輸出入貿易の手引きと
  著者プロフィール


編纂
  島根県松江市在住 榎本 泰明
  AIBA認定貿易アドバイザー

    貿易勉強会で使用する教材の目次

オンライン貿易勉強会はコチラhttps://peraichi.com/landing_pages/view/enomoto106

この教材は、大きく分けて、

第一章 海外取引の基礎
第二章 貿易実務
   (市場調査から契約締結まで)     
第三章 貿易実務(契約の実行)
第四章 英文ビジネス文書
に分かれ、

各章で、具体的な項目について学習して行きます。

以下、数例を見てみます。

第一章 第1部 1  海外取引形態

上の図は、第一章 第1部 1  海外取引形態で
海外と取引する場合の3つ形態を示しています
つまり、
A. 日本に居て商品を輸出入する、
B. 海外で生産、販売する、そして
C. 今盛んに行われているネット取引
です。
これらの形態を通じて、
海外と取引することになります。

貿易実務の流れ

例えば、物品を日本国内から輸出する場合について、具体的にどのようなステップを踏んで行われるか見てみます。

 最初に何から始め、そしてうまく商談が成立したら、
どのように契約商品を届け、代金を回収するのか、
そのステップは次のようになります。

 貿易(輸出)推進のための基本の基本としての3つの流れ(3つ のプロセス)を示しています。 まずは 

1. 取引成立プロセス: 
  自社の製品販売に適した市場を調査し、取引先を
  探す流れです
2. 物流プロセス  :
  契約製品を出荷し、契約した取引先に届ける流れ
 です。
3. 決済プロセス   : 
  輸出代金を回収する流れです。 
以上1回の取引では、この3つのプロセスで完結します。 

その後は取引先との協議を重ねながら、継続した取引に
つなげ、上記プロセスが繰り返されます。

貿易取引のリスクとその対応

1. 皆さんは、海外と取引するとどんなリスクがあるん
 だろうか、そして、そのリスクにはどのような対応が
 できるのかなあと、思ったことはありませんか。

2. 海外と取引する場合、国内取引とは異なる事情が
 あります。
  一般的なこととして、次のようなことがが考えられ
 ます。
 ① 国により言語、制度、商習慣、政治・経済事情が
  異なる

 ② 取引通貨が異なる
 ③ 取引相手が見えづらく、調査しにくい 
  〔企業の信用リスク〕

 ④ 商品の受け取りと代金の支払いに時間差が生じる
 ⑤ 輸送距離が長く、時間がかかる 
  〔貨物の損害リスク〕

 ⑥ 貿易には通関がある

3. このような特殊事情から、そこにリスクが生じます。
  そこで、過去の貿易業者は、このリスクを最小限に
 するためにいろいろな工夫や対策を行ってきました。
  現在では、それが商慣習となっております。

4. まず、① 国により言語、制度、商習慣、政治・
 経済事情が異なる点
ですが、言語、制度、商習慣が
 違うと意思疎通に戸惑うことが多くなります。
  その場合、合意した内容を書面にし、書面でお互
 確認しておけば、後で言った言わないの誤解を避ける
 ことができます。契約書の締結です。

5. また、②の取引通貨の問題です。 
  日本円で決済できれば問題ありませんが、契約上
 ドルで決済する場合は、企業ではコントロール
 できない外国為替変動リスクにさらされます。  
  契約時点では利益が確定していても、決済時点で
 為替相場が変動し、思わぬ損失が出たりします。 
  対策として一番良いのは、契約上円決済とする
 ことですが、相手のあることですからそうもいかない
 場合には、契約時点で為替予約をし、利益を確定する
 方法もあります。

8. このように、リスクがあっても、対策を講じておく
 ことにより、リスクを最小限にすることができます。

市場調査と取引先の選定方法

     これは、私の輸出ガイドブックに乗せております
 市場調査と取引先の選定をどのように進めていくかに
 ついて整理したものの一部です。

1. 左側に市場調査から取引交渉までの基本的流れを
 示しています。
  市場調査とは自社の商品を販売するための適切な国
 やパートナーを探す作業です。
   昨今は、色々な調査はインターネットを通じて
 行われておりますが、
  貿易関係については、独立行政法人ジェトロが膨大
 な情報を提供しております。まず、ジェトロのホーム
 ページから調査されてはいかがでしょうか。
 ・ジェトロ 「国・地域別情報」
  各国ごとの基礎デー夕、統計、貿易為替制度、
 投資制度や調査レポートなどの閲覧
 はコチラhttps://www.jetro.go.jp/world/

ジェトロ「引き合い案件データベースTTPP
  「国内外企業が登録した約3万6,000件の商品・
 部品の輸出入などのビジネ案件を無料で検索、閲覧
 できる」はhttps://www.jetro.go.jp/ttppoas/indexj.html

2. そして、自社商品を販売するための取引条件を交渉
 します。
  商品輸出における基本的打ち合わせ取引条件は
 品質、数量、価格、受渡、決済、保険の6条件です。

以上、貿易勉強会では、このように、貿易に関する
学習項目を丁寧に説明し、学習していくことになります。

榎本のプロフィール

北海道大学大学院 農学修士(農業機械専攻) 

1975年、島根の農機総合メーカーに就職し、技術職を約6年務めた後、以降20年、海外向けサービスエンジニアー、通算4年の米国駐在、部品の海外調達、商品企画などを務めました。 

2002年に独立し、貿易に関するビジネス文書・契約書を通信教育で学習・研究し、フリーランス翻訳者となりました。                                    
同時に貿易実務・マーケティングの学習・研究を進めて参りました。 

2015年より、AIBA認定貿易アドバイザーとして活動しており、
現在、出雲の飲料事業者の顧問を務めさせて頂いております。

榎本 泰明
690-2102
島根県松江市八雲町東岩坂3441-54
TEL:0852-54-2744
Email:ye.yakumo101@gmail.com

AIBA認定貿易アドバーザーとは

AIBA貿易アドバーザー協会とは
https://trade-advisers.com/


2020年度AIBA認定貿易アドバイザー試験

事前試験対策セミナーのスナップショット


このスナップ写真は、
2020年10月2日大阪で開催された事前試験対策セミナーで
筆者が外国代金決済・為替分野で講師を務めたときのものです。

本年はコロナ禍の中、密を避けるため、人と人との距離をできるだけ取って開催されました。


まとめ

 以上は、テキストの数例を紹介したものですが、
この他に、貿易実務で知っておいて頂きたい項目、自社のポジションを整理して、適切な販売戦略を立案するマーケティング戦略
海外とのコミュニケーションで必要なビジネスレターの書き方、
取引相手と合意内容を整理する英文契約書の作成、など
各項目について具体的に学習して行きます。