一つ。 体系化によって誰の作品も同じになる、ということはないと思います。 

例えば顔は、正解を知って皆が同じように作ったとしても、同じにはならず必ず個性が出ます。 例えるなら筆跡みたいなもので、これも大勢の人に教えてきた経験からの気づきです。
同じ方法でもその人なりの可愛さ、世界観を持ってもらえると思うと、少しワクワクしちゃいま す。 

いろいろな人の世界観で作られる「全部食べられる可愛いお菓子」は、いままでのシュガークラ フト、豪華で特別な日のイメージ、いやイメージどころか見たこともない人も多かったものから、 可愛さで愛され、気軽に作ったり贈ったりできて、その場にいる人達の心をぱっと明るく盛り 上げることができるお菓子、そんな風になったらいいなと思っています。 

最後に、関西で長年シュガークラフト教室を開いてきた方が、私からシュガードールを習った後 にいただいた感想をご紹介します。 

「毎年シュガークラフトの展示会を開いているけれど、今年の展示会は雰囲気が全然違うと好 評でした。家族にも静岡まで行った甲斐があったねと褒められて本当に嬉しかったです。」 

こんな風に言っていただけました。 これはまだ小さなシュガードールだけ教えていた頃のことでした。 

全部が食べられる、食べちゃいたいくらい可愛いお菓子になったらどんな風に変わるのかな ~。 これからがとても楽しみです。